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テーマ:洋楽(3332)
カテゴリ:音楽
We should give all our love to each other Not this hate that destroys us This is such a pity (This Is Such A Pity) 何をいまさら、というところですが、私がWeezerのアルバムの中でいちばん好きなのは、青でも緑でも黒でもなく赤でもマラドロワでもなく、「Make Believe」なのです。 誰に何と言われようとも、私はこのアルバムがいちばんです。 2005年に発売されたこのアルバム。 少し懐かしくなりましたが、そのころのことは、おぼろげに思い出します。 私はまだ東京に居ました。仕事の帰りにHMVに寄って、これを買ったっけ。 忙しさと、それに比例して蝕まれていく心。音楽を聴く時間もどんどん少なくなっていく中、このアルバムは何度も聴いていました。歌詞カードとにらめっこした時間も、私が持っているアルバムの中ではかなり上位。 「Beverly Hills」は正直ぴんと来ませんでした。 けれど、そこから続くメロディの洪水に、私は心を完全に奪われてしまったのです。 全曲、AメロBメロサビがわかる。曲名を出されたら、すぐに思い浮かべることができる。 そう断言できるほど、このアルバムは私の心に食い込んできました。 I was closer to you back then I was Happier, I was You are fading further from me Why don't you come home to me (Hold Me) ときに優しく、ときに甘ったれ、ときに泣き叫ぶリヴァースの声。 そのどれもが輝いているメロディたち。 売れ線っぽいとか言われていますが、私にはそれでも珠玉のメロディ。 ザクザクと刻まれ、バーストするギター、根っこを支える力強いリズム隊。 「Pardon Me」の間奏のギターソロを聴いたら、私はいつだって泣けます。胸が張り裂けそうになります。 One more time I have crossed the line Now you won't be mine anymore One more dream vanished up in smoke Now I have no hope anymore (The Damage In Your Heart) 思い出すことがあります。 私がいちばん自由だった時間。誰の目も気にする必要はなかったし、毎日笑っていました。その隣で。 異国の空の下で、私は自分を飾ることことなく生きていました。 無性にその日々が懐かしくなって、涙が止まらなくなるときがあります。そのときにBGMのように頭の中を流れ続けるのが、「Make Believe」でした。 だから私はこのアルバムを聴くことを避けていたのです。 You're my best friend And I love you And I love you Yes I do There is no other one who can take your place I feel happy inside when I see your face I hope you believe me 'Cause I speak sincerely And I mean it when I tell you that I need you (My Best Friend) この先、ライヴで演奏されることは多くはないアルバムになりそうな予感はしています。 人気がないと言われたら身も蓋もないですが、そうではなくて。 ひとつひとつの曲において、感情やメロディがトゥーマッチなのではないかと思うのです。 それは悪いことではないけれど、演奏し続けるには重過ぎるような気がするのです。 加えて、私のように変なシンパシーを感じるリスナーもいますし(笑 I want to help you But I don't know how I want to soothe you But I cant speak out I have many fears about rejection I have many memories of pain I have always been a little shy So I'll turn and look the other way Other way, other way I will turn and look the other way I want to hold you But I am afraid I want to touch you But I'm not that way (The Other Way) 音楽を聴くときの自身の状況によって、その音楽はときに大きくもなり、気にも留めない存在になってしまったりします。だから、人が音楽を聴いてそれを感想にするとき、みなが同じであるということはないと思います。 このアルバムは、そのことをあらためて私に教えてくれました。 大事な大事なアルバムです。青臭くてもいい。甘くてもいい。私には大事なもの。 長々書きました。 本来なら、赤盤とこの記事の一部がくっついたものを記事にする予定でしたが、うまくいかず。 お目汚しいたしました。 全国から注目されているサイトが大集合! 音楽人気急上昇ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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