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カテゴリ:低コレステロールの危険
ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 何故に、素肌美障害となるか・・31・・コレステロール代謝と胆汁酸・その1 コレステロール合成について、アセチルーCoAから始まる過程と、その途中で合成される、コエンザイムQ10、ドリコール、スクアレン(スクワレン)、ビタミンD3などについても話題としながら、説明してきました。 次には、コレステロールから合成される重要成分を知っておきましょう。 コレステロールから合成される、一番は胆汁酸で、脂肪分吸収に不可欠の役割を持っています。 人間は、コレステロールを一日必要量に、1~2グラムを必要としています。 その内、食事から摂取するのは、300~500mgに過ぎませんから、大部分を肝臓に依存して、合成する必要があります。 人は、一日の食事から、糖質、脂質、蛋白質を摂取する必要があります。 取り分け、脂質成分は、水溶性といって、水に溶けない成分が大部分を占めています。 つまり、口から摂取した脂質成分は、リパーゼなどの脂肪分解酵素による消化だけでは、腸管から吸収することが出来ないのです。 必須脂肪酸と言われるリノール酸,γーリノレン酸、アラキドン酸、エイコサトリエン酸のみならず、コレステロール、中性脂肪、脂肪酸などの吸収が出来ないのです。 脂質の吸収ルートのシェーマ的な説明とします。 小腸を中心として、脂質は吸収されるのですが、毛細血管床と呼ばれるルートから、カイロミクロン、レムナントとなり、肝臓に運ばれます。 続いて、VLDL,IDLを経て、LDLへと渡されて行きます。 その間に、次第に、運搬役の蛋白成分の占める割合を増していくのです。 そして、LDLーコレステロールを代表として、体の中の必要とする臓器や組織へと運搬して、分配するのです。 以上のような経過の中で、腸管からコレステロールも含めて、吸収されるためには、胆汁酸が必要なのです。 胆汁酸は、石鹸のように、脂分を乳化ミセル状にして、小腸から吸収できるようにするのです。 つまり、脂質成分吸収のためには、胆嚢に蓄えられている胆汁酸が、十二指腸の出口から、必要に応じた分泌が必要、不可欠なのです。 その胆汁酸は、コレステロールから合成されるメジャー成分なのです。 素肌美のためには、コレステロールからの胆汁酸は、その基本成分と言えます。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・コレステロール低下薬は心血管病死亡率を減少しない」を話題としています) (Googleブログでは、「低コレステロール値が発病を増す・・高齢化とコレステロール値、LDL-コレステロール値と心血管病死」が話題) (はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/20 08:29:55 AM
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