『めぐり逢えたら』
愛する妻を亡くして以来、深い悲しみから立ち直れずにいる、
シアトルの建築家サム(トム・ハンクス)。
そんな父親を心配する8歳の息子ジョナは、
クリスマス・イブに、ラジオの人生相談番組に電話をかける。
ジョナに代わって電話に出たサムの切々たる告白は、
全米の女性の涙を誘った。
遠くボルチモアでその放送を聞いていた、
女性記者アニー(メグ・ライアン)は、婚約者がいながらも、
サムのことが頭から離れなくなる。
父親思いのおしゃまな息子が、
寂しそうなパパに、新しい恋人を、と、
ラジオ局の人生相談に電話する。
どっさりと来た、全米からの女性の手紙に目を通しながら、
「新しい奥さんができたら、SEXするの?」
「あ、あぁ、そりゃしたいよ」
「その人、背中引っかくかなぁ?」
「なんだって!?」
「映画ではSEXする時、女の人は男の人の背中を引っかくんだよ」
「どこでそんなの見たんだ!?」
「ケーブルテレビでだよ」
なんて言っちゃうような息子。
いつまでも奥さんのことを忘れられない父親を尻目に、
カールフレンドと仲良くしちゃってる息子。
気に入らない女性とのデートを邪魔したり、
手紙をくれた女性に、勝手に返事を出したり。
なかなか行動を起こさないパパに業を煮やして、
単身ニューヨークへ乗り込んだり。
息子が大活躍。
しかし、ラジオで、亡くなった奥さんのことを、
どんなに愛していたかを切々と語るのを聞いただけで、
その人に恋心まで抱くことって、あるかなぁ?
同情は芽生えるかもしれないけれども。
でも、「かわいそう」っていう気持ちから、「私が癒してあげたい」
という気持ちに変わるのは、ありがちだけどね。
それを「恋心」と勘違いするのも、ありがちだけどね。
しかし、メグ・ライアンも、メグ・ライアンだよなぁ。
婚約者がいるのに、会ったこともない男にうつつを抜かすなんて。
普通に婚約者が、かわいそうじゃん。
いい人そうなのに。
単にマリッジ・ブルーだったような気が、しないでも。
「私にあなたは、もったいないわ」ってのも、
ズルい別れの言葉だな。
しかしこの、クリスマスからバレンタインにかけての季節って、
寂しさが一層募る時期なんだろねぇ。
「なんだろねぇ」ってまるで他人事のようですけれど、
あんまり寂しいと、感じたことはないような…。
ちょうどこの時期、誕生日もあるんですけどね、私。
家族と一緒に暮らしているから、
どんな時でも一人っきりになることがない、
ってこともあるだろうけれど。
これが多分一人暮らしとかだったら、やっぱり寂しいと思うかなぁ。
でもそれは別に、彼とかじゃなくても、友達でもいいしなぁ。
「彼がいなくて寂しい」と感じる時って…どんな時だろう?
寒い夜?
それはさすが家族や友達といえども、一つ布団の中で、
足を絡ませて寝るワケには、いかないからな(笑)。
あ、犬でいいや(笑)。
ラジオや映画を見て感情移入してワンワン騒ぐ女性たちと、
それを別の星の生き物のように眺める男性たちの対比がまた、
なんとも。
なにかとあると「運命よ!」
そういうロマンチック?な女性だから、ラジオの声だけで惚れちゃう、
ってことで。
エンパイア・ステート・ビルの展望台で、すれ違いになった2人を、
子供が置き忘れた荷物が取り持つけれども、これ、
今だったらすごい怖いよね。
でも、こういう「運命的な出会い」って、やっぱり憧れるなぁ…、
と思った映画でした♪
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【参考】
goo映画 めぐり逢えたら
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