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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロールの原因となる疾患・・33 ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 ビタミンD活性型のカルシトリオール(1,25-ジヒドロキシビタミンD)の受容体を免疫系細胞が持っていることは、既に、取り上げました。 それ故に、風引きとの関係があるとの注目です。 同じ、免疫系でも、生体内では、免疫グロブリンのような液性の抗体が出来る病原微生物といわれるビールスや細菌による感染症に対する免疫反応が良く知られています。 もう一つ、細胞性免疫と言われるガンや膠原病のような自己免疫性疾患に対する免疫系細胞があります。 その細胞性免疫が関係する病気に対するビタミンDの関与が注目、検討されているのです。 糖尿病でも、I型糖尿病と言う小児が発病するタイプがあります。 一歳児の幼少期から、ビタミンDの摂取によって、I型糖尿病の発症が五分の一に低下するとの報告があります。 自己免疫性の疾患としては、I型糖尿病以外に、慢性関節リュウマチ、潰瘍性大腸炎のような炎症性腸疾患、多発性硬化症などへのビタミンDの効果が注目されているのです。 多発性硬化症の発症予防に、女性を対象とした報告があり、ビタミンD摂取によって、40%の抑制を認めたとのことです。 こうした効果については、更なる検討が必要な段階にあります。 ビタミンDについても、マダマダ、不明なことが多いと判ります。 コレステロール代謝系がビタミンD合成の活性化、皮膚での紫外線B領域によるビタミンDの代謝促進など、コレステロール合成系が、如何に多様な生体内の生理活性に関与しているかが垣間見えたと思います。 こうした事実は、素肌美を考える上でも、日光浴、安易なダイエットや異栄養など、一面的な理解、対応は要注意と言うことです。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/肥満・・その6」を取り上げています) (Googleブログでは、 「低コレステロールが増す疾患・・高齢化と中性脂肪」を取り上げています) (はてなダイアリーでは、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・2』を取り上げています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/04 09:32:50 AM
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