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2007.04.02
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カテゴリ:映画


『ミリオンダラー・ベイビー』


ボクシング・トレーナーのフランキー
クリント・イーストウッド) のもとに、
女性ボクサーのマギー (ヒラリー・スワンク) が、
押しかけてくる。

すでに30歳を超えているマギーだったが、
根性もパンチ力もある彼女に必要なのは、
的確に助言できるトレーナーだったのだ。

女性を教えるつもりなどないフランキーだったが、
マギーの熱意と、23年来の友人であるスクラップ
モーガン・フリーマン)の説得に根負けし、
アドバイスには口を挟まず、必ず従うことを条件に、
マギーのコーチを引き受ける。

フランキーの指導のもと、マギーは着実に、
ランキングを上げていく。



30歳でジムに飛び込み、33歳でリングに上がり、
自分より若い子相手に、次々とKO勝ちを決める、
見事に腹筋の割れてる彼女を見てたら、
腹筋したくなった(笑)。

「いい年をして、なんて言わないで、これが楽しいの」
という彼女の言葉に、そうだようんうん、と、
三十路をとっくに超えた身としては、激しく共感。


娘に拒絶された父と、唯一の理解者である父を亡くし、
家族に拒絶された娘との、擬似父娘関係。

最初はぎこちないけれど、共に苦境を乗り越え、
タイトル総ナメにして、ミリオンダラーを手に入れ、
よかったね、花開いたね、って映画かと思ってたら、
あんなラストだなんて…。

女ボクサーと老トレーナーの成功物語じゃなくて、
生きるとはどういうことか…という、人間の尊厳の、
物語だったのか。


でも私も、マギーと同じような状態になったら、
同じことを望むかも。
舌を噛み切る勇気は、ないけれど。

リングの上で闘い、盛大な声援を浴びていたのに、
今となっては、指一本動かすこともできない、
自分で死を選ぶことすらできない、というのは、
死ぬよりも、辛いことだろう。


寝たきりのマギーの傍を、片時も離れないフランキー。
押し付けがましくなく、さりげなくではあるけれど、
「自分のせいで」という思いには、違いなく。
それはマギーには、重くなかったのだろうか。

マギーも、フランキーと知り合わなければ、
こんな状態になることもなかったけれど、
ボクサーとしての才能を引き出してくれて、
闘うことができたのは、フランキーのお陰だと、
納得して、感謝していたのだろうか。


前半の闘志が嘘のように、静かで穏やかな2人。

マギーの願いを聞き、当然拒否するフランキーだが、
同じように選手生命を絶たれた、もう一人の元ボクサー、
スクラップの話を聞き、決意する。

私は、自分の大切な人がそんな状態になって、
死を望んだら、その望みを叶えてやることが、
できるだろうか…。

愛する人が、生きていることで苦しんでいるのなら、
楽にしてやりたいと、思えるだろうか…。

23年間、1日も欠かさず教会に通っていたフランキーは、
その後、教会に足を運んだのだろうか…。


でも、マギーが死んだところよりも泣いたのは、
逃げた弱虫デンジャーが、ジムに戻ってきたところ。

「どんなに強くても一度は負ける」ってスクラップの言葉を、
彼がどんな風に理解したのかは、謎だけど。


マギーもフランキーもいなくなったけれど、
生きる闘志は、誰にでもあって。

「生きる」ということは、闘いでもあると、
改めて感じさせられた、映画でした。


『ミリオンダラー・ベイビー』

著:F.X.トゥール


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最終更新日  2007.04.02 19:37:47


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