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身体・感覚とアート

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ゆぱさん

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2009年09月17日
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「私達は、肩をならべてベンチに座ったが、

一言も口をきかなかった。

すると、ちょうど幸福そのものの

恋人同士のような気がしてくる。

これでいいのだ。

束の間だけでもいい。

他人のような気がしない。

私と彼女は一体なのだ。

口をきくまでもない。

一人でいるかのように

口をつぐんでいる。

これ以上、何をのぞめというのか。」

出典:『クレーの日記』 パウル・クレー著 南原 実 訳
1961年 新潮社

抽象的な絵画で有名なパウル・クレー

彼の絵画アプローチを背景から

見つめなおそうと、

その日記を図書館で借りて・・

まさに<日記>であることが

とても新鮮でびっくりしました。

それもそのはず、クレー本人は出版されるなんて、

思っていなかったのですから。

クレーの死後、彼の息子によって、

出版されたものです。


日記は19歳からはじまっています。

恋愛から芸術まで・・・、

クレー本人の息づかいが伝わってきます。

恋愛に夢中だと、

ず~っと恋愛のことが書いてある、

そして、たまに、気になった芸術のことが

書いてある(笑)

なんだかクレーがとても

かわいくみえてきます。

なんだか一緒にどきどきしちゃいます(笑)


そして、年齢をへて、

落ち着いた文体に変化していく・・。

もちろん、芸術のエッセンスとしても

奥深い本です。







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最終更新日  2009年09月17日 13時03分35秒
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