|
カテゴリ:カテゴリ未分類
私たちは普通、呼吸のことなど意識しないで生活しています。
からだを動かす時も、呼吸など意識しません。必要に応じて頭の判断だけで動かしています。 そして、「からだは頭で動かすものだ」と思い込んでいます。 でもだから、現代人は心とからだが分離し、疲れやすいのです。 実は、心とからだをつないでいるのは「呼吸」なんです。 「呼吸」が心とからだをつないでいるのです。 「呼吸」は単にからだの中に空気を取り入れるための働きではなく、心とからだをつなげ、心とからだに生命力をもたらす働きもしているのです。 それを今日は確認してみたいと思います。 まず、からだをまっすぐにして、からだの力を抜いて下さい。 肩の力も抜いて下さい。 その状態で、右手を(どっちでもいいんですけど)ゆっくりと上げてみて下さい。 上がりますよね。 では、もう一度降ろして、今度は呼吸を意識しながら上げてみます。 最初は息を吸いながら上げてみて下さい。 腕の重さを感じながらゆっくりと上げて下さい。 次に、息を吐きながら上げてみて下さい。 ゆっくりとやって下さい。 どうですか、腕の重さが変わりませんか。 重さの違いを感じることが出来なかった人は、からだが緩んでいない人です。 次に、もうちょっと細かくチェックしてみます。 手の甲を外側(上)に向けてその手を持ち上げるように上げてみて下さい。 からだの前の方から上げても、横の方から上げても構いません。 これも、息を吸いながら、吐きながらやって重さを確認してみて下さい。 次に、甲を下、つまり掌を上にして同じようにやってみて下さい。 どうですか、腕の重さが変わりませんか。 答えは書きませんのでご自身で確認してみて下さい。 人の動きは呼吸とつなげると軽くなり、疲れにくくなるのです。 ぎっくり腰になりやすい人は、力を入れる時に呼吸を止める癖がある人です。 人は呼吸を止めてしまうとからだの弾性が失われ、柔軟に動けなくなってしまうのです。 また、表情と呼吸も関係しています。 サプライズで驚き喜んだ時のように、顔を思いっきり開いてみて下さい。 顔の皮を頭の後ろ側で引っ張って広げるような感じです。 それも、息を吸いながらと吐きながらでやってみて下さい。 どうですか、違いを感じますか。 疲れた時には猫背になりながら「ハー」と息を吐きますよね。 この時に、息を吸う人はいませんよね。 嬉しい時には逆に息を吸いますよね。 そういう「心」と、「からだ」と、「呼吸」の関係を色々と実験して調べてみて下さい。 おもしろいですよ。 日常的にそういうことに意識を向けて生活していると、心とからだがつながり、からだが軽くなり、疲れにくくなってきますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.07 06:20:42
コメント(0) | コメントを書く |