ひらめきハート満天丘　　花村実葉　　　　　　　　　

　昨日は、久し振りに銀座に買いものに行きました。

　イトウ屋さん。文具屋です。

　文具の専門店なのですが、文具というものは、

こんなもの、あんなもの？　と観ていて飽きません。

　ブログを始めて三年くらいになるかしら？

　色々な方とネットの中で、不思議な関わりがありました。

　日記や物語（即興小説）を書いていると、やはり自分自身の

感情というものが現れてしまします。また、他の方のブログを

読んでもそうです。

　そんなとき、悲しい現実を目にすることもあります。

　私は、無視をすることが出来ない性格です。

　目に飛び込んできた事柄について・・・

　ブログとは、どこに住んでいるとか関係なく、

人の心のありようが観て取れる不思議なパンドラの箱です。

　銀座に出たついでに映画を観ようと思いました。

　「サガン」

ー悲しみよ、こんにちはーのフランソワーズ・サガンの伝記的な映画です。

　始まるまで時間があったので、カフェで本を読むことに。

　すると、銀座近くにセカンドマンションを購入した

友人のことを想い出し、こちらにいるかしら？

と思い電話してみました。

　半年もの間、怪我した足が治らずに自由に外に出る

ことが出来ない状態の友人は・・・少しは歩けるようになったそうでうが、

「もう自分は死にたいと思うことがある」

　電話口で、そう彼女はつぶやきました。

「＊＊さんは、ただ我が儘なだけだと思うよ」

　私は彼女に言いました。

　それで、何故銀座に今日来たのか

その理由を彼女に伝えました。

　私は、ブログで交流をしていた、ある方のブログから

遠のいていました。時々観ていたのですが、

読むのがとても辛く感じることが多く避けるようになったのです。

　そこに表現されているものは光の無い世界でした。

　それで、電話口の彼女に、

「その方の奥さんは、喋ることも一人で動き回ることも不自由で、

一生病院で過ごさなければならい人生なのよ。

だから、私はスケッチブックと２４色の水に濡らすと水彩に

なる色鉛筆をプレゼントすることにしたの」

　と伝えました。

　すると、彼女は

「年下のあなたに、自分が我が儘だと言って貰えて良かった」と・・。

　彼女の場合は、治る怪我なのです。

　時間もあったので、松屋銀座をぶらりとウォッチングすることに、

　最近はご無沙汰していた、アニエス・ベーが目に入り

モノによるのですが、４０％off　～洋服を買う予定は無かったのですが、

そこがダメなところで、ついまた買ってしまいました～。

　「悲しみよ、こんにちは」が支配した時、

買いものをすることでバランスを取りなさい～

　神様は言われます。冗談です。

　私自身は歪な球です。

　映画は、シナリオがイマイチだと感じながら

外に出ると土砂降りでした。

　お腹が空いたと、久々の「ぴよんぴょん舎」で

別辛冷麺とチジミを注文～。

　激しい雨音を聴きながら、オイシイものに舌鼓をした夜でした・・。

　終わりよければ全て良し・・

　オイシイものを食べると幸せを得ることが出来る・・

　換気扇の鳥さんも旅だったことだし・・

　自炊でオイシイものを作ろうっと・・。

　＜写真　ぴょんぴょん舎の冷麺と小さな店内＞