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昨日は、海老名の(旧)「片桐助産院」に行ってきました。
うちの3番目(中二)は「片桐助産院」で水中出産で生まれました。 その時にお世話になった片桐先生は3年前にお亡くなりになり、片桐助産院は閉鎖されましたが建物はそのまま保存されていました。 でも、道路の拡張工事に伴い一部取り壊すことになったため、その娘も連れて家族でお別れに行ってきたわけです。 もし、このブログをお読みになっていらっしゃる方の中で片桐関係者がいらっしゃいましたら、お暇な時にいらしてみてください。 講演をしている私の写真も貼ってあります。もう、13年位も前のことなので、かなり若いですけど。 ということで今日のテーマです。 「強い心の育て方」 来年の1月19日に、静岡県の三島で講演会をします。そのテーマが「強い心の育て方」なんです。 ただし、このテーマは私が決めたわけではありません。お母さん達のグループから“このテーマでお話しをしてください”と言われたのです。 そして、私が扱ったことがないテーマなので、どうしてこのテーマなんだろうと色々と考えたわけです。 まず、こういうテーマの話しを聞きたいと言うことは、子どもたちの現実はその逆の状態だということですよね。そして、お母さん達がその事に不安を感じているということなのでしょう。 また、現代社会は子どもにとってあまりにも誘惑と危険が多いので、子どもがしっかりとしていないとすぐに道を外れてしまったり、危険な目に遭ってしまうという現実もあるでしょう。 子どもが巻き込まれる事件も多いし、登校拒否も多いし、学級崩壊も多いし、陰湿なイジメも多い時代ですからね。 そして、イジメの問題などでも“いじめられる側にはなって欲しくない”というのがお母さん達の本音のようです。だから、いじめの問題を解決しようといじめられている子のお母さんが立ち上がっても共感者がなかなか現れないのです。 いじめられる子は弱い子だ、弱い子は親がしっかりと子育てしていないからだ。 むしろいじめるくらいの強い子の方がたくましくて素敵だ。 そのくらいでないと、この社会を生きていくことなんか出来ない。 などと思いこんでしまっている人も少なくないように感じます。 これは全くの間違いなのですが、そのように勘違いしてしまう背景としてはお母さん達自身がその弱さを抱えてビクビクしているからなのではないでしょうか。 いつ、誰にそれを見透かされてしまうのか不安で、それを他の人に見透かされる前に他の人の弱さを指摘して優位に立とうとするのかも知れません。 おならをしてしまった人が、最初に“誰だおならをしたのは”と言い出すのと同じ心理です。 本当に強い人は他の人の弱さをかばうことはあっても、その弱さをつつくようなことはしないものなのです。 ですから、“強い心が欲しい”というのはお母さん達自身の想いでもあるのでしょう。 今の時代、自信を持って子育てをしているお母さんはそれほど多くありません。 子育ては理論ではなく技術ですから実際に見たりやったりすることでしか学ぶことが出来ません。また、色々とアドバイスしてくれる人や手助けをしてくれる人も必要です。 それは、踊りでも、体操でも、武術でも、自転車でも、とにかく技術を学ぶ時には必ず必要な要素なのです。でも、現代のお母さん達は基本的に情報だけで子育てをしています。 でも、情報をいくら集めても絶対に技術は上達しません。また、自分のやり方が正しいのか間違っているのかを判定できないので、常に不安を感じます。 特に、子育てはやり直しが出来ないので非常に不安を感じていると想います。 そして、お母さん達は自分自身の不安と、自信のなさが子どもに影響してしまうことを恐れています。そして、実際影響してしまっています。 それで、子どもだけでも強い子になって欲しいと願うのでしょう。 <続きます> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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