can do now

　　　この世の中は生きていく限り、自分の思うようにはならない。
　　　嫌なことがたくさんある。
　　　しかし、苦しいこと、つらいことがあっても、
　　　人に笑顔や幸せをあげることができる。
　　　そして回りまわって、それが自分に返ってくる。

　　　悩む時間があるならば、人のために何かをする。
　　　部屋を掃除する。家事を手伝う。
　　　5分でも早く会社へ行って、机の上を片付けたり、拭いたりしてみる。

　　　優しさには優しさが返ってきて、
　　　自分の存在する意味を感謝の言葉で「ありがとう」ともらう。
　　　それは単純なことかもしれないが、
　　　生きるための活力ではないかと思う。


　　　太平洋に小石を放り込むような些細な事でも、
　　　その波紋によって世の中が変わるものかもしれない。
　
　　　ひとりひとりの気づき。



　　　人はなぜ苦しむのか。
　　　それは、自分のことしか考えないから。

　　　でも、人のために何かをする。
　　　すると、自分が必要とされている大切な存在であると感じられ、
　　　それが生きる力になる。



　　　「言葉は人類が使う強力な薬である」という譬えを聞いたことがあるが、
　　　「ありがとう」のひと言は、まさに人の心を癒し元気にする妙薬に違いない。