|
テーマ:運命の出会いって!?(266)
カテゴリ:東欧☆じぶん研究
ずっと前にボーリャと「サイン」について話あったことがあります。 サインとは署名のサインではなくて、別の意味「前兆、徴候」のことです。 ボーリャが言うには、普段の日常でも気を付けていればサインというものを感じることが出来るそうです。 簡単な例。 例えばバスの時刻を知らずにバス停に着きます。 急いでるわけでもないので時刻表をチェックしません (↑東欧のバスは時刻通りに来ないことが多いですし)。 何気なく待っていると突然「あ、もうそろそろ私のバスが来そう!」とふと感じて、見てみるとその通りにバスが来ることがあります。 こんな小さなことも「サイン」なんだそうで、誰もが小さな超能力のような力を持っているそうです。 ちょっと反れるけれど、ボーリャと私はテレパシーがあるんじゃないかって思われることがしばしばあります。 例えば、落ち込み気味で頭痛がするような日にボーリャに「今日は頭重いし頭痛がする。」って言うと、彼も「僕も今日はすごい頭痛だよ。」って言ってきたり。 夜中過ぎにメールを送ると、「夜中にふと目が覚めて画面見たとたんに君からのメール届いたよ。」っていうこともあったり...。 その他もいろいろあります。 ちょっと不思議なことや、時には過激なことも なので私達って本当に何かで繋がれている、って思います。 話は戻って、 それで私も考えてみました。そういう小さなサインとはちょっと違うけれど思い当たることがあります。 それは私の結婚式のことです。 夫との結婚式には、父が参加しませんでした(母は既に他界)。 というのは、ちょうど式を挙げた頃父は退職直前でものすごく忙しくてどうしても休みが取れなかったのです。 なのでほとんどが夫の家族親戚だけでの式となりました。 そのことに多少違和感を感じないでもなかったのですが、 今考えてみれば、これってまるでこの結婚が「正常」なものではない徴(しるし)だったのかもしれないです。 それともう一つ、これも絶対に徴候だと思います。 式を挙げて直後、日本大使館に婚姻届を出しました。 国外での婚姻は、式後3ヶ月以内に届け出なくてはなりません。 そして氏の変更もしたいと思い係りの人に聞きました。 「夫の氏に変更して新しいパスポートを作りたいのだけど、段取りを教えてください」、って。 そして係りの人の言うとおりにしました。 書類に書き込んで提出。 係りの人は「新しい氏のパスポートも申請できますよ。」と言うので、それなら、と申請しました。 そんな簡単に氏の変更って出来たっけ?、とちょっと不思議でしたが、大使館の人が言うからそうなのでしょう。 法律が少し変わったのかもしれないな、と思いました。 少し経ってパスポートを受け取りに行きました。 夫の苗字に変わっています。 これで一件落着、と安心しました~ 一年あまり後、娘が生まれたので出生届のために再び大使館へ 書類に書き込んでハンコも押して提出。 係りの人が(前回とは違う人)、それまで私の提出した書類のファイルを見ながら何やら謎めいた顔をしています。 「パスポートを見せてください。」と言います。 渡すと、それを見て驚いています。 「あなたのパスポートは無効です。戸籍上では氏の変更がされていないのに旦那さんの氏に書き代えられてますから。 もしこのパスポートで帰国していたら入国できなかったでしょう。」 なんて言われました。 私は1年半の間、無効のパスポートを保持していたというわけです。 このパスポートはいわゆる偽パスポートと同じ扱いを受けるのです。 でもこれって日本大使館が発行してくれたものなんですけどね 大使館を通して氏の変更の出来る期間は、式後6ヶ月以内です。 6ヶ月過ぎて変更したい場合は、帰国して自分の管轄区の家庭裁判所でしなくてはなりません。 もうそんなことは私は面倒なのでやる気ありません。 帰国だって小さい赤ちゃん連れてじゃあ大変だし。 なので、大使館の係りの人が掲げたオプションで済ませることにしました。 新しく作り直してくれるパスポートの苗字の横に、カッコで夫の苗字を書き込んでくれるのだそう。 国際結婚で、国外では別の苗字を名乗っている人にはそういうオプションがあるそうです。 でもカッコはあくまでもカッコ。 私の正式な苗字は日本名だけです。 夫は私の苗字が代わっていないと知ってものすごく怒ってました。 それで私に「大使館に苦情を言え!」ってプレッシャーかけてくるんです。 一応大使館に文句言いました。冷や汗かきながら。 でもそれで氏を変えてもらえる事にはならないので、私にはストレス以外の何でもないです。 何と言っても産後ですごく疲れてたしマタニティーブルーだったし。 そんなこともあって、この結婚はどんどん傾いていったと言えます。 私の苗字が変わらなかったこと。 これってすごく大きなサインです。 私が本当には夫の妻になっていなかったことを象徴しているかのよう... ボーリャにこのことを言いました。 彼も、「見事にサインだと思う。」って言ってました。 苗字を変えたつもりが変わってなかったなんて、そうあることじゃないのよね。 大使館の人ですらそのつもりでいたのだし。 それもこの事件で、私の夫への愛情が激減したんだし...。 ボーリャがサラリと言ってのけたコメント、 「でもいいじゃない、これで離婚するときはラクだよ。」 そうなのよね、何も手続きしなくてもいいから...。 ブログランキングに参加しています! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.29 02:47:40
コメント(0) | コメントを書く
[東欧☆じぶん研究] カテゴリの最新記事
|