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天野 みよ子

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2006.03.05
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テーマ:人間関係(921)
カテゴリ:feeling





3月。卒業シーズンです。
皆さんの中にも、友達や恩師に別れを告げた人もいることでしょう。
中には卒業をきっかけにして、
恋人と別れ別れになってしまった人も居るかもしれない。

別れは往々にして悲しいもんです。
別れは本当に悲しいんでしょうか?

僕も過去、何回かの別れを経験してきました。
でも、振り返ってみると、
どの別れに対しても深く悲しみを抱いた記憶がないんです。

例えば卒業式のとき、同級生との別れを惜しんでいる友達を見ていて、
とても不思議に感じたものです。
永遠の別れというわけでもないのに、なんて思いながら・・・。

僕は本当の意味での別れは、
今の日本にはそんなにないんじゃないかと思うんです。
会おうと思えばいつだって会えるし、
偶然に街でバッタリ会えるような可能性もある。
子供の頃からそう思っていたせいか、
心から悲しいと思う別れを経験したことはありません。

男女の恋愛に関しても、同じ事が言えるような気がします。
恋愛感情の中には、執着心も含まれています。
そこには嫉妬が生まれます。
どちらか一方が別れを告げた時、一方が執着心を捨てきれずに、
傷つけ合ってしまうものです。

でも、愛する気持ちを男女の愛だけではなく、人間愛に広げてみると、
執着する気持ちも薄れていきます。
恋愛関係が壊れても恨みあうことなく、
別れられるように思うのです。
満ち足りた愛情を抱ける人ならば、
きっと争いごとも起こらないでしょう。
まあ、僕もそう言えるまでには、色んな経験を経て、
それなりの時間がかかったわけですが・・・。

世界のあちこちには、自分の都合ではなく、
国の都合や政治の都合で別れ別れになってしまう人がたくさんいるんです。
例えば歴史上の話で言えば、南北朝鮮の問題だったり、
ベトナム戦争だったり、東西ドイツだったり・・・。
決定的な別れというのは、
そういう状況下に置かれている人々のことを言うのであって、
戦争もクーデターもない平和な日本においての決定的な別れはないと思っています。
もちろん、死ということは別の問題です。

だけど、日本でも別れに苦しむ人はいます。
苦しみがベーシックにあって、
苦しんでいる人もいるでしょう。
でも「生きていればいつか会える」と思っていれば、
別れの悲壮感も薄れていくような気がします。
そのためにも、人はきれいな別れをしなくちゃいけない。
憎み合って、ドロドロになって別れるのではなく、
再会した時に笑顔で会えるような別れ方です。

難しいことだと思うけれど、
それが平和な日本に暮らしている我々に課せられたことのような気がするんです。
一生のうち、人が人と出会えるのは、本当に限られています。
出会いはいつだって素晴らしい。
その出会いを無駄にしないためにも、
別れをきれいに飾って欲しいと思います。

世の中には色んな考えを持っている人がいますが、
僕のような考えを持つ人もいるって事を知っていただけたら、と思います。






<TUG1996.03>








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最終更新日  2008.05.24 16:00:56
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