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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロール血症の原因となる疾患・・24 ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 今回は、脂腺、皮脂量に影響を及ぼす因子について、検討します。 皮脂の内で、脂腺由来の脂質が95%を占めており、残りの5%は表皮由来となります。 前回述べましたように、皮脂量は、年齢、性別、及び、皮膚の部位などによって、差が出ます。 それ故に、皮脂の大部分を分泌する脂腺に影響を及ぼす因子が問題となるのです。 一番問題となりますのが、ステロイドホルモンです。 このステロイドホルモンは、全て、コレステロールから合成されるのです。 ステロイドホルモンを合成するために使用されるコレステロール量は、一日およそ50mgとなります。 その内、脂腺に影響を及ぼすのは、まず、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンです。 男性では、性腺由来のテストステロンが重要です。 しかし、40歳以降の男性では、テストステロンの産生は穏やかな減少傾向を示すようになります。 それ故に、皮脂の分泌低下となるのですが、女性ほどホルモンバランス変化は急速でないために、皮脂の分泌量の減衰は穏やかなとなるのです。 女性では、エストロゲンの影響がでます。 そのエストロゲンは、脂腺分泌には抑制的に作用するのです。 以上、年齢、性によって、アンドロゲン、テストステロン、エストロゲンなどのステロイドホルモンの微妙なバランスが脂腺に影響して皮脂量に差が出るようになるのです。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・11・・全身性動脈硬化症・・その1」を取り上げています) (Googleブログでは、「低コレステロール血症が増す疾患・・そう・うつ病・・3」を取り上げています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/21 08:45:10 AM
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