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森の声

森の声

2019.10.19
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「死」に意味を持たせるのは「物語」です。

一人の「死」が社会全体に大きな変化をもたらしたり、他の人を救うこともありますが、その出来事がどのように後の世につながっていくのかは、その出来事をどのような物語の中に組み込むことが出来るのかということで変わっていきます。

新しい命を産むと共に死を迎える生き物は少なくありません。
森の生き物たちの死は、大地に還り、新しい命を支える栄養となります。

春、夏と産まれ育った命が、秋に種や卵の中に受け継がれ、また来年の春に目覚めてくることもあります。

「死」は「永遠に続く命の物語」「自然の物語」の中の一過程に過ぎません。

そこには、「悲しみ」はありますが、それ自体は単なる雨が降るのと同じ自然現象であって、不吉なものでも、汚らわしいものでも、隠すべきものでもありません。

それを「汚らわしいもの」や「悲惨なもの」や「命の欠点」として隠そうとすることで、「命の大切さ」や「命の悲しさ」や、そして「自然の本質」が分からなくなってしまうのです。

自分自身の命の大切さも分からなくなります。

でも、現代人は「死は汚れていて、忌み嫌うべきもの」という物語の世界に生きています。

現代人のそのような物語は、また、「失敗を恐れる」「失敗を怖がる」という感性にも表れています。

そこが「死」や「失敗」が「終点」になってしまっているのです。そのため、失敗した時点で思考が停止してしまいます。
そして、その「失敗が意味すること」や「失敗が教えてくれること」を理解しようとしません。

その失敗から学ぼうともしません。

研究の世界でも、経営の世界でも、また何かの活動の世界でも、その世界で成功した人は皆「失敗から学ぶ能力」が高い人です。

潜在的にはその世界における高い才能を持っていたとしても、些細な失敗で挫折してしまうような人がその世界で成功するわけがないのです。

逆に、元々はそれほど高い才能を持っていなくても、失敗から学ぶことを繰り返すことが出来るのなら、才能はあっても諦めが早い人など簡単に追い抜いてしまうのです。

「失敗を恐れず、失敗から学ぶ能力」ほど、人が生きて行く時に必要になるものはないのです。それは仕事においても、勉強においても、子育てにおいても非常に大切な能力です。

でも今、子どもの生活環境の中に、その「失敗を恐れず、失敗から学ぶ能力」を育てる場がないのです。

学校も失敗を許してくれません。ただ評価するだけで失敗から学ぶ能力を育てようともしていません。

昔の子は、自然の中での仲間との遊びの場で、「失敗から学ぶ能力」を育てていましたが、今、そのような遊び環境を持っている子は少数です。

そのことが、生きることを困難にしているのです。

子育てのワークをしていても、「私は上の子の子育てに失敗しました」と平気で言うお母さんがいます。

「上の子は失敗したから、下の子は失敗しないようにしよう」ということで私の講座に来たのです。

でも、「失敗作」としてお母さんから見捨てられた子はどうなるのでしょうか。それに、そのような考え方では、下の子もちゃんと育たないと思います。

「失敗」は「あなたは今のままでいいのですか」という神さまからの問いかけでもあるのです。

自己肯定感が低くて苦しんでいる人も多いですが、その苦しみもまた「あなたは今のままでいいのですか」という問いかけです。

先に進むことが出来る可能性を、自分の未来を否定しているから苦しいのです。


そんな時、ただその失敗や苦しみを否定するだけでは何も解決しないのです。
「そこから何を学ぶことが出来たのか」、それが大事なんです。





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Last updated  2019.10.19 16:36:45
コメント(11) | コメントを書く


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Re:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   ひろっち さん
中学生の息子が私の財布からお金を取り、スマホを購入していました。
1回目は激しく叱り、泥棒だと罵りました。
子どもは泣いて謝り、スマホを私に預けました。

しばらくして、さらに高価なスマホをまた私の財布から取ったお金で購入していました。中古で5千円で買ったと嘘の弁解。あらゆることに嘘をついている事がわかりました。

そこでやっと、嘘を付かせるような、盗みをさせるような親の私が悪いのだと、ようやく気が付きました。成績も急降下していました。

親の押し付ける理想と友達との間の現実の板挟みで苦しみ、ウソや盗みでバランスを取っていたのでしょう。

この失敗から学んで、あの時気が付けてよかったと言えるようになりたいです。

中学生が高価なスマホを持ち、焼肉屋に子ども達だけで行くなど、私には理解不能でしたが、周りがそうならば、柔軟な対応も必要なのかと思い直しています。頃合いが難しいです。 (2019.10.20 17:49:04)

Re[1]:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   森の声 さん
ひろっちさんへ

>中学生が高価なスマホを持ち、焼肉屋に子ども達だけで行くなど、私には理解不能でしたが、周りがそうならば、柔軟な対応も必要なのかと思い直しています。頃合いが難しいです。

難しいですよね。
あまりに純血を求めて、周囲の子と異なった仕付けをしてしまうことで、子どもが不安を感じたり、友達が出来なくなったりすることがありますからね。

それはそれで子どもを苦しめ、問題行動の原因になっていきます。

(2019.10.20 19:03:36)

Re[2]:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   ひろっち さん
休日にもかかわらず、お返事を下さり本当にありがとうございます。

以前このブログで、

スナック菓子やゲームを禁止している家庭のお子さんが

お友達の家でスナック菓子を友達の分までむさぼり食べたり、
ゲーム機を独占して離さず・・・知らぬは親ばかり、のお話しがありましたが、まさに、そのケースだと思いました。

水清ければ魚住まず、ですね。

子どもの問題行動は、親や家庭に必ず原因があるのだと
書籍で読んで頭で分かっていても・・・心底理解するのは失敗してからです(笑) (2019.10.20 19:48:43)

Re:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   フィービー さん
ひろっちさんへ

横から失礼します。

親として子供にスマホを持たせる事に関しては本当に悩みますよね。
うちも6年生の長男に、みんな持ってるのに…と言われ続けますが、「他所は他所、うちはうち。高校生になったらバイトして買いな」なんてはぐらかしています。
私達大人からすると、子供がスマホなんて!って感覚だから言語道断で押し切れると思っていたので、ひろっちさんのコメントを見てビックリしました。

未成年でも購入できる闇ルートみたいなところで購入したんでしょうか?お聞かせ願えるとありがたいです。 (2019.10.20 22:20:50)

Re:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   フィービー さん
ひろっちさんへ

ネットで見たら、ひろっちさんが経験されたことと同じような経験談がありました。格安スマホを購入し、SIMカードとやらで通信できる方法もあるみたいですね。世の中のそういう流れに無知な私も反省して我流ばかりではダメなんだと気づかせていただきました。

ありがとうございます。 (2019.10.21 10:52:59)

Re[1]:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   ひろっち さん
フィービーさんへ

お返事が遅くなってしまい申し訳ありません!

中古携帯ショップで、SIMカード対応のスマホを簡単に購入できたようです。

部活の連絡がラインなので、タブレットは与えていたのですが、
「自分の」スマホを持っていないと友達にバカにされるのだとか。

スマホはsim契約しなくても、親のタブレットなどでアカウントを一つ取ればSNS(インスタなど)のDM機能を使い友達と自分のスマホで連絡が取れるようで不自由ないようです。

失敗した私が申し上げるのは何ですが、
お子さんの様子をよく観察し、話をよく聞いて、
親に相談できる関係づくりが大切だと思いました。
「言っても無駄」と思われると、このような結果に。

ぱったりとスマホ欲しいを言わなくなったので、そのときに
気付くべきでした。 (2019.10.21 11:15:23)

Re:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   フィービー さん
〉お子さんの様子をよく観察し、話をよく聞いて、親に相談できる関係づくりが大切だと思いました。
「言っても無駄」と思われると、このような結果に。

行き着くところは親子間の信頼関係ですね。こと長子に関することは、親にとっても全てが初めてのことばかりですので、だからこそ信頼関係作り肝に銘じていきたいと考えさせられました。ありがとうございます。 (2019.10.21 14:25:08)

Re[1]:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   ひろっち さん
フィービーさんへ

>子供がスマホなんて!って感覚

そう言っていただけて、ああ、私と同じ大人もいるのだなと
本当に救われました。
また再度、我が子との関係を見直すきっかけをいただけて
こちらこそ、ありがとうございました。
(2019.10.21 16:33:01)

Re:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   つばき さん
こんばんは。いつもブログを読ませていただき、視野を広げています。ふと気づくと、自分の考え方や感じかたのくせがあるようです。

年長の娘のことでご相談です。
幼稚園での室内遊びについて…
外遊びではのびのび遊んでいるようですが、室内遊びになるといつも同じ相手と取り合い、ごっこ遊びについてはほぼ誰にも入れてもらえないことが多いようです。以前からごっこ遊びについて、担任からは娘の世界が出来ていて、それの説明が非常に長く相手は理解出来ないので、友達がぬけてしまうと教えていただいてました。最近では、娘の遊びは変だから抜けようと言われてしまったりするようです。

今は、お部屋遊びは嫌い、でも本当は(仲間に)入りたい。でも難しいから先生のお隣に座って話してる、と言っていました。

わかりにくく申し訳ありませんが、何かアドバイスいただけないでしょうか。 (2019.10.28 22:07:38)

Re[1]:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   森の声 さん
つばきさんへ

>今は、お部屋遊びは嫌い、でも本当は(仲間に)入りたい。でも難しいから先生のお隣に座って話してる、と言っていました。

>わかりにくく申し訳ありませんが、何かアドバイスいただけないでしょうか。

それは娘さんの才能です。
否定しないで下さい。

その状態を肯定して、お母さんが話し相手になってあげて下さい。
後は、みんなと外遊びが出来るような場所を見つけてあげて下さい。 (2019.10.29 07:01:52)

Re[10]:「失敗から学ぶと言うこと」(10/19)   つばき さん
森の声さんへ
こんにちは。

返信をありがとうございます。
娘の才能なのだと思ってあげられていませんでした。その通りですね。どうしたら改善するか、否定的にしか考えていませんでした。否定していると気づいていませんでした。
外遊びの機会を沢山つくりたいと思います。

ありがとうございました。
つばき (2019.10.29 10:15:49)


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