カテゴリ:小説
東京に住んでいた間、七夕で晴れた日があっただろうか? と思いだしても、思い出せませんでした・・・。 ほとんどが、曇りだったような気がするのです・・・。 こちらは、お月さまも出ていて、☆の数は少なかったのですが・・・ 濃紺の空に、白い雲が天の川のように流れていました・・・。 考えてみれば、仮に雨だったとしても、分厚い雲があったとしても、 その雲の上空は晴れているわけです・・・科学的に考えると・・・(笑) けれども、ロマティックに 考えるとして・・・ こちらでは、彦星と織り姫さまは再会出来たでしょう・・・きっと。 彦星と織り姫の物語の由来を書いたホームページを見つけました。 「七夕の全て」 http://tanabata777.com/hoshi/orihime-hikoboshi.html もともとは中国の伝説だったようですね・・・身分の違うもの同士の恋人 の物語という・・・。 そんな七夕の夜でしたが、本日は、嫌にぼんやりとしていました。 夕方、台風が来るというので、食材を買い込み、坂道を歩いていると、 東京に居る間、ずっと観察していた、オシロイバナの濃いピンクの花が あの、草木がおおい茂った所に、咲いているではありませんか~! オシロイバナは、夕方に花を開くのですが・・・見事に鮮やかな濃いピンク色の 花を開いていました・・・。 なんと良い香りなのかしら? たとえようも無いくらいの・・・しいて言えば、石けんの香り? わたしは、オシロイバナが好きで・・・一房ちぎって、キッチンに 飾りました・・・。 即興小説 『七夕とオシロイバナ』 織り姫さまは、七夕の夜、桟橋で船出することができるのか 今か今かと待っていました。 ようやく空が晴れてきたので、胸をわくわくさせてながら渡し船に乗り込み 揺れる天の川を下って行きました。 そうして、船は、 地上に降りてきて、人間である彦星と再会を果たすことが出来ました。 織り姫と彦星は一年ぶりに再会し、喜びと幸せに満たされた後、 7月8日の陽が昇る前に、お別れをすることになりました。 彦星は別れを惜しんで泪を流しました。 一年に一度の数時間しか夜しか会えないという切なさを悲しみました。 織り姫も、彦星の泪を見て、泪を流しもう天に戻るのはやめようと 決心したのです。 すると織り姫の姿はいつの間にか小さな植物となって 姿を変えていました。 濃いピンク色をしたオシロイ花でした。 そうして、いつでも 畑仕事をする彦星と共に生きることを織り姫は選んだのでした。 めでたし、めでたし・・・ * これは、わたしが今、即興で創ったお話・・。 ではでは、体調には皆さま、くれぐれも気を付けてくださいね! 明日も良い日を~ イラストは本日のもの。 (二枚の写真は昔撮影したもの。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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