トラフイー南　通の「鉄」分NEWS

[トラフィーの「鉄」なNEWS] カテゴリの記事

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• よかったねボイラー空だきのD51、10月3日復帰

  しばらくぶりです。昨年の12月、ボイラーを空焚きして修繕に入っていたJR東日本唯一の営業用SLであるD51498の修繕が、1年ほどかかるという当初の予定より2ヶ月ほど早く10月3日から営業運転に復帰することになったと発表JR東日本が発表しました。また、昨日修繕の進み具合を報道陣に公開しました。新聞等などによると当初修繕の期間を左右するといわれた心臓部のボイラーを修繕というより新製したため修繕期間が短くなったとのことです。とにかくD51の雄姿がまたJR東日本線の特に磐越西線の「SLばんえつ号」で再び見られるのはうれしいことです。今度は空焚きしないよう気をつけてほしいものです。　

  2009.08.27

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• 祝　京成電鉄創立100年

  しばらくぶりです。さて、今日6月30日は100年前東京で現在の京成電鉄の前身「京成電気軌道株式会社」の設立総会が開かれた日です。京成電軌は社名の通り「東京と成田」を結ぶ目的で最初、押上から線路を延ばし途中の江戸川橋梁は鉄道連隊の手で架けられ船橋まで開通しますが船橋から先は一転して現在の千葉線を建設してその後成田まで開業します。その後都心乗り入れを巡って東武鉄道と浅草乗り入れで疑獄事件をまでおこすという暴れん坊ぶりを発揮したのは戦前のことです。戦後も現在の都営浅草線との相互乗り入れや成田空港線の建設などを手がけましたが不動産事業の失敗から多額の赤字を抱えて「倒産寸前」とまでいわれた時期があったのです。現在は会社再建もなり筆頭株主に外資ファンドが座って再び「攻め」の姿勢を見せ始めました。その象徴的なのが「成田新高速鉄道」の建設です。最高速度160キロ、日暮里～空港第2ビル間を最短36分で結ぶという大胆な構想。新型スカイライナーは山本寛斎がデザインするという話題の車両です。対抗するJR東日本も新型「NEX」投入で迎え撃つ姿勢で2010年度開通の「成田空港アクセス」を巡るバトルが楽しみです。さて、2世紀目を迎える京成電鉄、成田新高速鉄道を目玉にまた新たな発展を期待したいです。

  2009.06.30

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• あなたの予想は当たりましたか?　2009年ブルーリボン賞は小田急60000型「MSE」に

  昨日の夕方、ネットのニュース速報で鉄道友の会恒例の会員が投票で選ぶ昨年登場した最優秀車両に贈られる「ブルーリボン賞」に「地下鉄千代田線乗入れ用特急ロマンスカー小田急60000型が選ばれた。」の報に私は「やっぱりな。」と感じました。地下鉄線に乗り入れる特急ロマンスカーというアイディアを具体化した小田急電鉄の「先進性」もさることながらフェルメールブルーという明るい車体色にレッドのアクセントのラインは地下鉄線内ばかりか地上でもいやがうえでも目立つ車両に仕上げたところは「さすが、歴代のロマンスカーがブルーリボン賞になる小田急の底力だ。」というところでしょう。あの精悍な前面は来年度成田新高速鉄道経由になって都心と成田空港を最短36分で結ぶ予定の京成新型「スカイライナー」の原型になっているのは間違いありません。今後は「VSE」とともに小田急ロマンスカーのイメージリーダーになってほしいところです。ブルーリボン賞とともに選ばれた「ローレル賞」には豊橋鉄道の新型低床型路面電車「T1000形」と京阪電鉄の中之島線に乗入れる快速急行用「3000系」が選ばれました。豊橋鉄道のT1000型は1067ミリ軌間の同線で純国産の部品で前面低床電車を実現したことが評価されたとのことですし、京阪の3000系は快速急行の運用につくため座席を2＋1のクロスシートにして特急に次ぐ優等列車のイメージとある程度の通勤需要にもこたえられる柔軟性ある車両作りが評価されたのでしょう。さて、あなたの事前予想は当たりましたか?

  2009.06.16

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• 問題山積の中地下鉄副都心線開業1周年

  ひさびさの投稿です。昨日6月14日は東京メトロ副都心線が開業して1周年の日でした。鳴り物入りで開業を祝い、沿線の活性化と並行するJR山手線の混雑緩和が期待された副都心でしたが、開業当日からダイヤが乱れその後4日連続ダイヤが混乱するという「不名誉」な開業で鉄道ファンばかりでなく一般の利用客の期待を裏切りました。ダイヤが乱れる原因として副都心線に乗り入れている西武、東武の車両を乗り入れのためにATOを取り付けたりホームドアに対応するために「列車定位置停止装置」TASCを取り付ける改造をしたのですが開業までに試運転を行う時間が不足していて実際に開業してから想定していないような利用客の動きに対応できなかったのではないかとも考えられていましたし、開業にあわせて副都心線、有楽町線内で通過運転を行うようにしたのですが両線が接続する小竹向原駅で乗り入れてくる列車の種別が変わるような複雑なダイヤになったことによる混乱もあったようです。特に西武の乗り入れ車6000系の車両不具合によるダイヤ乱れがけっこう見受けられてました。このような混乱を是正するダイヤ修正が昨年11月に行われ有楽町の通過運転列車の本数は大幅に減りました。ダイヤ修正からも6ヶ月たちましたが相変わらずダイヤの乱れが目立つそうです。開業から1年がたち落ち着いてきたかと思われた地下鉄副都心線、またまだダイヤ乱れが続くのはどうも路線のシステムに問題があるようです。はやく期待通りの活躍をしてほしいものです。

  2009.06.15

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• ことしの「ブルーリボン賞」はなにが受賞する?

  鉄道趣味の方ばかりでなく新聞の記事でも紹介される鉄道友の会の重要行事「ブルーリボン賞」の会員投票が始まりました。「ブルーリボン賞」は前年の1月1日から12月31日までに営業運転を始めた新型車から最も優れた車両を鉄道友の会の会員が投票で選定しますが、去年登場した話題の新型車というと西武鉄道の30000系「スマイルトレイン」や小田急電鉄ロマンスカー60000形「MSE」、東急電鉄6000系(大井町線急行用)、神戸電鉄6000系などですが、さて、実際のブルーリボン賞を受賞するのはどの車両でしょうか。小田急ロマンスカーは初代3000系が第1回のブルーリボン賞を受賞して以来「EXE」を除いて受賞しています。いままでの特急ロマンスカーとは一味違うデザインや塗色や地下鉄線に乗り入れる斬新性から見ても今年のブルーリボン賞の最本命でしょう。目を引く塗食というと東急6000系も外せません。オレンジから赤へのグラデーションや弓型に曲がったオレンジのアクセントは東急の電車イメージから一変させたカラーリングでこの車両も投票数が多いかもしれません。ただ、全面がJR233系に似ているのが気になりますが・・・投票結果とブルーリボン賞とローレル賞は6月下旬にも決まります。どの車両が受賞するの興味がつきません。　このブログですが事情により「不定期投稿」になります。お読みになられているプロガーの方には申し訳ありません。ご了承ください。

  2009.05.07

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• 北陸鉄道石川線の一部廃止問題で存続に向けて協議会設立を要望

  北陸鉄道石川線鶴来～加賀一の宮間の廃止問題で住民らが路線存続のための法定協議会の設立を求める要望書を角光白山市長に提出しました。しかし、角市長は「存続となれば市が相当の金額を負担しなくてはならず、バスの方がいいのでは。」と協議会の設立に否定的でした。存続の要望書では「新幹線の金沢開通を考えれば、石川線の地域貢献度はこれまで以上に高くなり、環境面でも見直されている。」と主張し、通学客増や白山神社を通じた観光客増加を提案しています。白山市は当初、廃止は最善策でないと北陸鉄道を批判していましたが、いざ存続となれば地元自治体も援助をしなくてはならないので「廃止は反対だが負担はしたくない。」という現実的本音が出たようです。いま各地ローカル鉄道はどこも同じような存続が問題になりつつあります。しかし存続となれば経済的負担が絡みますので、最終的には廃止やむ無しになってしまうようです。鉄道存続のためにみんなでもう少し知恵を出し合いたいものです。

  2009.05.05

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• 松本零士さん西武の「銀河鉄道999」キャラクター電車の名誉車掌に

  西武池袋線で走っている3000系3011Fに「銀河鉄道999」のキャラクター「メーテル」に「車掌さん」をあしらい側面には主人公の「星野哲郎」も登場する「ラッピング電車」の「名誉車掌」に原作者で漫画家の松本零士さんが5月1日就任し、車掌の衣装を着て豊島園～池袋間の車掌を務めました。列車では「池袋で終わらずにアンドロメダまで行ってしまうかもしれませんので・・・。」と案内放送をして大喜びしていたそうです。池袋に到着後、折り返し「飯能行き」となった同電車を池袋で見送った松本さんは「999は西武線の電車に乗りながらいろいろ構想を練って描いたので夢を見ているよう。」と語り、「今度は自分の作品である「男おいどん」や「エメラルダス」を電車に描いてみたい。」と夢を膨らませていたそうです。この企画は「アニメの街」として沿線の「大泉学園」駅に「銀河鉄道999」の「車掌さん」の像が出来たことから西武鉄道がラッピング電車を走らせることにしたようです。今後、「銀河鉄道999」電車に乗った、ということが「乗り」鉄仲間のステータスになるでしょう。早く乗ってみたいものです。

  2009.05.03

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• 成田新高速鉄道の新駅名「成田湯川」に決定

  2010年度開業を目指す成田新高速鉄道を整備している成田高速鉄道アクセスは先月28日、新線内に設置する仮称「成田ニュータウン北」駅を「成田湯川」駅にすることに決めました。新設される駅は印旛日本医大駅から8.4キロ、空港第2ビル駅から9.7キロに位置しており、千葉県成田市内でなじみ深い地元の地名の「湯川」に国内外で知名度が高い「成田」を冠して「成田湯川」に決定したようです。駅は高架駅でエレベーター3基、エスカレーター6基を設置してバリアフリーを考慮しています。ホームは相対式で8両編成に対応している2面4線で中2線は通過線となります。同社によると建築工事は躯体工事はすでに終了しているとのことでこの秋には外観が完成するとのことです。仮称の駅名のように成田ニュータウンの北の玄関としての機能も備える「成田湯川」駅。将来は高架下などに店舗などができて「生活の拠点」としても活躍する駅として期待されるでしょう。成田空港への鉄道アクセスもこの成田新高速鉄道を経由する京成の「新型スカイライナー」にこの前試運転開始が報じられたJR東日本の「新型成田エクスプレス」成田空港への鉄道アクセス競争は第2世代車両のバトルに移ります。

  2009.05.01

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• あなたは持ってる?「貨物時刻表」。今ひそかなブーム

  鉄道ファンのすそ野が広がって専門性を追求するマニアが増えたおかげでしょうか。最近は旅客列車の時刻表ばかりか貨物列車の「時刻表」が静かなブームになっているとのことです。「貨物時刻表」は年1回ダイヤ改正時に社団法人「鉄道貨物協会」が発行しているもので、運行時刻だけでなく、コンテナ取扱駅や機関車の運用や配置までか書かれているという貨物列車の専門雑誌の性格を持っています。これまでは荷主や配送業者が読者でしたが機関車の運用が描かれていることから「カマ」鉄のファンの間でお気に入りの機関車を撮るため運行状況を調べるための参考に読まれるようになったようです。値段は2400円と一般の時刻表より高いですが今年は5年前の3倍近い売れ行きだそうです。この時刻表を買っていく購買層も小学生からお年寄りのベテランファンまで広がっているといい鉄道ファンのすそ野が広がったことを意味しており相次ぐブルートレインの廃止などで鉄道への関心が高まっているようです。機関車好きの「カマ」鉄には機関車の運用が描かれた「貨物時刻表」でお気に入りの機関車が今どこにいるかを調べるのが楽しみのようです。鉄道の楽しみ方も多様化してきましたね。

  2009.04.30

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• 関門海峡の観光鉄道「やまぎんレトロライン」開業

  全国初の観光鉄道「やまぎんレトロライン」が先日26日北九州市門司港地区で開業し、トロッコ列車の「潮風号」が運行を始めました。「やまぎんレトロライン」はJR門司港駅そばの「九州鉄道記念館」駅から途中4つの駅を経て関門橋下の「関門海峡めかり」駅まで休止中の貨物線延長約2キロを復活させて運行します。関門海峡の景観を楽しむため最高時速は15キロで、潮風を感じながら関門地区の景色を楽しめるというわけです。この鉄道は11月までの週末や夏休み中を中心に1日13往復し運賃は1回300円です。運行は平成筑豊鉄道が行っており将来は平成筑豊線と結ぶ観光列車を走らせる構想もあるそうです。全国初の観光専用鉄道「やまぎんレトロライン」、事業主体は北九州市ですが命名権を地元金融機関の山口銀行が取得してこのような路線名になったようです。総事業費は約3億円で採算ラインは年間3万人とのことです。元貨物線を走る観光鉄道北九州観光の目玉に育ってほしいものです。

  2009.04.29

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• 7000系パロラマカー8月30日に完全引退

  ついに7000系パロラマカー「完全引退」の「Xデー」が決まりました。名鉄は7000系パロラマカーの最終運行日を8月30日に決定しました。引退日までは月一回の割合で同車のイベントを開催する予定で、次の運転日は5月16日で、運転される区間は犬山公園～名鉄岐阜、名鉄岐阜～三柿野、三柿野～御嵩、御嵩～新鵜沼をそれぞれ違ったデザインの系統版を掲げて走るという「撮り」鉄へのファンサービスを行います。乗車するには5月2日発売の専用フリーきっぷ「名称列車カルテット1DAY」が必要で、当日、東岡崎、名鉄名古屋、名鉄岐阜駅で発売されます。価格は大人が3500円、小児が1750円で合わせて230名限定のきっぷとのことですから「パロラマカーファン」や「乗り」鉄にはプラチナチケットとなるでしょう。それにしても名鉄はおろか日本の鉄道界に「一時代」を築いた「7000系パロラマカーが8月で完全引退するというのはさびしいことです。どうか8月30日の完全引退まで無事故で多くのファンの人々に良き思い出と別れを惜しませてほしいと思います。

  2009.04.28

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• JR東海東京駅のリニューアルを2012年度までに完成目指す

  JR東海は東海道新幹線東京駅のリニューアル工事に取り組んでいますが19番ホームに隣接している鉄道会館ビル(JR東日本所有かつて大丸がテナントに入っていました)の解体に伴いホームの仮受け工事を施工していましたが今後は仮受けした橋脚の本設工事が始まります。すでに八重洲中央南改札口や同北口改札口、北口きっぷ売場や中央きっぷ売場、日本橋口改札口ときっぷ売場のリニューアルは完了しています。今後、南きっぷ売場の改良と八重洲南口改札の新設工事が行われ2012年春には工事が完成します。東海道新幹線の駅改良工事は、今年3月に名古屋駅の待合室と改札のリニューアル工事が完成し、来月には豊橋駅、6月には米原駅が完成し、2013年春に新大阪駅のホーム増設とリニューアルが完成すると全15駅のリニューアルが完成することになっています。しかし、東海道新幹線は今年3月のダイヤ改正による「のぞみ」ピーク時1時間あたり9本運転によってダイヤ上限界に達したともいえる状態になってしまいました。現在は不況による(?)輸送力の減少が続いています(?)から何とかしのいでいますからいいですが(その方が深刻な問題かもしれませんが)景気が再び回復してきたら輸送力不足になりかねません。そのためJR東海は「リニア中央新幹線」を2025年度品川～名古屋間に建設しようしていますが、はたして計画通りにいくでしょうか。ちょっと疑問符が付くと思うのですがいかがでしょうか

  2009.04.27

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• あの悲劇を忘れるべからずJR福知山線事故から4年

  今日4月25日は4年前JR福知山線(JR宝塚線)塚口～尼崎間で上り快速電車が右カーブの手前で脱線し107名の乗客と運転士が亡くなったJRになってから最大の事故があった日です。事故の現場で電車が突っ込んだマンションはいまも建っていますがあのステンレスの車両が紙のようにグチャグチャになりその中に乗っていた乗客の悲痛な叫びをあげながら死んでいったことを思うと「鉄道趣味者」の私は今も胸が痛みます。9年前の地下鉄日比谷線中目黒駅の脱線衝突事故もそうでした。福知山線事故の原因は運転手が遅れを取り戻そうとしてカーブ手前で考えられないスピードを出していたからとされ、また、JR西日本側としては同線に新型ATS-Pが設置されていれば防げた、とマスコミは一斉に指摘していました。そして、余裕のないダイヤに運転士に対する過酷なペナルティーを課すというJR西日本の体質も非難されましたが、その後もいわゆる「ヒヤリ」とする事故や「なにやってんだ!」というようなトラブルが続いています。富山地鉄の脱線事故も腐った枕木で犬釘が抜けていたとか、りんかい線でホームの反対側のドアが全部開いた事故もドアスイッチの潤滑油切れでさびが出て誤作動を起こした等、挙げていたらキリがありません。開業日からトラブル続きだった地下鉄副都心線も同様です。この背景にあるのは鉄道企業の「利益第一、安全第二」になってしまった企業体質にあるのではないでしょうか。鉄道事業を含めた運輸関係の方々に今一度警告します。経営状態の厳しさはわかりますが「安全」こそが最大の「商品」であることを忘れないでください。「利益優先」に走るような企業体質は必ず破たんすることは昨今の経済事情を見ればわかることです。「安全」と「環境」を掲げない企業はもう生き残れないのです。「乗せてやる」体質から「安全、快適に乗っていただく」姿勢を利用者に見せてください。利用者は必ず戻ってくるはずです。

  2009.04.25

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• いすみ鉄道再び社長を公募

  最近話題の第三セクター鉄道の「いすみ鉄道」が千葉県知事選挙に出馬のため辞任した吉田平氏の後任社長をまた民間から募集することになり5月11日まで受け付けると発表しました。国鉄木原線から転換したいすみ鉄道は利用者の減少から年間1億円の赤字を出しており存続も危ぶまれる状態が続いています。そのため「経営に民間の考え方を!」ということで一昨年公募で吉田氏が選ばれ、いすみ鉄道を応援するサポーターを募集したり、「枕木オーナー」を募って資金を援助してもらうなどのアイデアでこの3月期は黒字を計上できるまでになった矢先、知事を引退する千葉県の堂本氏から「後継者」として知事選に立候補するよう要請を受け吉田氏は同社の社長を辞任して立候補しましたが結果は森田健作氏に敗れました。現在、いすみ鉄道の社長は植田副知事が非常勤の形で社長を兼務していますが同鉄道の存続については来年度までの経営状態を見て判断することになっており、今年が正念場を迎えます。このような状況下にあるのに社長が非常勤では根本的な経営改革はできない、と判断して再び民間から常勤の社長を公募しようということになったのです。今回の公募で選ばれた「新社長」は6月下旬から原則2年の任期で報酬は年700万円とのことです。今度の社長は「会社の存続」という重責を担ってでの仕事となるわけですからその手腕とプレッシャーは並大抵のことではないでしょう。どのような「強者」が社長になるのか注目です。

  2009.04.24

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• IGR岩手銀河鉄道がICカード導入の実証実験

  東北新幹線の八戸延伸によってJRから切り離された東北本線八戸～目時間を運営する第三セクター鉄道のIGR岩手銀河鉄道はもともと旅客輸送の少ない区間のため厳しい経営にさらされています。そこで岩手県を中心に利用者の掘りおこしを図る目的で、やはり利用者が減っている県内のバス事業者と共通のICカード乗車券を導入することを検討することになりました。県ではIGRのほか岩手県交通や県北バスと共通のICカードを発行し、鉄道とバスの乗りつぎの際に割引する区間を全線に広げ公共交通の利用促進を図ろうというもので、岩手県を中心に「沿線地域活性化協議会」を発足させ来年度からの事業実施を目指します。そのほかIGRの快速列車の命名権を販売したり沿線の駅舎の改築なども行う計画で、これらの事業には国から事業費の半分が補助されます。IGRがICカード乗車券導入を考えたのは昨年10月から3ケ月間、県内のバス業者が導入しているバスカードを盛岡～青森間でも使えるようにした実証実験である程度の成果をあげたことがあるようです。交通機関のICカードはJRの「SUICA」や「ICOCA」、TOICA」、KITACA」、関東の私鉄の「PASMO」、関西の「PITAPA」などがあり予想以上の発行枚数を記録しています。岩手県でもICカード乗車券導入が公共交通活性化の一助になることを期待しましょう。

  2009.04.23

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• やったJTB「時刻表」通算1000号

  「鉄」人の「バイブル」といえばやはり「時刻表」。乗り「鉄」も撮り「鉄」もJR線に関することは「時刻表」を見なければ始まらない、と言っても過言ではありません。時刻表もいろいろなタイプがありますが、やっぱり「JTB時刻表」と「JR時刻表」の2つが双璧なのはおわかりですよね。あなたの「愛読」しているのはどちらですか?さて、その一つ「JTB時刻表」がきのう発売の5月号で創刊から通産「1000号」になり、いまや「鉄」人の「聖地」となったさいたま市の鉄道博物館で記念イベントが開かれました。鉄道「マニア」というか「鉄道好き」は最近着実に増えているようですが、地方私鉄をはじめ鉄道を取り巻く情勢はけっして良いとはいえないのも事実です。そうしたなか、欧米では「脱石油社会」というか「環境対策」というか都市間輸送に鉄道が見直されてきたのは大変喜ばしいことです。最近ではアメリカのオバマ大統領もアメリカにおける「高速鉄道網」整備に本腰を入れる、と発言しました。日本では「整備新幹線」問題は雲行きがはっきりしません。　　　と、まあ変な話に行ってしまいましたがそういう談義ができるのも「鉄道」があるからこそ。その鉄道のダイヤを「読める」「時刻表」はまさに「鉄道好き」の必需品なのです。これからもJTB「時刻表」は発行が続くでしょう。1100号、1200号に向かってこれからも発行してほしいものです。

  2009.04.21

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• 溝の口まで延伸する大井町線、2種類の「各駅停車」は混乱の元

  7月11日に大井町線溝の口延伸に伴うダイヤ改正で大井町線の各駅停車が2種類になるという面白いパターンが登場しますが、利用者の混乱が心配です。大井町線が溝の口まで独自の複線線路を増設して延伸するするのですが大井町線には二子新地、高津両駅のホームは作られませんでした。ですから延伸する大井町線はこの両駅を各駅停車でも「通過」するわけですが利用者の便利を考えて早朝、夜間の鷺沼行きと11～15時台に走る各停8本のうち半分の4本は通過となるべき2つの駅に停車することにしたのです。しかし、日中溝の口から大井町線各停に乗った時に高津、二子新地に止まる「各停」か通過する「各停」か分からないのでは混乱します。そこで通過する各停は種別表示の「各停」が「緑色」に、溝の口～二子玉川間を田園都市線の線路を走って2つの駅に停車する「各停」は「青色」の種別表示にして分かるようにするようですがフルカラーLED表示機になった車両ならはっきりした表示が出来るでしょうが、まだ残っているオレンジ1色のLED表示機の車両の時はどうするのでしょう?7月までに大井町線の各停運用の車両は全部フルカラーLED表示機に蛙のでしょうか。私としては通過する各停は「普通」か「快速」という種別にした方がいいと思うのですがみなさんはどうお考えになりますか。種別の色を変える、というだけでは混乱すると思うのですが・・・・。

  2009.04.20

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• JR西、東日本の高速道路対抗切符が人気

  先月28日から全国の高速道路で「土、日、休日は最大1000円」という高速料金値下げが始まったことからJR西日本と東日本はこれに対抗する形で割引切符の発売を始め発売1ケ月で2万枚以上売り上げたヒット商品も登場しました。ヒット商品となったのは、JR西日本の新幹線「『こだま』指定割引きっぷ」で3月10日の発売開始から今月7日までで2万3000枚売り上げたそうです。これは、「こだま」の指定席で往復すると指定席料金が平均4割引になり、子供の指定席料金は一律で3000円になるというもので家族で「こだま」を利用して貰おうというきっぷです。例えば、新大阪～広島間の場合だと大人は11,920円で通常料金より7980円安くなり、子供は3000円ですから両親と子供1人で往復すれば26,800円で済むというわけです。もちろん高速道路なら往復2,000円ですからガソリン代を加えてもクルマで往復する方が安く済みますが同社では「渋滞がなく、ゆったり旅ができる。」点を強調しています。一方、JR東日本は関東と南東北地区で土、日2日間を一定料金で乗り放題になる「土、日きっぷ」を3月21日から発売し、加えて「駅レンタカー」の小型車料金を2000円という通常の7割引で利用できることで鉄道とレンタカー利用の相乗効果でレンタカーの利用台数が当初予想の3倍以上になったとのことで、こちらもヒット商品になりました。このようにJRの2社が高速料金値下げに対抗した商品は一定の効果があったといえますが高速料金値下げは2年間続きます。JRはこの先どう対抗していくのでしょうか。行方に目が離せません。

  2009.04.19

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• 続報　「なにわ筋線」整備に関して官民トップ会談

  先日お伝えした「関西の鉄道整備に関する懇話会」で大阪府、市、鉄道各社のトップが昨日17日、大阪市内で会談し、建設が凍結されている「なにわ筋線」の整備に関して「関西空港へのアクセス改善による活性化、関西経済の浮揚に「なにわ筋線」の整備は必要である、という認識で一致はし、実務者レベルで検討会を設置することになりましたが、「総論」では「賛成」でも、いざ「各論」となると数千億ともいわれる事業費の負担やルートに関して鉄道各社の思惑がチラリと出てきたようで実現までにはまだハードルは低くはなっていないようです。問題が指摘されたのは完成後、関空へのアクセスが本当に改善できるかということで、なにわ筋線から関空まですでに線路容量がきつくなっているJR阪和線、南海本線経由では時間短縮効果が望めるのか、という点。そして南海側の接続駅を汐見橋ではなく難波の方にした方がいい、という意見も出て議論がおこりました。建設費に関しては当初、3000億～4000億円と見積もられていましたが、JR梅田貨物線が北梅田地区再開発で地下線化されることになり、この地下線になにわ筋線を接続することで建設費が半分程度になるとの試算も出てきました。とはいえ、それでも建設費は莫大ですからどのような負担をするかも問題です。その上にです。阪急線十三と大阪市営地下鉄西梅田駅を結ぶ新線計画もあって北梅田周辺からそんなに鉄道は必要か、という議論もありましたどのような結論になるかわかりませんが「利用者第一」を大前提にして欲しいものです。

  2009.04.18

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• アメリカも「クルマ社会」からCHANGE?オバマ大統領が「高速鉄道網構想」を発表

  アメリカのオバマ大統領は16日、全米規模の新たな高速鉄道網構想を発表しました。クルマによる交通渋滞の軽減や石油依存からの脱却、大気汚染などの環境改善をおもな目的としています。同大統領は高速鉄道を建設、整備する候補地としてカルフォルニア州、中西部シカゴを中心とした地区、ニューヨーク周辺、ワシントン～ボストン間など全米10ヶ所を挙げ、これら全長160～1000キロ程度の距離を最速で時速240キロ以上で走る列車を運行させる計画です。大統領は選挙運動中から高速鉄道建設を公約に掲げており、2月に成立した「景気対策法」に基づく80億ドル(約8000億円)に加え10年度以降5年間で連邦予算から50億ドルを投資します。オバマ大統領は「この(高速鉄道網)構想はアメリカ国民の移動手段に革新をもたらすだろう。クリーンでエネルギー効率のよい交通手段の発展に乗り出す必要がある。」と述べました。また、フランスやスペインなどのヨーロッパで高速鉄道が成功している例を挙げてアメリカもこの流れに乗り遅れてはならない。」と訴えました。しかし、アメリカ社会にどっぷり使った「クルマ社会」を転換させるようなこの構想をはたしてアメリカ国民がどれだけ受け入れるかは難しいところです。この「高速鉄道網構想」、クルマ社会アメリカの「CANGE」の象徴となりますか。注目です。

  2009.04.17

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• 神奈川と千葉の県知事さん。成田～羽田両空港をリニアで15分で結ぼうという構想はただのスタンドプレーですよ

  神奈川県の松沢知事と千葉県の森田新知事、そして公明党の大田代表は「成田と羽田の両空港間をリニアモーターカーで15～20分で結ぶことが出来て経済効果は絶大だ。いまこそ首都圏再生のために建設を進めるべき。」などという発言がありましたが、ひねくれた「鉄」人である私から言わせれば「建設費用の負担や事業の採算を考えれば絵に書いた餅ですよ。こんな発言はスタンドプレーとしか取られませんよ。」と言いたいです。その理由は、両空港間は直線でも約70キロほどありこの距離を15分で結ぶとすればJR東海が開発中の「マグレブリニア」方式で時速300キロ程度の速度で走らなければなりませんがはっきり言ってまだ開発段階です。「ならばこの区間を実験線として建設すればいい。」と言われるかも知れませんが、ルートはどうするつもりでしょう?軟弱な地盤の東京湾を大深度地下のシールド工法で建設するならば建設費は膨大になります。都心と成田空港間は来年度末に「成田新高速鉄道」が出来て最短35分で結べるようになり、次に直通する京浜急行による都心と羽田空港との間も改善工事で時間が短縮されるので時間は何分の一になるでしょうがはたして採算が取れるでしょうか。と、いうより羽田空港の沖合再拡張で国際線の一部が羽田に戻ってくるかもしれずそうなればリニア新線の建設自体必要なくなるかもしれません。思い付きみたいなリニア新線建設構想を掲げる前に先にやることが有るんではありませんか。両知事さん。

  2009.04.16

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• 「なにわ筋線」実現へ前進、国土交通省7月から調査に

  今年の初めから二転三転していた大阪中心部と関西空港を結ぶ鉄道計画の「なにわ筋線」について大阪府の橋本知事が「関西空港の活性化にはなにわ筋線の整備が不可欠だ。」などと早期着工を働きかける発言がありましたが、国土交通省は「なにわ筋線」の事業化に向けた調査を7月にも着手する方針でJR新大阪駅から北梅田を通ってJR難波と南海汐見橋駅の両駅を結ぶ10.2キロの鉄道新線は実現に向け一歩前進する形になりました。「なにわ筋線」が開通すると北梅田から関西空港まで現在大阪から1時間程度かかるのが30分台で行けるようになりますし、新大阪からなら新幹線や東海道線とも接続していますから京阪神地区の各地から関空への利便性が向上します。国土交通省は今年度予算で1億5000万円を調査費を計上して2～3年かけて需要予測や途中駅として計画されている北梅田、玉江橋、堀江(この駅でJRと南海方向に別れます)の3駅の採算性や利用者が増えるような駅のあり方などを調べます。気になる建設費ですが当初4000億円ともいわれこの巨額の費用が建設に二の足を踏んできたのは事実でした。しかし、梅田北ヤード地区の再開発関連でJR梅田貨物線を地下化し北梅田駅を設ける構想をこの「なにわ筋線」に取り込めば建設費はかなり圧縮できます。問題は圧縮された建設費といえども膨大な費用を国、大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄がどう負担するかに移るでしょう。新大阪のなにわ筋線ホームに関西空港行き南海「ラピート」がお目見えするのはいつになるでしょう。

  2009.04.15

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• 6月6日に東武伊勢崎線ダイヤ改正、地下鉄直通にシフト強まる

  　東武鉄道は6月6日(土)に伊勢崎線、日光線区でダイヤ改正を行います。直通する東京メトロ日比谷線、半蔵門線、東急電鉄田園都市線、東横線も同時にダイヤ改正を行います。　今回の東武のダイヤ改正の特長は「地下鉄直通を増発して都心乗り入れを強化｣するダイヤで、一方、浅草方面と大師線のダイヤは削減、という時代の流れを反映した改正です。　具体的な変更点は朝７，８時台と21時台に日比谷線直通の各停、半蔵門線直通の急行列車を増発します。これに伴い直通している日比谷線、半蔵門線、東急田園都市線、東横線も地下鉄を通って東武線に直通する列車を増発します。反面、東横線は朝8、9時台の日比谷線直通列車の一部が渋谷行きになります。　東武の特急列車関係では「りょうもう」が最終列車を除いて浅草駅の発車時刻を統一し、JR線からの乗り換えも考えて久喜駅に停車する「りょうもう」を増やします。また、早朝夜間に「スペーシア」、「りょうもう」を新設し着席通勤のサービスを広めます。　今回6月でのダイヤ改正は7月11日の東急大井町線溝の口延伸に伴うダイヤ改正を控えていますので東急のダイヤ改正は小規模にとどまるようです。そのほか一部でウワサのあった田園都市線、半蔵門線直通列車を館林まで乗り入れる件は6月も7月のダイヤ改正では実現しないという情報が入っています。東急の車両が「館林」行きの表示を出して走る姿が見られるのはいつの日なのでしょう。

  2009.04.14

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• JR中央線新宿～立川間開通120周年迎える

  JR中央線新宿～立川間がさる11日開業120周年を迎え、沿線で記念イベントを開き東京の通勤幹線に成長した同区間の120周年を祝いました。1889年の同日、当時の日本鉄道新宿駅から立川の間を「甲武鉄道」として開通したのが始まりで4ヶ月後には八王子まで延伸し全通しました。中央線というと地図の上では東中野～立川間が東京都内では(東京でなくてもこれだけ長い鉄道の直線区間は日本では北海道くらいしかありません)ありえないような直線であることが知られていますが、この直線線路建設には面白いエピソードがあり、甲武鉄道の経営陣は計画時、最初は甲州街道沿いに現在の京王線の線路に似たコースを考えていたそうですが、「鉄道が通ると旅人が街道を歩かなくなって宿場町が寂れる。」(明治時代、鉄道敷設に住民が建設に反対した主な理由はこれです。)という理由で激しい反対があって建設を断念。次に青梅街道沿いのルートを計画しましたが、こちらのルートも沿線住民の反対で建設できないことになり、キレた設計技師が三角定規を放り投げて落ちた場所が現在のルートだったという話が今も残っているそうです。そのほか中央線というと国有化後国鉄線で初めて飯田町～中野間で電車運転を始めた路線として、深刻すぎる混雑緩和のために初の新性能電車101系が投入されたり、「省エネ」電車201系も初めて投入されるなど「JR通勤路線の雄」として常に話題を提供してきました。これからも話題尽きない路線になるでしょうが、まず安定輸送を望みたいです。

  2009.04.13

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• 「関西の鉄道網の完成を」JR西日本、私鉄、府、市、財界が「サミット」

  　関西地区の鉄道ネットワーク整備に向けてJR西日本、関西の大手私鉄、大阪府、大阪市、関西経済界のトップが17日大阪市内で「鉄道サミット」を開き関東地区に比べて整備が遅れている大阪都心部の鉄道網整備を促進するよう国に働き掛けていくことに生りました。　大阪都心部には鉄道網のほころびというか途切れている地区があり、これを「ミッシングリング」といいます。例えばJR新大阪駅から北梅田を通ってJR難波と南海線汐見橋間をむすぶ「なにわ筋線」、大阪市営地下鉄西梅田駅から阪急線十三を結ぶ「西梅田・十三線」そのほか京阪中之島線の西への延伸などかなり前から計画されていてもなかなか着工に至らない路線があるため鉄道ネットワークが途切れていて鉄道空白地帯が存在しています。今回「関西復権に向けた鉄道ネットワークに関する懇話会」を開いてミッシングリングになっている路線計画に優先順位を付けて国の支援を促すものです。大阪府の橋本知事は「鉄道に関する懇話会を立ち上げて、日本を引っ張るエンジンの1つとして整備に努めたい。」と述べました。　大阪都心部にミッシングリングが残っているのは、東京都心部の鉄道網は地下鉄網が公的補助を活用して整備されましたが、「私鉄王国」の関西では私企業の資産を増やすような新線建設に公的補助が出なかったため膨大な建設費がかかる鉄道整備が遅れたのです。近年、関連自治体などが出資する第三セクターが建設して私鉄が運営する「上下分離方式」による整備がスターとしてようやく新線建設が動き出しました。今後は上下分離方式による鉄道整備で関西地区の鉄道ネットワークを充実してほしいものです。　

  2009.04.12

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• 好調ですJR九州と北海道のIC乗車券

  　3月1日からサービスを開始したJR九州の電子マネー機能付きICカード乗車券「SUGOCA」の発行枚数が7日には10万枚を突破したことがわかり文字通り「すごか」カードに成長しました。サービス開始から5万枚達成が20日後でされから17日後には倍の発行枚数になったわけです。ちょうど定期券の切り替え時期と重なったことからこの機会にJR九州を使っている乗客が「SUGOCA」定期券に切り替えたのでしょう。実際記名、無記名をあわせたSUGOCAの発行枚数は5万9千枚でSUICA定期券は4万2千枚です。サービス開始と同時に電子マネー機能も使えるようにしたのもヒットの理由かもしれません。SUGOCAは来年春からは西鉄の「nimoca」、福岡市交通局の「はやかけん」に加えJR東日本の「SUICA」とも相互に使えるようになりますから博多から新幹線に乗って新横浜や東京に着いても持っている「SUGOCA」で事実上関東地方のJR線の改札が通れるようになりますます便利になります。　3月14日から電子マネー機能が追加されたJR北海道の「Kitaca」は昨年10月の発売から14万5000枚が発行されてこちらも好調な(と、いうより売れすぎて一時発行中止になりました)売れ行きですが、電子マネーの利用状況はサービス開始半月で1日あたり約2800件です。現在「kitaca」電子マネーが使える店舗は336ヶ所なのを週明けの14日からはJRタワーの「アピア」、「エスタ」で5月13日からは「札幌ステラプレイス」でも利用できるようになり飲料の自販機を含めて約750ヶ所で利用できるようになりますます使いやすくなります。JRのIC乗車券はどこのカードも好調のようです。

  2009.04.11

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• 相模鉄道と泉北高速鉄道が鉄道事業を分社化へ

  　相模鉄道は9月16日付で鉄道事業を分社化し現在の会社を持ち株会社に移行します。同日付で現在の会社は「相鉄ホールディングス」に改称し、分社化した鉄道事業会社を(新)「相模鉄道」となって持ち株会社傘下として再出発します。持ち株会社に移行することで経営の意思決定を速め情勢の変化に迅速対応できるようにすることと傘下の事業会社同士の相乗効果を高めると同時に持ち株会社によるコンプライアンスの強化も図る狙いもあるようです。　相鉄ホールディングスの傘下に入るのは鉄道事業会社のほか相鉄バス、相鉄不動産、相鉄ローゼンなど34社にのぼりグループ経営を強化し将来は純粋な持ち株会社に移行する予定です。　大阪府の橋本知事は泉北高速鉄道を運営する第三セクターの「大阪府都市開発」を鉄道事業と物流事業とに分割、民営化し3年以内に売却を完了する方針だと語りました。同社は黒字経営ですが鉄道と物流とに事業分割をして経営効率を上げて売却しその収入を府の財政再建に充てる方針です。今後知事や府の幹部からなる戦略本部会議でこの方針を決め府議会や民間の株主(関西電力、大阪ガス、金融機関3社)と調整に入ります。　分割した事業会社は入札で売却しますが鉄道事業会社は相互乗り入れしている南海電鉄が有力ですでに非公式に打診をしている模様で南海側も取得に前向きであるといわれています。南海が取得すれば現在の泉北高速鉄道は「南海泉北線」と呼ばれるようになるでしょう。経済状況が厳しくなってきた昨今、鉄道業界も生き残りに必死のようです。

  2009.04.10

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• JR東日本無線式の移動閉塞制御を実用化へ

  　JR東日本は無線による列車制御システム「ATACS」を2011年春から仙石線あおば通～東塩釜間に導入するときのう発表しました。今までの固定された1つの区間に1列車を運転する「閉塞式」に替わってIT技術を使って動いている列車が通信をしながら運行を制御する究極の「移動閉塞」システム導入は都市鉄道では世界最初の実用化です。　今回導入される「ATACS」はJR総研が10年以上前の1995年に開発成功した無線による列車制御システムを基本にJR東日本が独自に開発に着手し、走行試験などを繰り返して実用化されるものです。その内容は現在あるATS等の地上子とGPSから列車自らの位置を検出して地上装置に無線で送信します。地上装置はその情報をもとに先行列車との安全な距離や駅などの停車位置を車両性能や線路の状態などを加味してブレーキパターンを各列車に逆送信して制御するというものでトンネル内は漏洩同軸ケーブルを用いて正確な位置を把握できるようになっています。　この「究極的」ともいえる「移動閉塞」システムが広く実用化されれば駅などの設備の改善も必要ですが中央線などでは朝ラッシュ時の運転間隔を現在のピーク時1分50秒から10秒ほど短縮することも可能であと3本くらいの増発が可能になって混雑度の緩和が図れるかもしれませんし、緩急運転を頻繁にする都市近郊の鉄道の場合は各停列車の待避時間の短縮化や先行する各停に急行列車が邪魔されてノロノロ運転することも少なくなるでしょう。仙石線での好結果による他の線区への普及が望まれます。　

  2009.04.08

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• 山梨リニア実験線で改良型試験車両の走行試験が開始される

  　JR東海は山梨県にあるリニア実験線にある試験車両の先頭形状を改良した編成の走行試験を開始しました。実際に営業線で使えるような仕様に一歩近づけた車両として実用化を目指します。　改良したのは4両編成の試験車両の甲府よりの先頭車とその後ろにつながっている中間車両の2両で、走行性能は維持したままで先端部の長さを23メートルから15メートルに縮めて客室空間を広げました。また、2両の天井部分の端を円形から角型にして客室の圧迫感を少なくすることで居住性を高めるなど実用化を意識した仕様にしたようです。　この改良を施した車両を組み込んだ編成での走行試験はせんしゅうの3日から始まり走行性能のほか耐久性を検証するデータなどを取っていきます。また、実験線も現在の18.4キロから将来の中央リニア新幹線の本線路に転用することを前提にして42.8キロに延伸する工事を2013年度完成予定で昨年の5月から始めており完成後は実際の営業運転を想定した最大12両編成での試験を行うことにしていて、長距離の走行やトンネルでの走行試験などを行ってそのデータを2025年度開業予定の中央リニア新幹線(品川～名古屋)の設計に生かす方向です。先頭部分が角型になったリニア車両が品川駅の地下ホームから名古屋へ向かって走り出す10数年後の夢が実現するのを楽しみにしましょう

  2009.04.07

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• 南海高野線の観光列車「天空」運行開始前にプレ運行

  　今年7月3日から南海高野線橋本～極楽橋間で運行を始める展望デッキ付き観光列車「天空」がゴールデンウイークに試運転とお披露目を兼ねてプレ運行を始めます。　「天空」は一般型ズームカーを展望デッキの付いた車両に改造した2両編成の電車で改造していない一般車両2両と連結して4両編成で山岳区間を走ります。正式な運行開始は7月3日からですが4月29日から先行して運行を始めます。運行日はほかに5月6日、6月6、7日、13、14日、20日の7日間でこのプレ運行中に乗車すると「記念乗車証」がもらえます。なお、乗車するには乗車希望日の10日前から前日までに専用の電話予約センターで予約する必要があります。　乗車には運賃のほか大人500円、小児は250円の「座席指定料金」が必要です。「天空」は若草色に赤いラインが入っている高野山のイメージを表している車両で、座席も木製で山岳列車の雰囲気たっぷりで高野山の魅力を満喫できる車両とのことで高野山観光の主役になること請け合いです。展望デッキでは高野山の緑とおいしい空気をたっぷり吸いこむことができ「癒し」効果バツグンの列車になるでしょう。　先ごろ開業した阪神なんば線に和歌山電鉄の「たま電車」、そして南海高野線の「天空」の3点セットを目当てにこのゴールデンウイークは関西に行きましょう。高速道路を1000円で乗るのもいいですが「鉄」人なら関西へ鉄道旅行です。

  2009.04.06

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• 京成電鉄の話題を2つ

  ちょっと新鮮さのない(いつも新鮮さがないですが)ニュースですが成田空港へのアクセス特急である京成「スカイライナー」の先頭車貫通扉部分に6月30日に創立100年を迎える同社の記念ロゴマークステッカーが４月1日より貼られています。1日に第1編成に付けられ明後日の7日までに7編成全部に貼られます。同社は1909年6月30日「京成電気軌道」の名前で創立し、終戦直前の1945年6月25日現社名の「京成電鉄」に改称しました。会社は一時膨大な赤字であわや「大手私鉄の倒産か」とまでうわさされる位、経営状態が悪化した時期がありました。いまは会社再建もなり来年度開業予定の「成田新高速鉄道」を経由してライバルのJR東日本「成田エクスプレス」に対抗できる都心と成田空港を結ぶ鉄道アクセスとして飛躍をめざす鉄道に脱皮します。創立100年の記念行事として記念列車の運行や記念コンサートも計画されているといわれ、6月末が楽しみです。　さる3月9日に開業30周年を迎えた京成グループの「北総鉄道」はいままで自社の車両は形成押上線から都営浅草線、京急線に直通していますが、青砥から日暮里、京成上野方向には乗り入れたことがありませんでした。きのう開業30周年記念として「C-flyer」の愛称を持つ9100形が臨時特急「ほくそう春まつり号」として京成上野～千葉ニュータウン中央間を走り北総の車両が初めて京成上野駅に入線しました。京成上野駅には乗り入れ区間外ではない都営地下鉄や京急の車両が定期運用で入線していたことはありますが、北総線車両がいままで入線したことがないというのは不思議でした。これからはしょっちゅう見たいものです。

  2009.04.05

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• 小田急線代々木上原～世田谷代田間複複線化工事に難問出現?

  　小田急線東北沢～世田谷代田間複複線工事は同区間を地下化し、下北沢駅は2層構造で下を走る急行線はシールド工法で施工しています。ところが高架線の代々木上原駅から東北沢駅までと世田谷代田駅を過ぎ環状7号線をくぐって梅ヶ丘駅までの間はかなり急な勾配になるようで現有の車両がこの区間を通れない車両があるという問題が生じているようです。一部の情報によるとインバーター制御車は制御装置の設定を変えればクリアできるとのことですが、抵抗制御車の5000、5200系、特急車のLSE、HiSE、RSEはモーターのパワーアップするなどしないと通過できないおそれが生ずる、というもので、小田急電鉄サイドでは界磁チョッパ制御車8000系以前の車両は複複線化完成時というより急行線完成による立体化までに置き換えることを検討し始めたとのことです。つまり、通勤車は3000系を増備し、特急車はもしかするとVSEの増備か新型特急車を登場させるかもしれません。小田急の車両が今後どうなるのか注目です。　問題はこれだけではありません。千代田線に乗り入れをしている東京メトロ6000系や特急「あさぎり」として371系が乗り入れているJR東海にも及びます。6000系は電機子チョッパ車で、更新しているとはいえ登場から40年近くたちますから千代田線用の新型車両ができるかもしれません。JR東海の371系は界磁添加励磁制御のため改造が必要ですが1編成しかなく、もう車令もきていますからこちらも新型車に置き換えるかもしれません。小田急線下北沢付近の複複線化工事、とんだ難問が降ってわいたようです。

  2009.04.04

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• つ

  　道路との踏切事故の防止と駅前地域の活性化を目的にした鉄道の高架化事業は遅遅としたスピードですが徐徐に進んでいます。しかし、静岡県の沼津駅は住民が高架化計画に反対しており、徳島駅は工事費を巡って計画が暗礁に乗り上げていて一向に進んでいません。　沼津駅の高架化計画はもう10年以上前からありましたが付近の商店街の住民が「高架化によって人の流れが変わって売上げが減ってしまうと死活問題だ。」ということで高架化に激しく反対をしており用地の買収もできない状態です。反対住民にとっては「高架化で人の流れがよくなってしまうと近くの店で買わなくなる。むしろ鉄道で不便なままのほうがいい。」という考えもあるのです。道路ができて妙に便利になると町の中心部が寂れるということは沼津だけに限りません。それと駅前商店街がさびれてきたのは鉄道が地域交通の主役ではなくなったことを意味しているともいえます。　徳島駅の高架化では県が徳島駅の北側にある徳島運転区(2.7ヘクタール)を移転する方針を決めJR四国も同意したとのことです。これは徳島駅周辺のまちづくり計画も絡んでおり県、徳島市、JR四国とで費用分担などを今後協議することになっています。しかし、高架化事業とまちづくり事業を含めると事業費は750億円にもなるとされ、財政の厳しい徳島県、徳島市、JR四国としては「これだけの大きいプロジェクトを進めていいものか検討しないと。事業規模の縮小も考える。」と述べているとのことです。鉄道の高架化事業というのも簡単には出来ないんですね。

  2009.04.03

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• 平成筑豊鉄道　16駅の命名権が売れる

  　利用者の減少から経営難になった福岡県の平成筑豊鉄道が全線の33駅の「施設命名権」を売りに出したところ、16の駅の愛称が決まり昨日から企業名の付いた駅が誕生しました。　同鉄道は増収策として駅の命名権を売りに出したところ、まず、糒(ほしい)と上伊田の2駅の命名権を地元のリサイクル会社の「神田商店」が取得し、先月中旬まで第2次募集をしていました。その結果、14駅が新たに販売する契約が結ばれ駅名表示板の取替えや車内アナウンスや運賃表示機の更新作業に追われました。(平成筑豊鉄道はワンマン運転です)主な駅の販売先は行橋駅はショッピングセンター「ゆめタウン行橋」を経営する広島のスーパー、イズミに、田川伊田、田川後藤寺はディスカウントストアの「Mr.Max」が権利を金田駅は近くの温泉施設「ふじ湯の里　日王の湯」が購入しました。そのほかの駅も地元の保険代理店や大阪の広告代理店などが取得しました。契約期間はいずれも1～3年で16の駅の販売総額は約750万円だそうです。　同鉄道では残る駅の命名権販売に力を入れる方針で契約料収入で経営の安定を図るほうしんです。その成立ちから不動産事業や流通事業などの副業をしない(と、いうかできない)3セクター鉄道が生き残る方策はこの方法しかないかもしれませんが、本来なら鉄道事業だけで経営が成り立つようなクルマ社会依存の交通インフラをなんとかしなければならない、と思うのですが・・・・。　

  2009.04.02

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• 名鉄、4月18日に7000系と1000系パロラマカーのさよなら乗車会と見学会を開催

  　名鉄は引退した7000系パロラマカーと1000系パロラマスーパーの4両編成の「さよなら運転」と7000系保存車の見学会を今月の18日に実施します。「さよなら運転」は豊明～舞木検査場間を走り当日は大勢の「撮り」鉄が集まることでしょう。　このイベントは豊明駅に9:00に集合、同駅10:41発の7000系白帯車の臨時列車で11:47舞木検査場到着。同所で2時間デビュー当時に付いていたフェッニックスエンブレムのある7001-7002の保存車を見学して帰りは1000系4両編成で豊明へ戻る(14:49着)というものです。イベント参加に必要な乗車券「トリプルパロラマ1DAY」は206枚限定で今日から名鉄駅サービスセンター、弥冨、赤池を除く名鉄の駅員配置駅で販売しています。値段は大人3500円、小児1930円です。　「さよなら運転」の座席指定は往路は当日の朝抽選で決め、復路はその時に案内するとのことで仲間同士で参加することになってもグループで固まって座れるかは運次第ということのようです。定期運行を終了しても相変わらず人気の高い7000系パロラマカーと後継のパロラマスーパー1000系に乗ることができ、保存車の見学もできるというこのイベント、中部地区の「鉄」人にとって「最初で最後のさよなら運転」になるでしょう。関東、関西地区でこのチケットが手に入らないのが残念です。　

  2009.04.01

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• 名門メルクリン破産 !だが地元ドイツの反応は

  　経営不振が続いていたドイツの鉄道模型メーカーの老舗、「メルクリン」ですが、ついにメーンバンクからの融資を断られ資金繰りに行き詰まりドイツの連邦地方裁判所に破産を申請し経営破綻しました。ドイツの有力新聞は各紙とも1面のトップ扱いで報じたとのことです。　鉄道模型の「メルクリン」といえば「モデ」鉄でその存在を知らなければモグリと呼ばれるほど世界的に有名な鉄道模型メーカーです。本社はドイツの自動車メーカー大手のダイムラーやポルシェの本社があるシュツットガルト郊外のゲッピンゲンで、1859年ブリキ職人のテオドール・メルクリンがおもちゃメーカーとして創業したもので、「ＨＯゲージ」での絶大な人気ぶりは「ドイツ国内の5世帯に1世帯にはメルクリンの鉄道模型を持っている。」ともいわれています。最近ではレール幅5ミリの「Ｚゲージ」にも力を入れ始めており日本の鉄道模型店でもおなじみになってきました。　しかし、近年はテレビゲームに若者の好みが移り経営不振となって2006年にはイギリスやアメリカの投資ファンドの傘下に入り合理化を進めていましたが、世界的な金融恐慌の中投資ファンドが経営から手を引き地元金融機関からも融資を断られたため資金繰りがつかなくなり破産に追い込まれました。会社は破産しましたがすでに100社を超えるドイツの企業から支援の申し込みがあり8月をメドに売却先が決まる模様です。ドイツ国内では「利益優先の英米式経営からメルクリンが離れたことは歓迎だ。という声があがっています。名門メルクリン、鉄道模型好きとして立ち直ってもらうことを祈るばかりです。

  2009.03.31

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• SLの話題を2つ

  　春の訪れとともに今年もやってきたSL列車。そのきっかけとなったJR山口線を走る「SLやまぐち号」が今年運転開始30年を迎えおなじみ｢貴婦人」の愛称を持つC57が牽引する列車がJR新山口駅を昨日から津和野へ走り始めました。1979年に運転を始めてから去年までの29年間に約186万人を運び行楽シーズンはいつも満員になるほどSLブームは衰えを知りません。「SLやまぐち号」は30年目のことしも11月までSLファンの夢を乗せ今年も走り続けます。　一方、九州を走るSL列車だった「SLあそBOY」は牽引する「8620形」の老朽化によって4年前に一旦引退しましたが一昨年からJR九州の手により修復がなされ「SL人吉」として再び線路の上を走ることになりゴールデンウイーク最初の4月25日よりJR肥薩線熊本～人吉間を走ります。運転開始に先立ちやはり昨日、北九州市門司にある九州鉄道記念館で一般公開され、鉄道ファン220人が列を作って復活した「8620形」を写真に収めていました。「SL人吉」も11月末までに週末などで1日1往復運転される予定です。　ことしも走る「SLやまぐち号」、復活した「SL人吉」SLファンの楽しみは今年もかなえられそうです。

  2009.03.29

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• JR西日本10年ぶりに新型特急気動車制作「はまかぜ」置き換えへ

  　JR西日本は現在キハ181系で運転している特急「はまかぜ」を2011年春から順次新型の特急型気動車に投入して置き換えていくと発表、新型気動車のイラストを公開しました。　キハ181系も老朽化が進みアコモも陳腐化してきているので、ライバルの高速バスに対抗するため2001年の187系以来10年ぶりに特急型を新製して置き換えます。新型車両は最高時速130キロで環境にやさしい新型エンジンを搭載します。また、N700系と同様に車端部にノートパソコン用のコンセントを設けてインターネットを車内で楽しめるようにします。前面形状はキハ187系のような切妻タイプではなく、JR東海の373系電車に似た丸っこい形になるようで3両編成7本、計21両を投入します。これによりキハ181系気動車は廃車になると思われ1968年に非電化の勾配線区用として開発され中央西線、奥羽線の特急として活躍した同形式も40年を節目に生涯を終えることになります。なお、この新型気動車の投入に合わせ播但線、山陰線の地上設備の整備も行われ信号機器の改良等で130キロ運転を実施するものと思われ「偉大なるローカル線」と呼ばれた山陰線も近代化、高速化がいっそう図られる模様です。その一方で来年の冬からは「さよならキハ181系」ブームが起こるのではないかとも思われます。「撮り」鉄の方、キハ181系の走る姿は静かないまのうちに撮っておいたほうがいいかもしれませんよ。

  2009.03.28

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• 秩父鉄道に元東急8500系デビュー

  　きのうから秩父鉄道に元東急8500系だった「7000系」が運転を開始しました。秩父鉄道は最近JR101系をかつての国電のラインカラー塗色別の編成が走っているのが話題ですが一方で東急で走っていたステンレス車両や都営三田線で走っていた車両も走っているユニークな鉄道会社です。今回登場する東急8500系をミニ改装した7000系では東急の時代にはなかった英語による車内案内がする装置を取り付けました。やはり長瀞や秩父、三峰という観光地を抱えている同鉄道らしい配慮です。きのう運転が開始されたのは第２編成で、30日から第１編成も営業開始します。東急田玉線の「顔」でつい最近には地下鉄半蔵門を通ってありえないと考えられていた東武伊勢崎線の線路上まで走った8500系。今度は秩父の山並みをバックに走り続けてもらいたいです。

  2009.03.27

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• 定額給付金を取り込めJR西日本が2日間乗り放題の切符を発売

  　早くも給付金が配布されそれを取り込もうとあれやこれやとアイディアをこらした商品が発売され始めたようですが、JR西日本もあやかろうと昨日、JR西日本線、四国全線と九州の博多、佐世保、長崎、大分まで新幹線在来線特急の自由席が週末の連続2日間乗り放題の「西日本パス」を4月8日から発売します。値段は定額給付金と同額の12,000円で最大1000円になる高速道路に対抗します。利用期間はゴールデンウイーク後の5月8日から6月29日までの金、土、日、月のうちの2日間で、2人以上で購入することが条件です。　この切符はJR九州と四国の共同企画の商品で自由席は乗り放題、普通車指定席は4回乗ることが出来るようです。例えば大阪と長崎を新幹線と特急の指定席に乗って往復する場合、通常料金なら32,520円ですから実に3分の1の値段で往復できるのです。また、2日間ではなく3日間乗り放題パスは16,000円、グリーン車用は2日間用が16,000円、3日間用が2万円のパスも同時に発売されるとのことですからゴールデンウイーク後に週末を使って西日本方面に旅をするのに利用しない手はありません。　去年の秋以降、景気の急激な落ち込みから鉄道の利用者が、特に山陽新幹線の利用が大幅に減っているJR西日本にとってこれ位の値引きをしてでも乗って貰いたい、ということから九州と四国の企画に乗った形です。さあ、鉄道vs高速道路の旅行客争奪戦どうなるでしょうか。　

  2009.03.26

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• 残念　京阪特急の「テレビ」撤去へ

  　京阪電鉄の「特急」というと最近は一般車の運用の時(枚方折返しの運用が多いですが)もありますが淀屋橋～出町柳間の特急は「ダブルデッカー」車両を連結してテレビを取り付けているオールクロスシートの通称「テレビカー」です。ところがその「テレビカー」のテレビ(提供しているのは沿線の門真に本社のあるパナソニックなのは御存じですよね)が3年後の平成24年3月までに全編成で撤去することをきのう京阪電鉄が発表しました。　京阪本線は淀川右岸の各町を結びすぎる路線にしたため「カーブ式会社」と冷やかされるほどカーブの多く、左岸のJR京都線、阪急京都線(前身がそのハンデを克服するために京阪が建設した新京阪線であるというのは皮肉です)に比べ所要時間で不利な立場なのでライバル2線と差別化を図るため昭和29年から先ごろ引退した1900系特急車にテレビを備えプロレスや大相撲中継を電車の中で見ることができるサービスを始めました。テレビを提供していたパナソニック(旧、松下電器)にとっても開発したテレビを実際に電車に乗せて映り具合や耐久性を試験することができるし、実物を見てもらえる「動く宣伝媒体」として活用したと思われます。「テレビカー」は京阪特急の代名詞になり、沿線の利用客や大阪～京都間を移動する用務客に50年以上にわたり親しまれました。　しかし、時代の変化と技術の進歩でワンセグ放送の見られる小型テレビや携帯電話が登場し、自分の見たいテレビ放送を見られるようになったので電車内でテレビ放送を提供するサービスの必要性が低くなったと判断したようです。とはいえ、ワンセグ放送が見られる携帯電話を持っていない人もいますし(私もです)、これからも電車内でテレビが見られるサービスは京阪だけですから3年後の終了は非常に残念です。

  2009.03.25

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• 東急東横線渋谷～代官山間地下化工事でシールド工事開始へ

  　2012年度に東京メトロ副都心線との相互乗入れ開始を目指して進められている東急東横線渋谷～代官山間の地下化工事は4月中旬から渋谷側に建設されたシールドマシン発進基地から代官山方向へ507メートル掘削する作業が10月末までの予定で始まります。都内の鉄道工事では小田急線、京王線につづく3社目ですが東横線の工事では鉄道工事として初めて採用する「アポロカッター工法」と呼ばれる新型シールドマシンを採用し、工事で明治通りの自動車の通行をなるべく妨げない方法で掘削をするようです。　「アポロカッター工法」とは、土砂を掘り進むカッターヘッドとマシン本体が同時に回転するため任意の断面のトンネル掘削が可能で、単線のシールドトンネル2本を同時に掘削できます。そのため小田急線や京王線のシールド工事のように1本目の単線トンネルを掘削して1本のシールドトンネルを掘るのに終点の立坑でシールドマシンを折り返す作業が省け作業工率を上げ工期の短縮に効果があるとのことです。工事期間が短くなれば上を走る明治通りの通行の妨げも短くなります。　4月からはこのシールド工事のほかJR線の下をくぐる箱型トンネルの構築(気付きにくいですが3月14日のダイヤ改正から山手線と山手貨物線を走る埼京線、湘南新宿ライン、成田エクスプレスは渋谷～恵比寿間で速度制限がかかりました)や代官山駅付近の掘割構築の工事も本格化します。3年後の東横線と地下鉄副都心線、西武池袋線、東武東上線との相互乗入れ開始が楽しみです。

  2009.03.24

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• 民放の朝ワイドに「たま」電車

  　今日は朝から風が強くてJRも私鉄も強風でダイヤは乱れているし、一番ショッキングだったのはやはり成田空港でフェッデックスの貨物機が着陸時にバウンドして墜落するシーンでした。なんか暗い気持になっていた時、ちょっとほっとするニュースは、やはりおととい運転を開始した和歌山電鉄のアイドル駅長「たま」をモデルにした「たま」電車の話題でした。　ほんとにかわいい三毛猫の「たま」には本物の駅長の帽子をかぶり、それこそ特製のマントを着ている姿はまさしく「和歌山電鉄の招き猫」です。電車にはいろいろな姿の「たま」のイラストが描かれシートにも「たま」のイラストがあるという「たま」のファンなら1日13往復の運用を待ってでも乗りたいでしょう。そんな話題を伝えていた民放の朝ワイド番組。建設会社からの政治献金を貰っていないと言い張るどこかの野党党首の話題とかそれこそ「出来レース」の相撲の話題よりずっと癒される話題です。少なくとも「鉄」人ならば・・・。

  2009.03.23

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• JR東日本-東武の相互乗り入れ3周年、鬼怒川温泉駅で記念イベント

  　ライバル同士が手を組んだJR東日本と東武鉄道の特急列車による相互乗り入れが始まって3月18日で3周年を迎え、昨日21日、東武鬼怒川温泉駅で記念のセレモニーが開かれました。　東京と国際的観光地日光とを結ぶ国鉄-JRと東武鉄道の競争は数々の名車を産んできました。しかし、国鉄が赤字を理由に戦線から離脱し東武の独占か、と思われていましたが東北自動車道の開通で事情が一変し、いまや日光へはクルマで行くのが主流になりました。また、鬼怒川温泉へ行くのも団体は観光バスで行くのが主流になり、東武の日光、鬼怒川アクセスの座は揺らぎました。東武のターミナルが浅草であるため新宿や池袋方から行くには乗換えが必要で敬遠されるようになったためです。このような時代の変化からライバルだったJR東日本と東武がそれぞれの特急を新宿と東武日光、鬼怒川温泉の間で相互に直通することで栗橋に連絡線を設けて2006年3月18日からJRは485系を改造し東武の「スペーシア」カラーになった車両を直通列車にし東武は「スペーシア」にJRのATS-Pと列車無線装置を取り付け相互直通運転をはじめました。　イベントの昨日は鬼怒川温泉駅でマスコット人形が直通列車を出迎え地元関係者が記念のグッズを乗客に配りました。また、駅前ではミニコンサートなどが開かれ歓迎しました。　相互乗り入れ開始から3年たちましたが設定されている時間帯がいいとはいえず、新宿発着時はガラガラです。ダイヤの改善が望まれるところです。

  2009.03.22

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• マントを着て「たま」駅長も祝福。和歌山電鉄で「たま電車」デビュー

  　和歌山電鉄貴志駅の駅長で大人気の三毛猫「たま」をモデルにした電車が今日21日デビューし、「たま」駅長も特製のマントを着て始発電車に乗り込みご満悦でした。　「たま」電車は2両編成で、車体には寝転んだり歩いたりしている「たま」のイラスト100態が描かれており正面の貫通扉に「たま」のエンブレムと「たま電車」のプレートが付いています。内装も猫の形をしたランプや背もたれやシートに「たま」のイラストが描かれており「たま」一色の車両です。　今日の運転開始を記念してセレモニーが開かれ2500人ものファンが詰めかけ「たま」は和歌山電鉄の小嶋社長に抱かれて超満員の乗客とともに運転開始発列車に乗り込みました。「たま」駅長の登場は利用客の減少から廃線の危機にあった貴志川線に客を呼び込んだ「招き猫」となりました。「たま」電車の登場でますます「たま」人気が高まるでしょう。この「たま」電車和歌山～貴志間を1日13往復します。ゴールデンウイークは「たま」電車を乗りに写真を撮りに行くことで決りです。当然、阪神なにわ線もメニューに加えましょう。

  2009.03.21

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• 大阪ミナミに新時代　阪神なんば線開業

  　今年屈指の鉄道界ニュース阪神なんば線西九条～大阪難波間3.8キロが今日開業しました。始発列車には200人もの鉄道マニアが乗り込み開業を祝いました。この区間の開業で阪神沿線から乗換えなしで大阪ミナミの中心難波と結ばれ近鉄奈良線と相互直通を始めましたから神戸-大阪-奈良間がレールで結ばれました。阪神三宮～近鉄奈良間には快速急行が走りだし最速87分で行くことが出来るようになり奈良と神戸相互が行きやすくなり観光面でなんば線に期待がかかります。　前にも書きましたがかつて「阪神西大阪線」を難波まで延伸しようという構想は40年以上前からありました。しかし、「大阪市内の交通は大阪市が仕切る」という「市営モンロー主義」と九条商店街の住民による反対で工事は凍結され「まぼろしの鉄道」とまで言われていました。しかし、建設は第3セクターの「西大阪高速鉄道」が行い運営は阪神電鉄が行うという上下分離方式で着工され今日の開業となったわけです。実際の建設キロは3.8キロで安治川を橋梁でわたりトンネルを行くというバラエテイーにとんだ路線は人気を呼ぶでしょう。大きな可能性を秘めた阪神なんば線。「乗り」鉄必須の路線誕生です。

  2009.03.20

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• きびしい春闘、ことしは多いかも中小私鉄やバスのストライキ

  　きょうは同じ「鉄」でも「鉄道」よりも「自動車」「電機」といった方の「鉄」の話題からスタートです。ニュースで御存じのように昨日、自動車や大手電機の賃金交渉の回答が出ましたが軒並みベースアップはゼロ。定期昇給も凍結という組合側にとって厳しい回答となりました。「100年に1度」とともいわれる世界的な景気後退で輸出中心の企業は業績が悪化したため「賃上げか雇用か」という選択を組合側は迫られ経営側に押し切られたといわれています。　さて、「内需型産業」といわれている私鉄業界。しかし、景気後退の波は私鉄にも及んで輸送需要が落ちてきていますし、いまはJRの追い上げというというより抜かれている区間もあり経営環境はきびしさを増しています。このような中、今年の賃金交渉が始まりきのう大手私鉄に回答が出ましたが中小私鉄やバス会社の賃金交渉はこれからです。中小私鉄やバス会社は利用客の減少などから赤字が膨らみ路線の廃止などの合理化を計っても去年は石油などの高騰などで存続の危機にある会社も多くあります。しかし、組合側にもそうそう譲れない事情もあります。路線の廃止などによる人員の合理化や賃金の抑制、分社化による労働条件問題などです。このためことしは大手私鉄のストライキは無いようですが中小私鉄のストライキはここ数年少なかった傾向から一転して賃上げと合理化問題が絡んで多いかもしれません。しかし、地方ではストをやって利用客に迷惑をかければそれがきっかけでクルマ利用になってしまい自分の首を絞めかねません。労使とも意地を捨てストを回避する方向で交渉をして欲しいと思うのが利用者側の意見です。

  2009.03.19

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• 東京メトロ丸ノ内線　3月28日からワンマン運転

  　かねてからうわさがあった東京メトロ丸ノ内線池袋～新宿～荻窪間が3月28日からワンマン運転になります。中野坂上～方南町間はすでに2004年7月からワンマン運転になっておりこれで丸ノ内線全線がワンマン化します。東京メトロ線のワンマン運転は千代田線綾瀬～北綾瀬間、南北線全線、副都心線小竹向原～渋谷間に続いて4路線の5区間目となります。しかし、朝のピーク時1分50秒間隔で運転している「幹線」のワンマン化することは、列車編成が長く、利用客数がはるかに多いので将来とも実現は考えにくいですがJR山手線、中央快速線のワンマン運転化への実績にもなるかもしれません。　丸ノ内線の全駅に昨年度までにホームドアが設置されたので「もしかしてワンマン運転になるのでは?」とうわさが立ちだしました。しかし、乗降客が多いので「ドア扱いを運転手だけでまかせて大丈夫か。」ということで実際にワンマンになるのかわからないままでしたがすでに方南町支線でワンマン運転を行っているので出入庫などで同区間を走りますから運転席にワンマン運転に必要な機器を取り付ける改造を6両編成車にも行ない、いよいよ丸ノ内本線側もワンマン運転に踏み切ることにしたようです。が、メトロ労組とはワンマン運転化の交渉がまだ妥結しているわけではないという情報もあり「見切り発車」にならないか心配です。春闘の賃金交渉とともにワンマン運転に伴う人員合理化という問題も抱えることになりそうです。

  2009.03.18

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• あと3日、阪神なんば線開業でなくなる列車行き先表示

  　3日後の3月20日、阪神なんば線西九条～大阪難波間が開業し阪神線と近鉄線がレールでつながり近鉄奈良～阪神三宮間で近鉄と阪神の車両が走る姿が見られるようになるわけですが、これを機会に近鉄の2大ターミナルの駅名が変更されます。「近鉄難波」は「大阪難波」、「上本町」は「大阪上本町」になるのでする。どちらの駅もすでに駅名票は変わっていますから、もう「近鉄難波」、「上本町」の駅名票は記録だけの世界になったわけです。あなたは撮りましたか?それに近鉄の車両の行き先表示も「難波」表示から「大阪難波」になりつつあります。(友人の話によると大阪営業局配置の車両全部の変更は間に合わなかったようです。車両数が多いですからやむを得ないでしょうが)「難波」行として表示されている車両を撮れるのもいまのうちです。　阪神電鉄の方にも長年親しまれた行き先がなくなります。それは準急はなんば線の種別になり、運転区間が尼崎～近鉄奈良間になるので「準急梅田」行、「準急甲子園」行の表示の列車や駅案内が見られるのも19日までです。もう間もなく見られなくなる行き先表示や駅名記録として残すのもあとわずかの時間しか残っていません。お急ぎを。

  2009.03.17

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• 続報　若桜鉄道も「公有民営」化に

  　先日鳥取県の第3セクター鉄道の若桜鉄道の「公有民営化」に市内を鉄道が通らない、という理由で鳥取市が資金援助に難色を示している。というニュースを伝えました。この続報ですが結局鳥取市は追加の出資をしないことで沿線の若桜、八頭の2町が鉄道用地、線路、駅舎一切を無償譲渡することで決着し、4月1日から若桜鉄道は「公有民営」の新体制になります。　国土交通省は先週13日、若桜鉄道を先月認定された福井鉄道に続いて地域公共交通活性化・再生法に基づく国の支援を受ける鉄道の再生計画を認定しました。認定・再生期間は4月1日から10年間の2019年3月31日までで、若桜鉄道自身は運行業務に専念します。再生プランとしては一昨年の夏からSLのC12 167を若桜駅構内で自走できる状態で公開しており「SLのある鉄道」をウリにして観光客を呼び込んでいます。そこで県と沿線自治体と共同で団体ツアーを企画したりPRをしたりします。また、鉄道グッズの販売などにも力を入れます。県と自治体は線路や駅舎を保守管理などを行い安全な運行や設備の近代化を行います。　若桜鉄道も全国のほかの第3セクター鉄道と同様利用者の減少と経営環境の悪化に苦しんでおり、鉄道の存続を公有民営に賭けることにしたわけです。福井鉄道とともになんとか再生ほしいものです。

  2009.03.16

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