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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2024.05.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
最近の子は「考えること」を楽しめないようです。
というか、「考える方法」自体を知らないようです。
ですから、ちょっと考えれば分かるようなことでも平気でスルーしてしまいます。

安易な気持ちで「闇バイト」に手を出してしまう子や、スマホを見ながら歩いたり自転車に乗っている子も同じ状態なのでしょう。ちょっと考えれば分かることなのに、それをしないで事故や事件に遭ってから「自分がやった事の意味」に気付くのです。でもそれでは手遅れなんです。

造形などの場でも、ちょっと見ただけで難しそうだと手を出そうとしません。手を出してもすぐに行き詰まり、自分の頭で考えようとせず、やってみようともせず、〝出来ない〟〝わかんない〟〝先生やって〟などと言い出します。

手順を教えてあげれば出来るのですが、考えようとしないのでその手順を自分で見つけ出すことが出来ないのです。
また、うちの教室では組み立てるだけのキットではなく、素材そのものを与えているので、手順を教えても手順通りには出来ないことも多いです。

竹で水鉄砲を作る場合は、水鉄砲に丁度いい太さ、形、長さの竹を選ぶ所から始めなければなりません。昔の子はみんなそれをやっていたわけです。

でも、おもちゃ屋さんで売っている水鉄砲でしか遊んだことがない子にそんなこと分かりません。それはそれでしょうがないので、ある程度私が選んで与えます。

そして、水鉄砲の仕組み、原理、作る時の注意点を教えます。でも、ほとんどの子がこれだけでは作り始めません。そして、「作り方教えて」と聞いてきます。多くの子が、仕組みや原理ではなく、手順を教えてもらいたがるのです。

今、仕組みや原理には興味がない子が本当に多いのです。自分の頭で考えようとしていないから仕組みや原理には興味がないのでしょう。まただから、自分の頭で考えることが出来ないのです。

それで、「いやだから、今説明したよね。(見本を見せて)こういう仕組みになっているんだから、同じように作ればいいんだよ」と言うのですが、すると見本と同じ長さ、同じ形で作ろうとするのです。

これは子どもだけではありません。お母さん達もまた同じです。多くのお母さんが、子育てやしつけのハウツーばかり聞いてくるのです。

でも、子どもは規格品ではありません。一人一人感覚も、心も、からだも、気質も違います。子どもはみんな「神様の特注品」なんです。

だからこそ、「子どもに合わせた子育て」や「子どもに合わせた教育」が必要になるのです。子育てや教育においてはハウツーやマニュアルは役に立たないのです。
でも、多くのお母さん達がその「役にも立たないハウツーやマニュアル」ばかりを求めています。「大人に合わせた子育て」や「大人に合わせた教育」を子どもに押しつけています。

ただし、「子どもに合わせる」と言っても、子どもをお客さんにしたり、子どもの言いなりになるわけではありません、また、子ども自身もそんなこと求めていません。

「子どもの要求」に合わせるのではなく、子どもの「命の働き」や「成長の状態」に合わせるのです。でもそれをするためには、子どもの「命の働き」や「成長の状態」に意識を向け、その場の状況や子どもの状態に合わせて、自分の感覚で感じ、自分の頭で考える必要があるのです。

具体的には子どもをオモチャやテレビやスマホやゲーム機に任せるようなことをせず、子どもと一緒に、手や、感覚や、からだや、頭を使うようなアナログ的な生活を楽しむようにしていれば、自然と「子どもの命の働きや成長の状態」が見えてくるのです。

などというようなことを言うと、「私は子どもの犠牲になりたくない」などと言う人がいますが、それは逆なんです。
子どもと一緒にそのような生活を楽しむようにしていると、子どもは自分の感覚で感じ、自分の頭で考える能力が育って行くので子育てがどんどん楽に、そして楽しくなっていくのです。そして、子どもはやがて社会に出て自立して生きていくことが出来ます。

でも、子どもをオモチャやテレビやスマホやゲーム機に任せ、ハウツーやマニュアルだけで育てていると子どもは「子どもは自分の感覚で感じ、自分の頭で考える能力」を育てることが出来なくなってしまうためいつまで経っても自立できず、時には色々な問題を起こし、いつまで経っても子どもから自由になることが出来なくなってしまうのです。
そして今、そのような子育てを受けたであろう若者達が増えて来ています。





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Last updated  2024.05.24 08:18:26
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