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*モナミ* SMAP・映画・本

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2006.10.19
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カテゴリ:映画


☆おすすめ品☆ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション 型番:GNBF-7284『ホテル・ルワンダ』


暴徒化したフツ族の手により、
80万人のツチ族が次々に虐殺されていく。

そんな絶望的状況の中で、
ホテル支配人ポール(ドン・チードル)は、
自らのホテルへ、多くのツチ族を匿うことになる。

必死で家族を守ろうとする彼の行動は、
1200人ものツチ族の命を救う。



「映画は娯楽」がモットーの私にとって、
『ミュンヘン』と同じくこれもまた、
重い映画でした。

こういう悲惨な映像、それも、
歴史上の真実を突きつけられるたびに、
人間って一体何がしたいんだろう…って、
分からなくなる。

憎しみからは何も生まれないと、
誰もが分かってるはずなのに、
なぜ、止めることができなのだろう…。

これもまさに、憎悪の連鎖。


そんな一即触発の危機の中で、
勇気を持って立ち上がる、
手を差し伸べることができる人がいる。

人を殺すことが、勇気があることなのか。
人を守ることが、勇気があることなのか。


フツ族の夫に、ツチ族の妻。
彼らを助けようと尽力する、白人大佐。
子供たちを救おうと奔走する、赤十字の白人女性。
そして、家族と一緒に逃げ出せるのに、
仲間たちと残る支配人。

個人レベルでは、誰も憎みあってなんかないのに。
どうしてこんな事になっちゃうんだろう…。


ツチ族とフツ族の対立になってるけれど、
その裏にあるのは、植民地支配している国の、
思惑。

目の前に救助のバスが来ているのに、
白人しか乗れない。
ルワンダ人というだけで、乗れない。


何が、大元なの?
何を、争ってるの?
何のために、人を殺すの?


財産を投げ打ち、多くの人を救った。
けれどもそれは、殺された100万人と比べれば、
ほんの一部で。

だから、しても意味のないこと、無駄なこと、
では、決してない。

真実を知ること。
行動を起こすこと。
自分を信じること。


エンディングの歌が、また悲しい。

アメリカが「アメリカ合衆国」なら、
なぜアフリカは、「アフリカ合衆国」になれない?

イギリスが、「連合王国」なら、
なぜアフリカは、「アフリカ連合王国」になれない?


ほんと、なぜだろう?
アフリカ大陸の地図の上に、
定規で線を引いただけなのにね。



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【参考】
 『ホテル・ルワンダ』公式サイト


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最終更新日  2006.10.19 18:45:52


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