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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2023.08.23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 「そっか~~~。だから…。」
佐津香。
「今もって…、結婚…、ならず~~。ふ~~ん~~。そういう事か~~。」

そして伊寿美、腕時計を見て、
「さて。そろそろ、私~~。」

優維香、顔をチョコンと。
「あ、うん。行ってらっしゃ~い、だ~~ね。」

伊寿美、
「うん。」
そして佐津香に、耳打ちするように、
「優維香も、ボチボチと~~。かな…???…って。へへ。」

その声に優維香、口をグンニャリとさせて、
「ニャ~~ニオ~~~???」

伊寿美、その顔を見て、済まなそうな顔で、
「ははは。ごめんごめん。」

けれども佐津香、
「ん~~~。確かに。うん。」

瞬間、優維香、
「おかあさ~~ん…???」

「はいはいはい。まだまだ、あんたは仕事に没頭中~~。男性には。」

その声に優維香、
「ふん。まね~~~。」

「それにしても、勿体ないよね~~。仕事がさぁ~~。インテリア。しかも、勤務する会社、大手で有名なインテリアショップ・ジョエル。インテリア関係、それこそ、素敵な男性。いそうに見えるんだけどね~~。」
そして伊寿美、優維香を見て、
「本当にいないの…???」

その声に優維香、口を尖らせて、
「うるさ~~い。」

「はいはいはい。いつものフレーズで。…では…。」
椅子から立ち上がる伊寿美。

佐津香、
「あん。ありがとね~~。わざわざ頂いて~~。」

「ううん~~。ちょっとした、お裾分けって。ねぇ~~。」
「いつも、ありがとう~~。はは。」


伊寿美から母親の須美の実家の新潟から送られてきた名産品。
その内の、「笹団子」をお裾分けで頂いたのであった。


伊寿美が帰って行って、優維香、
「さてと。少し、お昼寝タイ~~ムゥ~~。」

佐津香も、
「ふ~~ん。私も、少し、休もっかな~~。」

「ふん。そうしなよ。とにかく、おかあさん、ダブルワークだから~~。」


佐津香は…、事実、エレガンザ化粧品という化粧品会社のマーケティング事業部にも在籍しているが、
その傍らで、「挿絵」というセカンドワークも熟している。
所謂ダブルワークである。

この、「挿絵」の場合は、在宅で…。佐津香は子供の頃から絵が得意。
…なのだが…、中学の頃にあるモデルに出会い感激。
楽屋まで出向いて挨拶を。すると…。そのモデルのメイクを落とした後の姿に遭遇。
その違いに驚き、いきなりメイクアップに興味を持ち始めた。
絵の勉強の傍ら、メイクアップも…、という貪欲にも…。

子供の頃から一度決めた事をやってしまわないと気が済まない性格の佐津香。
高校でもメイクの事を勉強しながらも…、辿り着いたところが…。
「何故、この化粧品を…???」と、言う結論に辿り着き。今度はそのまま化粧品の道を。
結局、大学在学中には何と、メイクアップアーティストになるにはお薦めの、
JMA日本メイクアップ技術検定試験、2級まで取得してしまったと言う筋金入り。

されど、メイクアップし技術も持ち合わせていながらも、結局は、女性を美しく。という、
ある意味、お化粧をする。そのための製品づくり。
つまりは、挿絵でも、最初は白い場所から。そして化粧品も、何もないところから誕生させる。
そういう意味で、エレガンザ化粧品の企画開発の扉を…。

そして…。10数年後には、その企画開発も卒業し、現在ではマーケティング事業部へと、
籍を置いている。本人としては、子供の優維香も子離れ卒業と言う事で、
年齢も年齢。おとなしく頑張りましょう的に、現在に至る。

そして、その上で、絵の方も、その才能は健在で、
今や編集者とも打ち合わせをしながらも地道に継続されている。







ドアを開けて、
「おはよう~~。」
優維香。あちらこちらから、「おはよう。」そして、「おはようございます。」の声。

優維香、自分のデスクに就くなり、
「ほいさ~~、企画書~~。」
向かい側デスクの冴島悠里(さえじまゆうり)が優維香にファイルを。

優維香、
「あ~~い、サンキュ~~。例の追川(おいかわ)物産の企画ねぇ~~。サンプル~~。」
ファイルを見て優維香。そして悠里を見て…。

悠里、ニンマリと、
「OK~~。頼んで正解。…ってね~~。課長の目代(めじろ)さんが。まさか、ここまで突き詰めるとは、思わなかった。面白い発想って。これなら宣伝も嬉しい、やりやすいって。」

優維香、慎ましやかに、
「おほほほほ~~。嬉しい事、言ってくれる~~。」

「午後には目代さんともっと奥まで交渉、進めるからね~~。」
「オッケー~~。」

「柿崎チーフ~~。柿崎チーフ~~。」
入社2年目の侑架友也(ありかともや)。
「このデザイン、もっと追及してみろって…、課長から言われて~~。…でも、何処をどう…???」

瞬間、悠里、
「友也君~~。それは~~。君のお仕事~~。頑張ってやってみなさ~~い。」

頭を掻いて焦っている様子の友也。

優維香、
「ふ~~ん。1時間後に持ってきな。一緒に見てあげる。」

友也、目を見開いて、
「あざっす。」

悠里、
「またその言葉~~。」








好きになれない。   vol,006.   「優維香も、ボチボチと~~。かな…???」

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最終更新日  2023.08.23 05:38:49
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