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カテゴリ:低コレステロールの危険
ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 何故に、素肌美障害となるか・・33 一日に人が必要とするコレステロールは、1~2gですが、成人の一日代謝量は、800mgぐらいです。 その内、半分以上は、胆汁酸合成に使われています。 それ故に、コレステロールが、如何に、胆汁酸合成にとって、重要に役割を占めているかが判ります。 つまり、胆嚢から分泌されて、脂質吸収に不可欠なのです。 一日に必要な胆汁酸の量は、脂肪分を含む食事摂取量によって影響を受けます。 しかし、その必要とする胆汁酸量は、一度、胆嚢から胆管を通じて、十二指腸に分泌されて、それまでと言う訳ではありません。 生体は、その貴重にして、大量に必要な胆汁酸を、小腸後半の腸管から、再吸収して再利用しているのです。 その再吸収の循環システムを、腸肝循環(enterohepatic circulation)系として持っています。 その再吸収ー循環系は、一日に、20~30グラムに及ぶ胆汁酸を回収していると言われているのです。 その結果として、一日に排泄される胆汁酸量は、ほぼ、一日に合成される量の500ミリグラムか、それ以下に過ぎなくなるのです。 胆汁酸は、脂肪分を溶かす役割を持っていますから、生体内で、胃や腸から破れて穴が開いたりして、漏れたりすると大変なことになります。 胃潰瘍や大腸ファイバーの検査などで、穴があいて、胆汁酸が漏れたりした時、速やかに手術などで、閉じなければ、重篤な腹膜炎を起こすことになります。 また、胃から食道に逆流したりすると、逆流性食道炎といって、胸が焼けるような痛みや刺激を受けることになります。 吐いたりした時に、誤って,誤飲して、気管支や肺に侵入すると、激しい、危険な肺炎となりますから、注意が必要です。 以上、胆汁酸は、脂質の吸収にとっては、重要なのですが,胃腸のように防禦されていない生体内に、予期せず、散った時には,早急な治療が必要と記憶しておいてください。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬療法と心血管死亡率・・その1」です) (Googleブログでは、「低コレステロールが発病を増す・・総コレステロールの基準値」です) (はてな日記では、 『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・11』です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/24 05:13:21 PM
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