2009/03/15(日)23:24
京都市電の保存車がリニューアル
京都市電の最初期車がリニューアルというニュースがありました。
先日乗った明治村の動態保存車がリニューアルされたのかと思ってしまいましたが、今回のリニューアルは「宝塚ファミリーランド」から鉄道資料館「加悦SL広場」へ譲渡された保存車のことらしい。
以下、Yahoo!ニュースから引用(元記事)------------------------------
京都市電の最初期型車両リニューアル
3月15日22時23分配信 産経新聞
かつて京都の市民や観光客に親しまれ、製造から100年を迎えた京都市電の最初期型車両が、約2年間かけてリニューアルされ、鉄道資料館「加悦SL広場」(京都府与謝野町)で展示されて、明治時代のレトロなデザインが鉄道ファンを喜ばせている。
この車両は、明治28年開通の京都電気鉄道(後の京都市電)で運行していた狭軌(ナローゲージ)タイプのN1型。同タイプは28台あり、多くは解体されたとみられる。
加悦SL広場で展示されている「N5号」は明治41年製造で、京都駅前と北野天満宮(京都市上京区)を結ぶ堀川(北野)線で活躍。昭和36年の同線廃止に伴い、兵庫県宝塚市にあった「宝塚ファミリーランド」に譲渡され展示されていたが、ファミリーランドが平成15年夏に閉園したため、SL広場を運営する輸送関連会社が譲り受けた。
車体は木造で茶色と白色の落ち着いたツートンカラー。楕円(だえん)形の窓枠で天窓もあり、モダンなゴシック様式を取り入れている。鉄製部分のサビや木製の窓枠が朽ちるなど傷みが激しかったが、平成19年春から板の張り替えや塗装などを行い、リニューアルした。
整備を担当した輸送関連会社の塩崎政広さん(39)は「製造から約100歳を迎えた車両が、化粧直しでよみがえりました。ファミリーランドで親しんだ人にも会いにきてほしい」と話している。
------------------------------------------(引用ここまで)
この車両は明治41年に製造されたN電と呼ばれる最初期型車ということで、明治村に保存されている2両と同型の車輌のようですが、製造は明治41年と、わずかに古いようです。
そして、京都市電のN電を調べてみると、これらの車輌の他に現存しているものがあと数両あるとのこと。
参考ページ
「京都市電の廃線跡を探る」
「保存車両現況」
これを見ると、意外と保存車両が現存している事がわかります。
個人的には明治村以外での動態保存車両である梅小路公園のN27車が気になるところです。
隣接する梅小路蒸気機関車館とともに、訪れてみたいところです。
ともあれ、明治の市電が今なお1両でも多く大切に保存されることは喜ばしいことです。
今回はここまで。