テーマ:鉄道(22104)
カテゴリ:トラフィーの「鉄」なNEWS
道路との踏切事故の防止と駅前地域の活性化を目的にした鉄道の高架化事業は遅遅としたスピードですが徐徐に進んでいます。しかし、静岡県の沼津駅は住民が高架化計画に反対しており、徳島駅は工事費を巡って計画が暗礁に乗り上げていて一向に進んでいません。
沼津駅の高架化計画はもう10年以上前からありましたが付近の商店街の住民が「高架化によって人の流れが変わって売上げが減ってしまうと死活問題だ。」ということで高架化に激しく反対をしており用地の買収もできない状態です。反対住民にとっては「高架化で人の流れがよくなってしまうと近くの店で買わなくなる。むしろ鉄道で不便なままのほうがいい。」という考えもあるのです。道路ができて妙に便利になると町の中心部が寂れるということは沼津だけに限りません。それと駅前商店街がさびれてきたのは鉄道が地域交通の主役ではなくなったことを意味しているともいえます。 徳島駅の高架化では県が徳島駅の北側にある徳島運転区(2.7ヘクタール)を移転する方針を決めJR四国も同意したとのことです。これは徳島駅周辺のまちづくり計画も絡んでおり県、徳島市、JR四国とで費用分担などを今後協議することになっています。しかし、高架化事業とまちづくり事業を含めると事業費は750億円にもなるとされ、財政の厳しい徳島県、徳島市、JR四国としては「これだけの大きいプロジェクトを進めていいものか検討しないと。事業規模の縮小も考える。」と述べているとのことです。鉄道の高架化事業というのも簡単には出来ないんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.03 12:36:14
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