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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2019.06.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもたちはまず、見て学びます。
見ることで興味がわき、見ることで理解し、見ることでやる気が生まれます。
実際にやってみたくなるのはその後です。

これが子どもの学び方の原則です。

ですから、周囲にコマを回して遊んでいる年上の子がいる子は、大人が教えなくても、強制しなくても、コマに興味を持ち、コマにチャレンジし、失敗を繰り返しながらコマが回せるようになります。

見ることで「あこがれ」が生まれるので、失敗が気にならなくなるのです。

維新の時は欧米に、戦後はアメリカに、追いつけ追い越せと頑張ってものすごい勢いで発展しましたが、それは当時の人々が、欧米の文化や技術を見聞きし、強いあこがれを感じたからです。

「あこがれ」には人の成長を促す働きがあるのです。

子どもたちを異年齢のグループの中で育てる意味がここにあります。
そして、その異年齢には大人も含まれます。

大人から赤ちゃんまでがちゃんと支え合いつながっている状態が、子どもの成長には一番効果的に働くのです。

現代人は「子どもをどう教育するか」ということばかり考えていますが、実際には、「大人がどういう生活をしているのか」ということの方が、子どもの成長には大きな影響を与えているのです。

子どもにとって大人が「あこがれの対象」になっているようなら、子どもは大人が追い立てなくてもちゃんと成長していくのです。

でも、現代社会ではその構図が崩れてしまっています。

自分に自信が無い大人が増えてきています。目標やあこがれを持っていない大人も増えてきています。

当然のことながら、子どもたちはそういう大人に「あこがれ」は感じません。真似をしたいとも思いません。

成長することに対する意味も感じないし、意欲も生まれません。
ですから、放っておいたら娯楽に浸るばかりで「学び」を始めません。

「あこがれの力」は「あこがれる対象」がいなければ発生しないからです。

それで大人達は、子どもたちを競争させることで成長させようと考えるようになりました。

自らがお手本になることを放棄してしまったのです。

でも、競争させることが出来るのは点数や収入などの「量」だけです。

創造力や、想像力や、人間性といった「質」に属するようなものは競争させようがありません。ですから必然的に「価値がないもの」として扱われるようになってきました。

でも、子どもは量を競い合って競争することに興味がありません。その意味も価値も感じません。そういう価値観は子どもの成長には必要がないものだからです。

子どもたちも競い合うことは好きですが(特に男の子達)でもそれは、「遊び」としてであって、相手に勝つことが目的ではありません。「勝ったり負けたり」が楽しいのです。
「鬼ごっこ」のようなものです。

ですから、結果を数値化することもしません。

それで大人達は、「勉強しないと・・・」と言って、子どもたちを脅かすようになりました。

すると子どもは余計にやる気を失います。

本当は勉強は面白いものなのに、学ぶ楽しさを伝えるのではなく、点数による競争ばかりさせられていたらやる気がなくなるのは当然のことです。

子どもたちに学校に行く理由を聞くと「勉強はイヤだけど友達がいるから」と答えます。
「勉強が好き」という子にその理由を聞いても、「勉強が面白いから」ではなく、単に「得意だから」と答える子が多いです。

子どもの問題は、大人の生き方の問題の現れに過ぎないのです。
そのことを無視して、子どもだけを何とかしようとするから調教のような方法を採らざる終えなくなるのです。





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Last updated  2019.06.13 05:34:03
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