*モナミ* SMAP・映画・本
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『不都合な真実』 地球温暖化の問題に熱心に取り組んできたアル・ゴアの、 スライド講演の様子を、彼の生い立ちを辿ったフィルムを交えつつ、 構成したドキュメンタリー映画。 過去の豊富な気象データや、温暖化の影響を受けて、 衝撃的に変化した自然のフィルムを数多く使いながら、 この問題を直視しない政府の姿勢を批判し、人々が、 生活の中で環境を守る努力を続けることの重要さを訴えている。 誰にとって「不都合」なのか。 その前に、そもそも何が「真実」なのか、だけども。 確かに人間は地球を痛めつけている。 そのしっぺ返しが、近年世界中で起こっている異常気象の頻発や、 生態系の崩れとして現れているのかもしれない。 だけどもそれは本当に、私たち人間のせい…? というのも、あんまりこういうのを見て、 「そうだよねー、だから地球環境をよくしよう!エコだ!」 なんて思わない天邪鬼な性質だから、というか。 今の温暖化だって、長い長い地球時間で見れば、 過去に何度も繰り返されてきた間氷期にすぎない、 地球の温度は上がりすぎているわけではない、という説も、 多数あるし。 ただそれを経験するのが、人類にとって初めて、というだけで。 なんて言ったらそれこそ、アル・ゴアさんが対立してた、 某前大統領みたいだけど。 でも、だから全くそんなこと無視してガンガンCO2出せ、 環境問題なんてクソクラエ!なんて思ってるワケではなくて。 限りある資源は石油も森林も含めて全部、大切にしなきゃだし、 空気も水も、汚れているよりは綺麗な方がいいに決まってる。 でも、この今現れている環境の変化を全て、 人間の不始末のせいにしていいのか、と思う。 確かに人類の産業革命によって、地球環境は劇的に変わってきた。 ここ数十年で、自然の力では浄化が間に合わないほどのスピードで、 汚染されてきた。 でもそれならばなぜ、人類は火を使うことを許されたのか? それも自然の意思だったんじゃないのか…? 「不都合な真実」とは、「人類にとって」不都合なだけかもしれない。 だから必死で止めようとしているのかもしれない。 人類が滅ぶかもしれないことを。 この今いる温暖で平和で人類にとって過ごしやすい地球が、 永遠に変わらないように。 一方動物たちにとっては、地球がそうあるべきだと示すのなら、 そうなるんだろう、と、不都合でもなんでもないのかもしれない。 過去の恐竜や、マンモスたちのように。 人類が守ろうと守るまいと、多くの種が生まれ、多くの種が絶え。 人類もその一つのサイクルにすぎないんじゃないか、 だったら、人類が必死で止めようとしてもそうなるんじゃないか、 なんて斜めから見てしまった、映画でした。 アル・ゴア氏の講演の様子は、とても分かりやすいものだったけれど。 でもそれだって、講演する側にとって不都合な真実は、 出されるはずもないのだしね。
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
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