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カテゴリ:アメリカでナースを目指す
病院が暇になる時期はたいがい決まっている。
大きなホリデーの前。 感謝祭とか、クリスマス。 メモリアルデー、独立記念日。 その他もろもろ。 患者さんは家に帰って家族と過ごしたいし ドクターもホリデーをとっていて病院にいないし オーダーとかもなくて、仕事は暇になる。 で、休み明けるとこれでもかとばかりに 患者が病院・ERに駆け込んできて たちまち病棟はいっぱいになる。 メモリアルデーが終わって、すんごい忙しかった。 ずーっと病棟はいっぱいで、チャージナースがものすごく 苦労してたここ数週間。 先に近々大きなホリデーがあるわけではないけれど 患者数が週末に減り、週の頭に増えて週末減る そんなレギュラーなパターンにもどりはじめた。 今日は月曜日で、昨日センサスがすごーくさがって センサスは低いままでスタッフいっぱい入れたみたいで 3時半に帰りたい人がいたらかえらせて。と スタッフィングから電話がかかってきた。 チャージのデビーが 「誰か3時半に帰りたい?」 と大きな声で聞いていたけれど、少し待ってから もしだれも帰りたいって言わなかったら帰ろうと思って じっと黙っていた。 誰も帰りたくなかったようなので、帰らせてもらうことにした。 私は妊婦だから、患者のアサインメントもものすごく軽い。 今日の患者さんもものすごい安定して楽な患者さんと すでに昏睡状態に入っていて、あと数時間か1日以内には多分 亡くなるであろう患者さんだった。 いろいろ込み入ったオーダーが入った患者を抱えたナースより 私みたいにシンプルな患者さんを抱えたナースが その患者さんを次のナースに引き継いでシフトの途中で帰るほうが 患者さんの安全のためにもナースのためにもいいということ。 夫はこの夏、司法試験を受けなくてもいい。 もう一生、受けなくてもいい。 試験を受けていたとき 半年ごとにセミナーのコース費やらいろんな諸経費など 5000-6000ドルの出費があり、夫が2ヶ月仕事を休み勉強にはげむ。 もうその暮らしをしなくてもいい。 夏の出費のことを考えなくてもいいから 4時間のお給料が減ることを心配しなくてもいい。 病棟を3時半ちょうどに出て、仕事中の夫に電話をした。 「3時半でキャンセルになった。 あんたが一生懸命、はたらいてくれるから 早退して給料減っても心配ないってすごいうれしい。 ありがとう。怪我せんように仕事がんばってな。」 ナナが生まれても、仕事は続けないといけないんだろうけど せめて週2日ぐらいのシフトでもやっていけるように 夫にはがんばってもらいたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月10日 12時46分39秒
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