*モナミ* SMAP・映画・本
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『ホテル・ルワンダ』 暴徒化したフツ族の手により、 80万人のツチ族が次々に虐殺されていく。 そんな絶望的状況の中で、 ホテル支配人ポール(ドン・チードル)は、 自らのホテルへ、多くのツチ族を匿うことになる。 必死で家族を守ろうとする彼の行動は、 1200人ものツチ族の命を救う。 「映画は娯楽」がモットーの私にとって、 『ミュンヘン』と同じくこれもまた、 重い映画でした。 こういう悲惨な映像、それも、 歴史上の真実を突きつけられるたびに、 人間って一体何がしたいんだろう…って、 分からなくなる。 憎しみからは何も生まれないと、 誰もが分かってるはずなのに、 なぜ、止めることができなのだろう…。 これもまさに、憎悪の連鎖。 そんな一即触発の危機の中で、 勇気を持って立ち上がる、 手を差し伸べることができる人がいる。 人を殺すことが、勇気があることなのか。 人を守ることが、勇気があることなのか。 フツ族の夫に、ツチ族の妻。 彼らを助けようと尽力する、白人大佐。 子供たちを救おうと奔走する、赤十字の白人女性。 そして、家族と一緒に逃げ出せるのに、 仲間たちと残る支配人。 個人レベルでは、誰も憎みあってなんかないのに。 どうしてこんな事になっちゃうんだろう…。 ツチ族とフツ族の対立になってるけれど、 その裏にあるのは、植民地支配している国の、 思惑。 目の前に救助のバスが来ているのに、 白人しか乗れない。 ルワンダ人というだけで、乗れない。 何が、大元なの? 何を、争ってるの? 何のために、人を殺すの? 財産を投げ打ち、多くの人を救った。 けれどもそれは、殺された100万人と比べれば、 ほんの一部で。 だから、しても意味のないこと、無駄なこと、 では、決してない。 真実を知ること。 行動を起こすこと。 自分を信じること。 エンディングの歌が、また悲しい。 アメリカが「アメリカ合衆国」なら、 なぜアフリカは、「アフリカ合衆国」になれない? イギリスが、「連合王国」なら、 なぜアフリカは、「アフリカ連合王国」になれない? ほんと、なぜだろう? アフリカ大陸の地図の上に、 定規で線を引いただけなのにね。
【参考】 『ホテル・ルワンダ』公式サイト
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
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