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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロール血症の原因となる疾患・・9 ダイエット & 栄養アンバランスなどによる低栄養及び異栄養症・・2 本日の朝日新聞の朝刊(2007年5月28日)に、心筋梗塞や脳卒中 やせ形でもご用心 高血圧や高血糖なら・・・「太った人より高リスク」との記事が載っていました。 厚生労働省研究班(主任研究者・上島弘嗣・滋賀医科大教授)の調査での結果報告です。 我が国での神話的流通性を持って信じられている健康情報の血液検査として、血中総コレステロール値やLDL-コレステロール値があります。 加えて、肥満度の指標・BMIがあります。 BMI=24が一番死亡率低いと言われたりしていますが、ファッションモデルが、そのスタイルを“良く”するために、BMIを18ぐらいに下げた、やせすぎで死者が出たとニュースになりましたので、ご存知と思います。 富山医科薬科大学の教授・浜崎智仁による著書で、一般の人達への解説本「コレステロールは高い方が長生きする」(エール出版社、2003年11月)で、BMIが18.5未満となれば、死亡率の危険が増すとあります。 一方、BMIと冠動脈疾患も含めた総死亡率の危険を国内の代表的な調査で、日本動脈硬化学会が、その診断基準を決めるために重要視するNIPPON DATA80を含む大規模調査でのBMIと総死亡危険率をまとめています。 次のような結果とあります。 茨城県の10万人に及ぶ大規模調査では、BMIが男性は30以上、女性は18.5~29.9で死亡の危険は最低。 福井市の2万人以上を対象とした調査では、BMIが、男性では24~25.9、女性では22~23.9でした。 NIPPON DATA80では、2千5百人程の対象調査で、BMIが、男女共に、24~27.9との結果でした。 また、既に取り上げました、J-LIT研究でも、肥満と冠動脈疾患死と全く関連が見出されなかったとあります。 まとめとして、「BMIが25前後なら、ほとんど問題が無く、体重が低いことの方が死亡数増加にかかわるようだ」とあります。 血中コレステロール低値と同様に、BMIの低値も、死亡率増加となると言うことです。 ダイエットなどによる栄養バランスを崩すと、コレステロール値やBMIの下げ過ぎとなり、命の危険を伴なった“努力”をしていることになります。 加えて、コレステロールとその関連代謝の異常を伴なって、「素肌美」障害ともなっているのです。 これでは、何のためのダイエットと言えるでしょう。 (コレステロールとの関連領域をDr.BEAUT・ソフィーリッチとGoogeブログ に出しています) (ミクシィにも出しています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/29 09:28:29 AM
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