義祖母三回忌の日に・・・。
2年前、山形に住む私の母方の94歳になるおばあちゃんに会いに行く予定だった2日前、同居していた義祖母が亡くなった。 結局山形のばあちゃんには、会いに行けず今に至っている。敬老の日に毎年葛湯を送っているので、今年もおばさんから電話があった。その時は、食欲もあって元気だと聞いていた。 しかし、10月に入ってから母から「おばさんから電話があって、ゆっくり進行している癌の影響か貧血がひどいし、入院して輸血してもらったんだって。歳も歳だし、様子を見に9日あたりに山形に帰ってくるわ。」と、聞いた。「ばあちゃんによろしく言うといてな。」と母にお願いし、もしも何かあった際は香典の事もお願いしておいた。ばあちゃんも96歳になる。いつどうなってもおかしくはない。 さて、うちでは12日の本日、義祖母の三回忌。朝から、お勤めに出すお茶やら、お菓子と昼ご飯のすまし汁やつきだしの準備。3兄弟は弟夫婦の子供達2人と共に遊んでいる。2年前とは違って男5人少しはおとなしくなり、ゲームを楽しんでいる様子。そのせいか、義妹とお勤めの間、お茶の準備をしつつ話ができるぐらい余裕ができた。 お互い嫁の立場として、色々あるんだよな~。(爆!)旦那さんが知らないところで細かい嫁へのツッコミはどこでも存在するんだろうか?(苦笑) 三回忌は、義父の兄弟など、大人14人なのでお茶出しも楽勝だ。(笑)お通夜から毎週のお勤めのお茶出しの数は倍は軽くあったので気楽~♪昼ご飯を食べて、お供えを解いて持って帰ってもらうお下がりを作って、最後にコーヒーや茶菓子を出して終了。 ちなみにこれは出してないけど、レーズンパンとオニオンチーズパン↓黒い粒はクレイジーペッパー。値引きシールに惹かれて思わず買ってしまった。(笑)粗引きなのがお気に入り。山椒も粗引きが好き。 次の日、皆でお下がりを配りに行って、私だけ残っている所に母から電話が入った。 「ゆうべ、山形のばあちゃん亡くなってん。」 心の準備は出来ていたはずだが すぐに受け入れられない。 あの時、会いに行けなかった事は、仕方がないこと。あれから一周忌、義父の入院などバタバタして、もう1回計画を立てて山形に行く余裕がなかった。 長男がまだ6ヶ月の頃、じいちゃんがだめかもと言われ、会いに行ったのがばあちゃんとの最後になってしまった。 ばあちゃんもその後、長男夫婦、孫夫婦、ひ孫と同居していたので、うちと一緒の状況で過ごしていた。 なので、きっと皆に見守られて逝ったんだろう。母も意識のあるうちに会って話ができたという。 皆に看取って貰ったばあちゃんは幸せな最後を迎えられたんだなと思うと、会いにいけなかったけど、後悔はない。 遠い孫ゆえ、色々心配だったんだろう。よく電話で話した覚えがある。 電話で山形弁で「元気かぁ~。」とゆっくり話すばあちゃんの声が今でも忘れられない。 ばあちゃん、ゴメン。遠い所からそっと見送るね。 ばあちゃんが遠くから、見守ってくれた様に。