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テーマ:洋楽(3332)
カテゴリ:音楽
![]() 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。 もう2009年のベストは記事にしてしまったので、いまさらあがいてもどうしようもないのですが、先日買ってきたBiffy Clyroの「Only Revolutions」がお気に入りとなり、リピートし続けています。 グラスゴー発でありながら、USっぽいヘヴィネスたっぷりのハードなサウンドは、私がふだん聴いている音からはちょっと外れているのですが、なぜか私は彼らの音が好きなのです。前作「Puzzle」の衝撃が大きかったからかもしれません。 そして、今回の「Only Revolutions」を聴いての第一の感想は、「やわらかくなっている!」というところでしょうか。「God & Satan」などのバラードはとてもメロディアスで聴きやすいです。もちろん、先行シングルとなった「That Golden Rule」はこれぞBiffy Clyro!というギターリフですけれど、全体的に、ラウドでありつつも、前のような怖いほどのゆがみがなくなったような気がします。 British Anthemsのサンプラーにも入っていた「Mountains」は、ものすっごくカッコイイ(これ以外に表現できない)です。間奏のピアノパートがドラマティックだし、この曲のときのサイモンの声が、なぜかいっそう素敵に聞こえるのです。 私がなぜふだんヘヴィなのを聴かないのかって、それは、全部同じに聞こえるからなのですが、Biffy Clyro、今回のアルバムはまったくそうではありません。中盤にダレてしまうこともなく、静と動をうまくミックスしながら、ラストへと向かっていきます。この構成力と楽曲の完成度はかなりのものだと思いました。偉そうに。 また、参加メンバーも話題たっぷりです。 オーケストレーションのアレンジは、ベックのお父様デヴィッド・キャンベル。3曲目の「Bubbles」にはQOTSAのジョシュ・オムが参加。 赤と青の色彩が印象的なジャケットは、ピンク・フロイドも手がけたことがあるストーム・トガーソン。謎めいていて、怖いような気もするけれど、同時に美しい。 サマソニで彼らのステージを観たことがありますが、赤パン+裸+毛という、あのヴィジュアルは衝撃的でした(笑)。実に好みだ。 そうそう、ブックレットの中の写真がカッコイイです。サイモン、こんなに男前だったっけというくらい。 Biffy Clyroってヘヴィロックでしょ、と敬遠する方も多いかと思いますが、これは聴いてみて欲しいなと思います。いいです、ホントに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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