三十路女のヤマトナデシコな日々

トレドから一路、首都マドリードへ

トレド～マドリード＝約７０Ｋｍ／約１時間１５分




いよいよスペイン最終日です(T_T)
あっという間の1週間だったわ～




平日の朝のマドリードは、都会ならではの渋滞



ずっと歴史地区ばかり巡ってきたものだから、
久々の大都会の風景が何とも味気なく感じてしまう････




こちら修復工事中のアトーチャ駅

マドリード最大のスペイン国鉄のターミナル駅です

何年か前の爆弾テロの現場でもある････



さて、マドリード観光は、
「プラド美術館」の一点に絞ったスケジュールとなっていました



美術館の周りは、
朝から、入場チケットを買い求める人の長蛇の列がズラ～!!!
更に、入場待ちの長蛇の列がズラ～!!!

とにかくスゴイ人気である･････


でも、ここは団体旅行の強みで、
事前にチケットを購入してもらってあるので
オープンとほぼ同時に入場することができました(^^)v




さて、スペインが誇るこの国立プラド美術館（Museo del Prado）は、
世界有数の規模で、15世紀以降のスペイン王家のコレクションが残されています


　　約7,600枚の油彩画
　　約1,000の彫刻
　　約4,800枚の版画
　　約8,200枚の素描

美術館の規模はかなり大きいものの、
それでも当然、全部を展示できるわけではなく
定期的に展示が変わり、更に世界中へ貸し出ししたりと
訪れるタイミングで、見れる絵画も違います


有名どころでいうと、

　★ベラスケス
　『女官たち（ラス・メニーナス）』『ブレダの開城』『マルガリータ王女』

　★ゴヤ
　『裸のマハ』『着衣のマハ』

　★デューラー
　『アダムとイヴ』

　★エル・グレコ - 多数


今回、美術館を訪れて思ったのは、
“専用の日本人ガイドは必須”ということ



今回のプラド美術館専属のガイドさんは、
本当にレベルが高かった！
（名前は忘れちゃった･･･ゴメンなさい）

他の団体にもガイドさんはたくさんいたけれど、
一人ひとり説明の仕方が違うし、レベルに多少差はあるだろうから、
ガイドの当たりハズレというのもあるのかも



とかく規模の大きい美術館は、広すぎて作品も多すぎて、
個人で行くと、どこから見たらいいのかわからない(>_<)ということがある

順番に見て行ったら、それこそ日が暮れてしまうし、
1日ではとても････ということもザラ

音声ガイドはあるけれど、
やはりどうしても作品の紹介に終始してしまうし････


今回勉強になったのは、

“絵画は、それを描いた「画家の視点」で見る”ことの大切さ

絵画は、見る視点（立ち位置）によって全然印象が違う！ということを初めて実感した

それは角度であったり、絵からの距離であったり･････

まずは、その画家の視点がどこかを探すことが
その絵画を正しく理解する第一歩であると


え！？隣の部屋から！？とか、

だから、こういう展示の仕方なのね～とか、

発見！と驚き！の連続でした


画家の視点に立って見てみると、
なぜそういう構図になっているのか、何を描きたかったのか、
展示する美術館サイドが何をどう見てもらいたいのか、
作品の背景にあるものも含め、より深く理解できる気がしました


ゴヤの『裸のマハ』だって、
へぇ～そういうことだったのかぁ～(@_@)
って感じでした
（普通なかなかそこまでの説明はないよね････って）


いやぁもう“感動”に近いものがありました

美術館とか博物館とか好きだし、
鑑賞する時は必ず音声ガイドも使うけれど、
今回のプラド美術館の鑑賞が一番楽しかった！


有名な絵画に絞っての駆け足の鑑賞でしたが、
それでも2時間かかりました(^_^;)

今度またマドリードに行く機会があったら
もう一度、いや何度でも見に行きたい（もちろんガイド付けて）！



さて、プラド美術館のお隣に立派な教会があります



サン・ヘロニモ・エル・レアル教会です

歴史は古く1501年の創建とか
マドリードではかなり珍しいゴシック様式の教会です

でも、お隣のプラド美術館が有名過ぎて（笑）、
日本人観光客が訪れることは稀で、ガイドブックにすら載っていない！


日本もそうですが、
ガイドブックに載っている情報なんてごく一部で
そういう歴史ある建造物が国中に五万とあるんですよね～

短期滞在の旅行では、
そういうものに触れる機会はまずないですもんね



プラド美術館の観光を終え、
ちょっとだけお土産屋に寄って、バスにて空港へ･････

いよいよ出国です