ヒートアイランド・・・
ヒートアイランド現象とは・・・東京や大阪などの大都市を中心に、気温が周りの地域に比べて高くなっている現象です。道路やビルなどによって、地面の大部分がアスファルトやコンクリートで覆われているため、熱を溜め込みやすい状況の上、自動車やオフィスビルなどのクーラーなどから排出される熱の量が多いこともその要因となっています。現在、東京都や大阪府では、アンケートによる意識調査、夏場の地表測定を行い対策としては、屋上緑化やビルの反射材塗装に出口を見出そうとしています。温暖化に真剣に取り組む国として世界をリードするなんて出来もしない大見得を切った半面で、緑地を切り開いて議員会館を建てようとか、山を取り崩してダムにしようとしたり、高速道路の無料化を進めようとするなど、逆行した行いが相もかわらず続いています。このようなことを行なっていれば、ヒートアイランドの解消どころではなくなってしまいます。ヒートアイランドの問題は、アスファルトやコンクリートが、日中に熱を吸収し夜間その熱を放出する性質にも起因しているのではないかと思います。そこで、反射材のようなその場凌ぎ(事実、塗った所の熱を他へ飛ばすだけで、受ける量が減るわけではありませんから)の方法ではなく、吸着、分解、調節することに力点を置く方が、正しいのではないかと思います。炭には、熱、雑菌、臭いの吸着、湿度の調節することなどに優れた作用を持ちます。炭の活用により、森林保全を兼ねた解消法になるのではないでしょうか。炭を使った場合に、期待される効果として、 ヒートアイランド現象の軽減。(今回の実験目的) 寒期の温暖化(暑い日は表面温度を下げ、寒い日は表面温度を上げる。)排気ガス量と悪臭の減少。 アスファルトの早期乾燥による路面の強化。 この際、炭にはより多孔質な竹炭を用い、吸着力、吸収性を高めるための特殊技法を用いた加工後、粉砕したものを使用。石川県内で、(私道を使い)簡単な実験をして見ました。 竹炭(粉)を撒いた上に、アスファルト舗装した部分と竹炭を撒かない通常の方法でのアスファルト舗装した部分を作ります。365日 朝、昼 2回/1日 天気、気温、湿度、表面温度を測定し、表に記入する。受験は、日常の条件にて行う為、屋外(屋根なし)にて行なうものとする。表面温度として、炭を混ぜたアスファルト舗装の方が、夏場で3℃低く、冬場で4℃高い測定値がでました。東京文京区内にて、黒土を使用して同様の温度実験を行ないました。(図1)深さ 125mm の同じ大きさの容器に、120mm の高さに黒土を入れたケースと、底 60mm 上部 40mm の黒土に20mm の厚みの炭の層を作ったケースを用意。天井部から 5mm 下がった土中に温度計の測定部を固定。(埋没)屋外に設置(天井なし)時間が経つにつれ、雨の日には竹炭なしのケースに、水溜りが出来る。(水はけが悪い)雨続きがあった後、竹炭のないケースの土中にカビが発生。また、開始2ヶ月頃から雑草が生えてきました。などという現象が見られるようになりました。それとは対象に、竹炭の層を作ったケースでは、水はけがよく、24時間後には綺麗に乾燥しました。雑草も、生えてくる気配も見受けられません。こちらは、諸都合で8ヶ月しか行なえませんでしたが、1. 土壌改良&湿度調整効果竹炭を入れたほうの容器では、雨上がり後でも表面の水分が良く吸収され、炭を入れない容器の表面が、水溜り状態になっているにもかかわらず早く乾燥していた。また、雨天続きの後、炭の入らない容器の土中に大量のカビが発生したのに対し、炭の入った容器はカビの発生は無かった。また、竹炭入りの容器では雑草が生えることは無かったが、炭の入らない容器では雑草が対象的に大きく成長。2. 熱の吸着効果午前中や、気温が過ごしやすい日などでは、炭入り容器、炭無し容器での温度差は、殆ど見受けられませんでしたが、温度が高い日(及び低い日)や湿度の高い日には、2~6℃前後の表面温度差が発生。等の結果がでました。これらの実験は、小学生の夏休みの宿題程度(\2,000前後)で、行う事が出来ます。ご興味の方で、結果に疑問がある方は、試されてみてもよいのではないでしょうか。これらの効果以外にも、測定は機器(を持たない)などの関係で出来ませんでしたが、排ガスの吸着などにも、貢献が出来ると思います。いい加減な規格製品が多いこともあり、信用が薄い竹炭ですが(苦笑)、古から伝えられてきた力には無限の可能性があります。身近なところで、(竹炭や竹酢液が)皆様のご健康などにお役に立てることを願っております。竹炭や竹酢液については、美竹姫ホームページURL http://mitakehime.comを参考にしてみて下さいね。