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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2019.03.19
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カテゴリ:カテゴリ未分類
あと、「親子遊び」の強力なツールになってくれるのが「絵本」です。

安全で、便利で、人工物ばかりに囲まれた部屋の中で、人工物を相手に一人で遊ぶことが多い子どもたちは、どうしても体験が限定的なものになってしまうため、感覚も、意識も、イメージ能力も、好奇心も、閉鎖的になってしまいます。

意思や意欲も育ちません。からだも育ちません。

そうはいっても、現代社会には、昔のような子どもの外遊びの受け皿になってくれるような子どもの群れや、自然環境や、地域の大人が存在しません。

また危険もいっぱいあります。

昔の子どもたちは自ら危険な遊びをいっぱいしていましたが、遊ぶ環境自体は安全でした。

でも、今では、遊ぶ環境自体が危険になり、子どもたちの「危険な遊び」を見て見ぬ振りをしてくれる大人も消えました。

兄弟も減ってきました。昔のお母さんは「家事」で忙しかったですが、家の外に子どもの受け皿があったのでなんとかなりました。

最近のお母さんは、便利な家電の登場で、家事の量自体は昔よりもズーッと少なくなっているのですが、家事と並行して子どもの相手もしなければならないため、非常に忙しい状態になってしまっています。

でも、子どもの頃に群れて遊んだ体験がないお母さんは、子どもとの関わり方が分かりません。「一緒に遊ぶ楽しさ」も、「一緒に遊ぶ遊び」も知りません。

さらには、スマホやゲームに夢中なお母さんも増えてきています。

そんなこんなで、精神的には、現代の子育ては、昔のお母さんよりもズーッとキツくなっていると思います。

で、子どもに「テレビや、スマホや、ゲーム機や、便利なオモチャ」を与えて一人で遊ばせようとするのでしょう。

でもそれをすると、最初に書いたように子どもの世界が閉ざされてしまうのです。

すると意欲や、好奇心や、行動力や、成長への意欲が育たなくなってしまうのです。

そんな時に、「絵本」が大きな手助けになってくれるのです。

絵本は、子どもを日常生活から引き離してくれます。
(ですから、仕付け絵本はお勧めしません。)

絵本は、世界には、自分がまだ見たことも、体験したこともないことがあるということを教えてくれます。
自分以外の子の心の中を見せてくれます。
物事を連続した時間軸の中で見ていく能力を育ててくれます。
原因と結果の仕組みも見せてくれます。

幼い子は、「今」「ここ」しか認識出来ないので、「○○ちゃんが自分を打ったのは、自分が悪口を言ったからだ」というように、一つながりの時間軸の中で原因と結果をつなげて理解するのが難しいのです。(大人でもそういう人は多いですけど・・・)

だから子どもは、「自分は何もしていないのに○○ちゃんが打ってきた」というようなことをよく言うのです。

でも、「ものがたり」を中心に描かれている絵本は、その流れを子どもに見せてくれます。

また、絵本にも色々とあって、言葉が少なくて見る人の想像をかき立てるようなものも、子どもが見たこともない遊びを見せてくれるものも、行ったことがない世界を見せてくれるものもあります。

いわむらかずおさんの「14匹のシリーズ」は子どもを自然の中に連れ出してくれます。

また、自分と似たような子や、自分とは似ていない子と出会うことも出来ます。
「がまくんとかえるくん」のがまくんに共鳴する子も多いでしょう。

「てぶろをかいに」とか「はじめてのおつかい」のように、「自分以外の人にも自分と同じような心があるんだ」ということを教えてくれる絵本もあります。

「ばばばーちゃんシリーズ」のように、遊びを教えてくれる絵本もいっぱいあります。

「のらっこ」シリーズのような、「友達遊びの方法」や「友達遊びの楽しさ」を見せてくれる絵本もあります。

また、お母さんが読んで上げることで、親子の共通の話題も生まれます。
ですから、「お母さんが読んで上げる」ということが非常に大事なんです。

絵本の世界を、親子の遊びにつなげることも出来ます。

ちなみに、タブレットで見せたら、絵本の効力が薄れてしまうので止めた方がいいです。「お母さんの声」で聞かせてあげて下さい。

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Last updated  2019.03.19 08:16:12
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