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テーマ:洋楽(3316)
カテゴリ:音楽
前回に続き、アップルクランブルさんで買った7インチ+CDシリーズです。 スウェーデンの4人組Daysの「Downhill」。これでもShelflifeからのリリースです。 スウェーデン、Shelflife。これで音の想像がつかないなんてことはないし、絶対好きになることも明白。そもそもこういった類の音を嫌いと言い切れる人っているの?……いるか、な。 前回のChampagne Riotとはやはり少し違う音です。電子音は使われず、可愛らしく爪弾かれるギターに流れるようなベース、要所を彩るトランペットやパーカッション。これぞまさにギターポップのお手本です。個人的に、エレクトリック要素のないギターポップが一番好きです。the OrchidsやGo-Betweens、Field Miceなどが引き合いに出されてたりしますね。 7インチのA面「Downhill」がやはり出色の出来です。これだけ歌詞を見つけることができたのですが、歌ってることは、けっこう絶望的で悲観的。 タイトルの「下り坂」の通り、「ぼく、気づいちゃったんだよね。下り坂に差し掛かってること。ぼくは天国になんて行けないけど、いったい誰があそこに行けるっていうんだろう?」という始まりです。 「人生はぼくらが待ち望んでいるようなおとぎ話じゃない」って言うし、「なんでこんなつまんない世界にぼくは居るんだろう?」ってぼやくし、なんだかモリッシーみたいに悲観してる気がするのです。あの人みたいにひねくれまくった感はないですが。 しかしこんな内容を乗せて流れ出す、私たちが憧れる北欧のキラめきと美しさたっぷりのサウンドに、どうやっても魅了されてしまうのです。 たぶんそれは、私もずっと下り坂だから。そして時折、なんで生きてるの?って思うこともあるから。そりゃあ確かに、Tamas Wellsのライヴで生き返ったけれど、根底にある消せない本質は、下り坂をひたすら転がり続ける石ころの私です。もちろん、Like a Rolling Stoneも好きですよ。 CDの音源も、どれもがこれぞ北欧ギターポップ!というナンバー。でも、どの曲にもそこはかとなく漂うメランコリックな風合いが、たまらなくいいんです。明るいだけじゃ満足できない、そんな人には激推ししたい。とはいっても、もう活動していないみたいなんですけどね…。続報求む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.07 18:00:10
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