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カテゴリ:JR東日本のってたのしい列車
海里の乗車記、本編の最終回は車内販売と新潟までの様子をまとめました。 3号車は売店とフリースペースのある車両で、物販や予約制の弁当を扱っています。旅行商品が取れなかった場合は、加島屋御膳というキングサーモンの味噌漬といくらの醤油漬をメインとしたお弁当という選択肢があります。これは「うけとりっぷ」という専用のスマホアプリから注文し受け取る方式で、受け取り時に現金でのやり取りを省くことができる便利なシステムです。ただし、支払いにクレジットカードが必要ですので、乗る前に前もって用意しておいて下さい。うけとりっぷの使い方については、SATONOの乗車記で詳しく説明します。 3号車には洗面台がデッキ部分にあります。ビュッフェとして使うことを想定しているので、これは重宝します。 物販はオリジナルグッズが満載。おつまみや飲み物が充実しています。スイーツ類も和菓子を中心にバリエーションがあって、これはなかなかいいですよ。 車内販売で買ってきたお土産は村上茶です。村上茶は緑茶の生産地としては最北限のもので、寒暖の差が大きい下越地方の気候を利用して栽培されています。香りのよいあっさり味のお茶でした(^~^)。これは実は健康対策にも。継続しているチョコザップと併せて体脂肪率を14%台後半まで落としていますが、シックスパックを作るのは難しいですねえ・・・(^^;;)。 記念スタンプ台も3号車に。スタンプはもう1つ、別のものが期間限定であり、海里、SLばんえつ物語、越乃Shu*Kuraに乗って全部押すとノベルティがもらえますが、10月に全部乗るのは厳しいなあ~。 撮影用の乗車記念ボード。これは観光列車ではお馴染みのツールですね。 乗車時にはロゴ入りのシールがもらえます。裏面はアンケートになっていて、このアンケートを基にサービスのアップデートを行っている模様です。 村上を過ぎると越後平野を車両の最高速度いっぱいの100km/hで疾走。性能的には110km/h出せる感じもしますが、高速性能については過渡期の技術のためあまり出せないのが難点・・・。ちなみにいなほは120km/hで走ります。途中、村上に着く前にデッドセクションを通過しますが、電車ではないので照明はそのまま点灯したままです。かつてのきらきらうえつの場合は、デッドセクションで直流⇔交流の切り替えがあり、照明が一旦消えていました。 新発田からは白新線に入ります。新潟の近郊区間の路線で、電車の本数も多くなります。乗車時間もあと30分ほどに。 新潟市内に入りましたが、郊外はコシヒカリの田んぼがどこまでも続く田園風景です。 複線区間に入り、阿賀野川を渡ると新潟の中心部が見えてきます。終点まであと少し。 到着前には新幹線の車庫や新潟車両センター(旧上沼垂運転所)を一望できます。 酒田からおよそ3時間35分。終点の新潟に到着です。先代のきらきらうえつの時代と比べると、速達性よりもむしろ観光にシフトしたダイヤとなり、のんびりできる列車となりました。 【まとめ】 海里は乗ってみたら結構、食が充実しています。アル・ケッチアーノのイタリアン、十分に楽しめましたのでカップルや夫婦での乗車はおススメです。 往路の料理は当初、百年料亭の行形亭(いきなりや)、鍋茶屋、古町の老舗、一〆(いちじめ)が担当していたのですが、現在は鍋茶屋と一〆、これに行形亭と入れ替わって同じ老舗料亭の大橋屋、イタリアンのTsubamesanjo Bit、年末年始のスイーツを手掛けるスズベルの5つのお店で受け持つ形になりました。従って、受け持つお店と時期によって値段の変動がありますので、乗る前に一度、料理とその内容を含めホームページで確認をしておきましょう。復路は年末年始以外はアル・ケッチアーノの提供です。年末年始は往路と同じスズベルのスイーツセットになります。 また、冬期に乗る場合は、大雪や悪天候で運休になることがたまにありますので、天候ともにらめっこしながら計画を立てていきましょう。その他、8月に行われる長岡の花火大会と絡めるときには、特に入念な下ごしらえが必要です。観覧券の倍率は相当に高い他、花火の終了後は首都圏のラッシュ並みに混雑が激しくなりますので、列車の予約の前に花火の目途を立てておく方が賢明です。 その他、座席車と個室は、指定券を取れば18きっぷでも乗れますので、秋田へのアクセスにも低予算で使えます。酒田~秋田間は各駅停車で2時間弱(ダイヤによっては2時間を超える列車もあり)ですので、夏季に乗れば酒田で乗り継いで秋田の竿灯まつりや大曲の花火にそのまま行くことが可能です。いなほを補完する列車であり、地元の方も一定数乗られるので、乗車率については比較的高い列車であることが伺えます。時期によっては指定券が早い段階で売り切れることがありますので、早めの計画を立てて乗りましょう。 番外編も勿論あります。水曜日にアップの番外編は、鶴岡の立ち寄りスポットです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.07 22:23:57
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