数十年前に買ったままで放置していたペンタコンSIX用のビオメター80mmf2.8
以前、ブログでビオメターの事を書いた。M42マウントのビオメター80mmf2.8は実に優秀なレンズで、今使っても何の問題もない実力がある。それとプラハで購入してから四半世紀以上放置してあった、ペンタコンSIX用のビオメター80mmf2.8は、ツァイス・イエナのツェルナー氏により、オリジナルから硝材の一部を変更して、性能の向上を試みられたことも書いた。次にブログの為に昔買ったままで放置していた、ペンタコンSIX用のビオメター80mmを探し出し、ゾナー180mmに付いていたペンタコンSIX >M42アダプターを使い、ベッサフレックスに取り付けて写真まで撮った。春先に桜の写真を撮る為に普段使わない何か変わったレンズをと思い、M42マウントを引っ張り出してブログに書いたおかげで、ペンタコンSIXマウントの存在と購入した時の場面を思い出してしまい、ようやく何か申し訳ない気持ちで散歩に連れ出したのは、暑い夏も過ぎて大分涼しくなってからだった。ゼブラ模様の改良ビオメターである80mmf2.8は、やっぱりM42の印象のままの良いレンズで35mmサイズでも何の問題もなく活用出来る。何より80mmという少し凝視した中望遠は、時には重要な焦点距離となる事がある。ついでにもう一個、ペンタコンSIX > M42アダプターを発見。こっちは外観もゼブラ柄なので同時代のペンタコン製の純正アダプターだと思うけど、プラハでペンタコンSIX用のビオメターと一緒に買ったような気がする。値札の750コルナは大体2250円だった。結構手の掛かった造りで、イメージサークルの大きい画像の影響を考慮して、光軸が通る部分にはフェルトが貼られている。(ペンタコンSIXビオメター80mmf2.8の作例は全て銀塩写真)ようやく涼しくなって、秋の雲の下で無数のトンボが群れている。畑の一角には農作物以外に花が植わっている事もあって、ここのヒマワリは夏の終わりを告げている。奥から蓼科山と北八ヶ岳が見守る田畑では、稲が色づいてキャベツが育っている。山間の田畑では色づいて首を垂れた稲の奥には、白いソバの花が満開になっている。秋が訪れて満開の白いソバの花の脇で焚火の煙が漂う。秋の散歩の途中で出会うソバ畑で、異臭を放っている白い花を見ていつも思うのは、花とは全く異なる香ばしくてのど越しの良い新ソバだ。夕景の中、蓼科山が顔を覗かしているソバ畑とキャベツ畑の間にある農道を、農作業車がゆっくりと帰路に付いている。日が落ちて農作業も終わり静かになったキャベツ畑。時間の設定し忘れで未完成のままに公開してしまった。純正アダプターを追加。【20:30頃】以前の旧型ビオメターと比べるのも一興。