なぜインデックス投資ではなくアクティブ投資を選ぶのか?
さて私は以前から友人のポートフォリオ作成のお手伝いをボランティアでしてるのですが、自分はコテコテのアクティブ投資家なので、自分に相談されたら当然みんな自動的に個別株でポートフォリオを組むアクティブ投資をすることになります。美容室に行ったら髪を切られるのと同じ事ですね。 もちろん最初に「インデックス投資と言う、絶対に平均点を取れるやり方もあります。努力したくないとか時間をかけたくないという場合はこちらが正解ですし、実際世の中の90%以上の常識的な方にはそれが最適解となります。そもそも人間の原始的な本能に基づいてマーケットで戦うとほぼ負けます。そういう世界だからです。ただ、自分はやり方さえ間違わなければ長期的にはベンチマークを上回れると確信しています。実際私が見ている方はみんなインデックスに大きく勝っています。ただし全員、奇人か変人かもしくはその両方ですが。なので私に相談するという事はアクティブ投資をするという事になります。それでよろしいですか?」という説明はしています。ただみんなほとんどポカーンと口を開けて聞いているので、ちんぷんかんぷんでたぶん全然分かっていないとは思います。 ちなみにインデックス投資を御所望された場合には、アドバイスは「VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)買え」の4語で終わりです。 私の出番はないですね。 ま、そんな感じでやっているのですが、しばらく前にお手伝いをしたある友人の方が、別の知り合いのインデックス投資家に「 どうしてアクティブ投資なんかしてるの? それは絶対勝てないやり方って統計的に証明されてる んだよ。そんな危険なものを、ましてや人に勧められてやるなんてどうかしてるんじゃないの?」と言われたとのことでとても不安がっていました。 そして私は、「そうだよな。なぜインデックス投資ではなくてアクティブ投資を選ぶのか?ということについては、論理的かつ簡潔にいつでもどこでも誰にでも説明できるようにしておかないといけないな。」と改めて思い、日本海溝よりも深く反省しました。なので、今日の日記でそれを自分用のメモとして書いておきます。 端的に言うと、S&P500やTOPIXに代表される インデックス投資は「高PBR大型株ファンド」への投資 なので、その弱点を突いて バリューファクター やサイズファクター を利用し、更に 日本株個別のチャンスとして優待パワーも使って追加のパフォーマンスを稼げる ので、総合的に見てインデックス投資よりも良好なパフォーマンスを目指せることから、アクティブ投資を選ぶメリットがあると自分は考えています。後、「市場平均に勝つ」ことを目指すのが「ゲームとして抜群に面白い」 のも魅力の1つと思っています。 このくらいかな。?