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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロールの原因となる疾患・・28 ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 前回、ビタミンDは、脂溶性ビタミンで、多数の関連する仲間分子の総称名だと、お話しました。 その意味について、考えておきます。 ビタミンDについては、ビタミンD2は植物に、ビタミンD3は、動物に多く含まれるのです。 そして、ビタミンD3は、皮膚で紫外線暴露、肝臓、腎臓での代謝を受けて、その生理的役割を発揮するのです。 つまり、皮膚で合成されるだけではなく、日照、肝機能、腎機能は、ビタミンD3の生理機能に影響するということになります。 多数の関連する仲間の総称を示す脂溶性ビタミンの代表には、既に取り上げましたが、ビタミンA,ビタミンEがあります。 しかも、ビタミンA,Eともども、、植物では、コレステロール合成の代謝過程で合成されるイソプレノイドに属しているのです。 ビタミンAは、βーカロチン、リコピン、クリプトキサンチンなどと果実や野菜に含まれており、サプリメントなどとして注目されています。 また、ビタミンAの仲間は、カロチノイドと総称される仲間分子に属して、600種類以上が知られているのです。 つまり、カテキン類の仲間、ポリフェノールとして知られ、フラボノイドと総称されいる植物成分も、600種類は知られているのですが、同じぐらいの多種類がビタミンAにはあることになります。 どちらの種類も、およそ植物食品には含まれてはいないものは無いと言えるほど、多くの植物食品には含まれているのです。 また、ビタミンEも、トコフェロールとして、アルファー、ベター、ガンマーと多くの種類があるのです。 こうした仲間内の化合物は、それぞれが果たす役割が期待されているのです。 そうした背景に、ビタミンDについても、個々の化合物が持つ生理的役割が注目されることになるのです。 こうした事実からも、一品健康主義に基づく食生活は問題があると判ります。 そして、コレステロール合成の代謝系が、素肌美も含めて、如何に多様な生理活性に関与しているかを示すものです。 次回から、ビタミンDの持つ生理活性に注目してみましょう。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/肥満」を取り上げています) (Googleブログでは、「低コレステロール血症が増す疾患・・自殺・事故死」を取り上げています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/27 10:28:26 AM
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