ちょっと前に近くの交差点で交通死亡事故がありました。


私も車でいつも通る交差点。

その車は、横断歩道を渡っていた中学一年生の女の子に気付かず、そのまま

女の子をはねてしまい、その女の子は事故から４時間後に亡くなったそうです。


その女の子には妹さんがいて、私の長男と幼稚園が一緒の同学年。妹さんと

同じ柔道場に通っていました。

お母さんともよく話していました。とても快活なお母さんです。

妹さんが柔道をやっている時に、よくその女の子も見に来ていました。

間もなく、その女の子も柔道をするようになり、私も彼女と話した事がありました。


小学校は別々になり、長男も柔道を辞めたことで疎遠になっていました。


そして、２週間前の日曜。


その亡くなった女の子と親友だった娘さん（その子も柔道をしていました）がいて

私とも親交があったＤさんとバッタリ会いました。

バレンタインなので、そのＤさんの娘さんはチョコレートを作って女の子の家に

持っていくんだと話していました。


私とも次男の幼稚園卒園以来会っていなかったのでお互いの近況などを話して、

亡くなった女の子の家の事も案じつつ、時間だけが傷を癒すのかも・・・なんて

話しながら、お互い元気で、平凡なのが１番だと話しながら別れました。


そして、今日。


何とＤさんと会った同じお店で、その亡くなった女の子のお母さんとバッタリ

会いました。私は思わず涙ぐんでしまったけれど、亡くなったお母さんは笑顔で

とても気丈でした。


Ｄさんから私と会った事も聞いたみたいで、私とも会えるような気がしていた、

と話していました。



久しぶりに会った妹さんもすごく元気そうで。私に抱きついてきたりとか人懐こい

所もそのままで。


四十九日もまだですごく大変な時期だろうに、私の事も心配してくれて・・・。

お互い元気で、子供が中学校になったら一緒なので、それまで本当に元気でと

話して、別れました。


帰りの車の中で泣けてきました。

そして帰り途中の交差点に、たくさんの花が手向けられていました。



人が死んでしまうという事、そして残された人は想いを抱きつつ生きていかなければ

ならないという事。


人の生き死にはどこで決まってしまうのか・・・。


今もわからない。

それを抱えながら、こうやって残された人は生きていかなければならない・・・。