低コレステロールへの常識を改めよう

 

低コレステロールの原因となる疾患・・２９

ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、
何故に、素肌美障害となるか・・１８・・ビタミンＤ・その４

   ビタミンＤによる骨粗鬆症予防には、皮膚内のコレステロール代謝物のスクアレン(スクワレン）に続く７－デヒドロコレステロールの紫外線に曝されることによって出来るプレビタミンＤ3、ビタミンD3をへて肝臓で作られる非活性型の7－ヒドロカルシフェロール（カルシジオール）の低下が重要なのです。

　つまり、ピンとした背筋を伸ばしてシッカリとした骨格を保つには、コレステロール合成系の代謝物が、皮膚内の前駆物質となって、日光に曝される素肌美が大切なのです。

　皮膚は、適度に、紫外腺のB領域に曝された素肌美が必要なのです。


　骨粗鬆症治療に、近年は、ビスホスホネート製剤や選択的エストロゲン受容体モジュレーター（ＳＥＲＭ）などの薬剤が用いられています。

　脊椎骨折などは、５０%に及ぶ抑制が注目されています。

　そうした薬剤にあっても、ビタミンＤやカルシュウム（Ｃa）が、一緒に用いられていることが多いと思います。

　ビタミンＤの投与が必要な理由としては、ビタミンＤ不足では、前述の骨代謝調節薬は十分な効果発揮とならないからです。

　もう一つの理由は、骨粗鬆症や骨折は、男女いづれにあっても、高齢者に多く、ビタミンＤ不足傾向の人が多いからです。


　次に、ビタミンＤの内、如何なる如何なるビタミンＤを必要とするかです。

　ビタミンDの活性型である1，25ジヒドロキシビタミンD(カルシトリオール）は、ビタミンD摂取量とは関係なく一定に保たれていますが、非活性型のカルシジオールの低下がみられるのです。

　このカルシジオールの低下は、副甲状腺ホルモンの分泌を促進して、破骨細胞の増加を招いてしまうから、大変なのです。

　また、腸管からのCa吸収低下を誘発しますから、骨でのミネラルの全身的な不足を招いてしまいます。

　
　以上より、日光に曝す素肌美は、必要なビタミンDの代謝、合成に不可欠だと理解できます。

　（Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/肥満・・その２」 を取り上げています）

　（Googleブログでは、「低コレステロール血症が増す疾患・・自殺。事故死・その２」 を取り上げています）

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