テーマ:鉄道(22104)
カテゴリ:トラフィーの「鉄」なNEWS
今年の初めから二転三転していた大阪中心部と関西空港を結ぶ鉄道計画の「なにわ筋線」について大阪府の橋本知事が「関西空港の活性化にはなにわ筋線の整備が不可欠だ。」などと早期着工を働きかける発言がありましたが、国土交通省は「なにわ筋線」の事業化に向けた調査を7月にも着手する方針でJR新大阪駅から北梅田を通ってJR難波と南海汐見橋駅の両駅を結ぶ10.2キロの鉄道新線は実現に向け一歩前進する形になりました。
「なにわ筋線」が開通すると北梅田から関西空港まで現在大阪から1時間程度かかるのが30分台で行けるようになりますし、新大阪からなら新幹線や東海道線とも接続していますから京阪神地区の各地から関空への利便性が向上します。国土交通省は今年度予算で1億5000万円を調査費を計上して2~3年かけて需要予測や途中駅として計画されている北梅田、玉江橋、堀江(この駅でJRと南海方向に別れます)の3駅の採算性や利用者が増えるような駅のあり方などを調べます。気になる建設費ですが当初4000億円ともいわれこの巨額の費用が建設に二の足を踏んできたのは事実でした。しかし、梅田北ヤード地区の再開発関連でJR梅田貨物線を地下化し北梅田駅を設ける構想をこの「なにわ筋線」に取り込めば建設費はかなり圧縮できます。問題は圧縮された建設費といえども膨大な費用を国、大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄がどう負担するかに移るでしょう。新大阪のなにわ筋線ホームに関西空港行き南海「ラピート」がお目見えするのはいつになるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.15 10:19:00
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