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テーマ:洋楽(3321)
カテゴリ:音楽
何で今更、2005年リリースのアルバムなんだ、と。 Editorsの1st「The Back Room」です。 私はこれを買った記憶があるんです。でも棚にないんです。ということはつまり、売った…? やはり、音楽のテイストというものは常に変動しつづけるものなのだと痛感。 先日「EBM」を激賞したおかげで、もう一度このアルバムを手に入れてみようと思い、再購入しました。 本当にすみませんでしたとしか言えない。 この暗く美しい闇を、どうして当時の私は放り出してしまったのかと後悔しています。 アルバムを彩る11曲すべてがこんなにも美しく聞こえるとは。lights~munich~blood~fallの出だしのインパクトは計り知れないほどです。 イメージとしてはモノトーンの世界ですが、時に冷たく、時に熱く響く彼らのサウンドは、圧倒的なエナジーを感じさせます。とはいっても、大音量だとか音の洪水だとか、そういう類のものではなくて、何か一本、確固たる芯の通った音が持つ力。たぶんこのギターが多分にポストパンクな色合いだからなのでしょうか。そして、それに重なるトム・スミスの声。この人の声ってけっこう低いと思うんですが、他のバンドのヴォーカルとは一線を画す存在感を放っています。 ジョイ・ディヴィジョンを引き合いに出されることが多い彼らですが、ホントそう。イアン・カーティスを連想しますよね、この声は。 で、歌詞が本当につかめない感じがまた、良いのです。 愛だ恋だ言わないのが、本当にいい。 私に考えることを強いてくれる歌詞は、とても魅力的です。 「blood」の「blood runs through your (our) veins, that's where our similarity ends」というフレーズが、、なんだか頭から抜けないんです。 ゴス寄りに分類されることもあるという彼ら。実にアーティスティックかつインテリな雰囲気が、たまりません。やだもう、アルバム全部追わないといけないじゃないですか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.08 21:47:38
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