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カテゴリ:さんぽ道
奈良県の大和は国の発祥の地と考えられ、卑弥呼伝説もあります
山の辺の道は最も古い道と言われ、桜井の大神神社から新薬師寺まで、奈良の都に向かって南北に伸びています 〜石上神社裏手へ〜 一日目は桜井駅から石上(いそのかみ)神社までの南コースを歩いて、天理駅からJRで桜井駅に戻り、駅前のルートイン桜井に泊まりました 築3年目の宿は綺麗で便利、大風呂もあって朝食つきでした 二日目は天理駅前に駐車して、続きの石上神社から新薬師寺辺りまでの予定です タクシーがなかなか来なくて困っていると、神社までのご夫婦が同乗の声をかけてくださいました ありがたい。 神社に着いたのは8時過ぎ、丁寧に掃き清める人たち、朝の時を告げる放し飼いの鶏たち、さわやかな杜の朝です タクシー夫婦のお接待にお礼をして、その方は南コースへ、私たちは本殿前を通過して北コースをスタートしました 〜白川ダム〜 神社の奥は竜王池に続く道 竜王池の前には懐かしい昭和感ある茶屋が数件、ほとんどの人は池を見て神社に戻りますが、その前を左に入り細い道を行きます 竹が生えて、人気は一気になくなります 細い古留川の脇道を歩き今はコンクリート製の<高橋>を渡り、豊田城趾の森の脇道をぐるりと回って進みます こんな奥まで天理教の寮がひろがり、広大なんですね 白川貯水地の東屋で一休み、この日の予想気温は27度、喉が乾きます 強い日照りの中、沢山の人が釣りをしていました 学園の運動場を右手に車道を登り、そして下り、また弘仁寺への階段を上がります 南コースに比べると、アップダウンが多く、コースの標識があるにはあるのですが、小さくて数も少ないですね 〜弘仁寺〜 弘仁寺は山岳仏教で栄えた真言宗のお寺で、子供の十三参りで有名だそうです 小高い山の上にあり、青紅葉が綺麗、さぞや秋も素敵でしょう 門前に入山料の木箱がありました 連休中も奈良の有名な寺社は観光客でごった返えしていましたが、そうでないお寺は維持が大変と察します 北コースでは外国人にひとりも会いませんでしたね 対面の廊下に腰掛けて本堂を眺めるひと達、癒されますね 住居の方からは昼食の煮物のいい匂いがしてきます 山の辺の道には竹林が多いですね 小道まで張り出してきた筍を掘り倒して脇に放ったのをいくつも見ました 車道にでたら下り坂、奈良盆地が見えてきました お次は、円照寺 別名、山村御殿、尼寺で華道山村流の家元だそうです 〜円照寺〜 境内のトイレは利用できますが、それ以上は立ち入り禁止、非公開です 上りは脇から山道を、下りは広い緩やかな参道を行きます 長い砂利道はとてもきれいでゴミも落ち葉さえもありません だんだん町中に入ってきました ちらり見えるのは春日山 この辺りの畑は柵が張られていて、猿?イノシシ?と思いましたが、シカ!ですね 大きな雄雌の鹿を見かけましたよ 〜癒しの石段〜 家並のとっつき、階段を登ると白毫(びゃくごう)寺 奈良市東部の若草山春日山に続いて連なる高円山の麓にあります 萩や椿など花の寺として有名 綺麗に手入れされたこじんまりとした境内、ひっそりとした庭にうぐいすの声が重なって心安まります 〜興福寺の五重の塔〜 西側は奈良盆地が一望できます アップすると興福寺の塔がわかりますね この日南円堂を訪れた友人が言うには、すでに塔の足下は修復工事の準備が始まっているとかで、この姿も当分お目にできなくなります そう言えば、ここで納経帳をお願いしたのですが、その方の所作がとても丁寧で素敵でした 味のある家並みを抜けて、新薬師寺はもうすぐです 薬師寺は何度か行ってますが、新、がある事は初めて知りました、申し訳ありません 新薬師寺はかなり広い寺領でしたが、幾度もの災いにあって縮小、残ったかつての食堂が今の本堂です ひなびた感じが時空を超えて在る感たっぷりで、天平時代の本堂が国宝、堂内の十二神将が円を作り中心の薬師如来を守っています 1体は地震で倒れて修理してあるため、11体が国宝、薬師如来も国宝です その像の解析ビデオ上映はぜひお勧めしたい! 作り方や、再現された本来の色彩は、更に新薬師寺の魅力がわかります 道の分岐で迷うことが多かった北コース、歩く人もまばらですが、ちょっとした山登り感もあっていい道です 水分と軽食は忘れない様に 〜京終駅〜 あおによし 奈良の大路は行きよけど この山道は行き悪しかりけり 道沿いにはいくつもの歌碑があり、楽しみながら歩けます これはクスリと笑えた歌です 門前のジェラート屋さんでご褒美を食べたかったけど、テイクアウトなのに30分以上の待ってもまだなので食欲消沈、慌てて駅に向かいました 山の辺の道、お疲れ様でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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