Leap soul　～Satsukiのミディアムブログ～

まぁ、なんて堅苦しい題名かしらね・・・。

でもわたくし、この意味と向き合い、ひとつひとつ把握してから、
自分が観えている世界が、どれ程無責任な解釈をしていたか、
痛いほど理解できたのです。

宜しければ一緒にシェアして下さいまし。お付き合い下さいまし。


去年、大きな震災が起き、大切な友人が天国へ旅立ち、
まだ自分の心の中がその出来事に対して癒されていない最中に、
今度は父が倒れ、入院。みんなが騒然とする。


父が倒れてからは母泣く。そして何故か父に怒る。私達三姉妹はみっともない姉妹喧嘩。
とにかく父の病で混乱の中、その混乱は誰のせいだ何のせいだと口々に叫ぶ始末。


そんなある日、二人目の大好きな友人が亡くなったと連絡がある。
その連絡を受けてめそめそ泣きながら通夜の仕度をしていると、
仕事から次々帰ってきた長女が喪服を着た私に、突然父親と逢う！
次女が突然海外留学します！と爆弾発言の嵐。

天国へ行った友人の一人は、父親の顔を知らずに育ちました。
いつも私の長女の理解者でもありました。

天国へ行ったもう一人の友人は、大変苦労人でした。
いつも私の次女の冒険心旺盛な姿を嬉しそうに応援してくれていました。

そんな友人達が天国へ行く前に、これを実践していたら・・・、
と密かに娘達はいろんな事を既に理解したのでしょう。
喪服を着ている弱弱しい私を見て、いろんな意味で決心したようでした。




そんな外側で一気に起きたいろんな出来事に、私はただ呆然として頭を抱えてしまいました。

なぜ今こんな時に・・・。どいつもこいつも！
あたしゃもう知らないざんす！みんな好きにすればいいざんす！

叫びながらも開き直る勇気もなく、ただただ目の前に起きる出来事に振り回されて、
ほとほと疲れてしまいました。

そんな私を見かねたのか、娘達が私を囲んで夫々の想いを話し出しました。

長女は仕事が終わると毎日父のお見舞いに通ってくれました。
毎晩、父の麻痺して震える手を握りながら、いろんな話をしたそうです。

父は、私が離婚してから一度も父親に娘達を逢わせていない事を密かに危惧していたようです。

その想いを娘が聞いて、自分の気持ちにけじめを付ける為にも、
入院しているじっちょの想いを解放してあげるためにも、

「今逢わなかんねん！お母さん！そのうち・・・やったらあかんねん！」


次女の口癖は、いろんな世界を観てみたい。いろんな人と逢ってみたい。
いろんなチャレンジをしてみたい。もったいない生き方だけはしたくない。

その想いは、留学という一つの形で実現させようと頑張っていました。

父が入院してるからってその計画を先延ばししたら、
それを父が知ったら、きっとどんなに落ち込むか、きっとどんなに自分を責めるか、

「だから今行かなあかんねん！お母さん！落ち着いたら・・・やったらあかんねん！」


夫々が夢中で自分の想いを伝えてくれました。
今、自分に出来る友人やじっちょの恩返しはこれやって決めた。
今、自分が出来る精一杯の恩返し、いつするん？またそのうち？

待ってたら何かがあるん？何か変わるん？
そのうちとか、いつかとか、そんなんいつまで待っても来えへんわ！
誰かがかわりにしてくれるん？
でけへんのは誰かのせいか？誰のせいでもないやろ？
自分が出来ることは、自分が責任持ってせなあかんやろ？

そう言ったんはお母さんやろ！しっかりして！
逢ってもいいよ、行ってもいいよ、って言うて！
私らも今じっちょのことですごい不安やけど、怖いけど、
私らも大好きやったＨ子さんらが居なくなってすっごい悲しいけど、
それでも、そうやから、今頑張る！って言うてる私らを、
そこで、ど～んと構えて堂々と笑って見てて！安心してそこに居て！


「・・・・・・・・・。」


最強ハンマー１００本ぐらいで頭を殴られたような衝撃でした。
泣くもんか！笑ってやる！と心で叫びながら、情けないほど涙が止まりませんでした。


悲しいのか、悔しいのか、恥ずかしいのか、
嬉しいのか、感動なのか、頼もしいのか、

混乱炸裂の中、自分がなんで泣いているのかさえ分かりませんでした。



そして私ははっと目が覚め、堂々と立ち上がったのです！

・・・と言いたいけれど、しょぼい私は暫くめそめそしていました。
こんにゃくみたいにぐだぐだ過ごしていました。気が済むまで。



笑って下さい。しょぼいでしょ？大げさでしょ？ほんと情けない・・・。



長女の父親との２０年振りの再会も、娘の海外留学も、何てこと無い出来事ざんす。
天国へ行った友人達とも、ちゃんと再会する約束もした。
父だって、天国行ったわけじゃない。
鼻に管通しながら美人の看護士さんを目で追い、ちゃんと笑って生きてくれている。

心強く持てば、しっかりした目で観れば、
本当は泣くようなことは何もない、全てが喜ばしいこと。

そう自分に何度も言い聞かせながらも、
やっぱり泣いてる私はいったい誰のせい？と現実逃避。



それなのに、そんなみっともない私を友人達は叱ることなく無条件で包んでくれたのです。

受話器握り締め、めそめそ泣きながらひつこく愚痴る私に優しく言ってくれました。
「さつきちゃん、大切なものは何も無くならないよ。
　それどころか、もっと大切なものが増えるよ、きっと。」

生気を失ってぼんやりしている私を何も言わず海に連れて行ってくれ、
暖かい毛布とコーヒーで包み込んでくれました。優しく笑ってくれました。

他にも、父の為にと、祈りや数々の強力なヒーリングを何も言わず日々行ってくれ、
父は日増しに食欲も出て元気になっていきました。
その報告を自分の事のように喜んでくれました。
こんな時にこそ、私達がこの仕事をしているんだと逆にお礼を言ってくれました。


「自己を通して神を知る。人を通して神を観る。」by奇跡のコース


私はこの言葉を、夢の中ではなく、字の上ではなく、思考だけでなく、
実体験の中で深く理解しました。

みんなの声を通して、笑顔を通して、ヒーリングを通して、
みんなの中にある神様の愛を、痛みと共に実感しました。
その全ては、言葉を越えた愛という、確実に伝わる温度でした。


泣きながら、本当は、実は、観えていたのです。

自分が偉そうに言ってきたことの半分も理解していなかったこと。
頭で理解したつもりで、確実に実践できていなかったこと。

全力を出し切らずに文句ばっかり言ってきたこと。
出来るのに、出来ないとかそのうちとか、見ない振りして先送りしていたこと。

目標とか実現させたい夢とか、言うばかりだったこと。
実現しない達成しないのは私のせいではないと正当な言い訳してきたこと。


しょぼいことで泣いていた私は、本当にしょぼい私が観えていました。
それを観たくなくて、泣いてごまかしていたのです。
原因を外の世界にすり替えて、被害者で居たくて泣いていたのです。

被害者で居ると、責任取らなくていいから。楽だから。



それでもみんなの中にある神様は、被害者として逃げ道を探す私を、
責めることなく包み込んでくれました。


その愛に触れるたび、泣けば泣くほど、本来持っている（はずの）、
パワフルな自分を優しく揺り起こしてくれるのです。

ずっと眠っていたかったのに！とぼやく、
パワフルな自分をどんどん揺り起こしてくれたのです。


そして、うっすら目覚めだすパワフルなその視線の先には、
堂々と背筋を伸ばし、颯爽と前を向いて歩きだしている娘達の姿がありました。

不安そうに私の後ろで隠れていた幼かった娘達はもう居ません。
それに代わって、不安そうにめそめそ泣いている私が彼女達の後ろに居たのです。

立派に立場逆転。笑


自分の人生に起きる全てに責任を持つこと。

そうです。
この私の最大の課題を、
私より先に娘達が逃げることなく様々な形で実践しだしたのです。



「ちょっと待ったり～やっ！！！おかんはまだ泣いとるがな～っ！！！」

叫ぶ声が消えていく。


（続く・・・。まだまだお付き合いして下さい！一人にしないで！）



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私自身も日々実感している今の流れを、詳細に説明してくれています。
生支州さんのブログ「The simple is best」も合わせて読んでみて下さい。


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