*モナミ* SMAP・映画・本
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『ニューヨーク東8番街の奇跡』 古いビルが立ち並ぶニューヨークの下町、東8番街。 高層ビルを建てるため住人は立ち退き、次々に壊される古いビル。 その中でも、最も古いオンボロアパートに住む、 コーヒーショップを経営するフランク(ヒューム・クローニン)と、 妻で認知症のフェイ(ジェシカ・タンディ)、 元ボクサーのハリー(フランク・マクレー)、 婚約者の帰りを待つ妊婦のマリサ(エリザベス・ペーニャ)、 恋人に去られた画家のメイソン(デニス・ボウトシカリス)たちは、 そのオンボロ・アパートを離れられずにいた。 しかし、ギャングまがいの地上げ屋に立ち退きを迫られ、 窮地に追い込まれる。 そんなある日、宇宙から突然、小さな訪問者が現れる。 可愛らしくフレンドリーな彼らは、住人たちに受け入れられ、 ニューヨークの下町に奇跡をもたらしていく。 おもちゃのラジコンUFOみたいな宇宙人?宇宙船?が、 何の目的でニューヨークにやって来たのか? って、プラグから電気をいただくためだけれど。 だったらもっと光溢れる、それこそタイムズ・スクエア辺りに行けば、 電気もらい放題だと思うのだが、それじゃぁきっと奇跡は起こらず。 新しい高層ビルを建てるため、周りのビルはどんどん壊され。 だけど、かたくなに出て行こうとしないカフェのおじいさん。 なぜならそこは、先祖がアメリカに上陸し、店を開き家庭を築き、 自分が生まれた場所だから。 お金をもらって、新しく綺麗なアパートに住めたとしても、 思い出は持って行けない。 そんなことなどお構いなしに立ち退きを迫る手下のギャングたち。 画家のメイソンがそのアパートの歴史的価値を訴えようとするも、 誰も耳を貸そうともしない、90年代の再開発ブーム。 後になって、残しておけばよかったと思っても後の祭りなのに、 目の前の利益ばかりを追求しちゃってたあの時代。 簡単に取り壊された建物が、たくさんあるんだろうな。 ボケちゃってるフェイおばあちゃん、ほんとにボケちゃてるのか、 それとも現実を認めたくなかっただけなのか。 息子が自動車事故で死んだという事実も含めて。 ギャングも、息子を装って火事からおばあちゃんを助け出そうとしたり、 ほんとは根っから悪い人じゃないんだよね。 フェイおばあちゃんが言ってたように。 ブルドーザーでバリバリ壊してたおじさんも、いい人で。 一番悪いのは、土地を買い占めて高層ビルを建てようとしてるヤツ。 でも彼にも彼なりの考えやら生活やらがあるんだろうなぁ、と思うと、 誰が悪いなんて責められないのかも。 時代の流れ、と言ってしまえばそれまでだけれど。 ギャングのせいで小さな訪問者たちが立ち去ってしまった後、 火事に見舞われたアパート。 が、翌朝。 ぴっかぴかのアパートになってる! そして数年後、大きなビルの立ち並ぶ、その合間に…。 奇跡はきっと、それを本当に望む小さな人たちのところに、 小さな形で現れるのかもしれない、と思った映画でした。
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
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