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2011.01.13
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カテゴリ:PC:CPU
 さて、少し日が開いてしまいましたが、引き続きSandyBridgeの検証をしてみます。
今回は主に消費電力(下方向)について。

構成を再掲しておきます。

構成
CPU Core i7 2600
CPUクーラー その辺に転がってたLGA1156用リテール
マザー GA-H67A-UD3H
メモリ DDR3 1333 2GBx2(Crucial-Micron)
SSD Intel X25-M 120GB
DVD AD-7240S
電源 EPG500AWT
OS Windows7 Pro 64bit

んで、電圧絡みのBIOSの設定ですが
CIMG3330s
・CPU Vcore 定格1.2V(TB有効時)、1.175V(TB無効時)
           設定範囲0.75V~1.795V または定格から -0.2V~+1.2V

・QPI/Vtt Voltage  定格1.05V 設定範囲0.84V~1.7V
・Graphics Core   定格1.01V
              設定範囲0.85V~1.705V または定格から -0.2V~+0.48V

・PCH Core     定格1.05V  設定範囲0.84~1.94V
・CPU PLL      定格1.8V  設定範囲1.52V~2.58V
DRAM Voltage   定格1.5V  設定範囲1.0V~2.58V
・DRAM Termination 定格0.75V 設定範囲0.46V~1.4V
・Ch-A DATA VPef、Ch-B DATA VPef、Ch-A Adress Vpef、Ch-B Adress Vpef
   いずれも 定格0.75V 設定範囲0.54V~1.4V


・・・まあ、設定項目&設定範囲は幅広いものの、使わないものも数多くあります。
Ch-A DATAうんちゃらとか何のことだか分かりませんし。
主にはVcoreとかDRAMとかそのへんをいじくることになるかと思いますが。

あとは電圧とは関係ないのですが、CPUの各種設定など
SANY0002s
Turbo BoostのOn、OffやC1EやEIST等各種設定が出来ます。

とりあえず、前回も掲載しましたが、特に何も設定を行っていない場合のマシン全体の消費電力ですが、

Core i7 2600+GA-H67A-UD3H マシン全体の消費電力 設定:全てデフォルト

アイドル時    30W (1.6GHz)
BOINC(WCG)  100W (3.5GHz)
Prime95     118W (3.5GHz)

まあ、コレだけでも十分驚愕の値なのですが・・・ココから電圧等を下げて消費電力の変化を調べます。

その1.EIST、C1E、TurboBoost:Off
コレでいついかなる時もクロックは定格3.4GHzで動きます。

アイドル時    30W
BOINC(WCG)   92W
Prime95     111W

負荷時の消費電力が減っていますが、単にTurboBoostを切った事により最大クロックが3.4GHzになったため。
アイドル時の消費電力は変わらず、一応アイドル時も3.4GHzと表示はされていますがね。

その2、各種電圧Auto→Normal
GIGABYTEのマザーといえば電圧設定:Autoですと何もせずとも気前よく電圧モリモリにしてくれるという、安定しますが消費電力喰いまくりといういいのか悪いのか分からない挙動が特徴でした。
というわけで、電圧を全てNormalにしてみます。

アイドル時    30W
BOINC(WCG)   92W
Prime95     111W

予想に反して、消費電力は全く変わらず。
モリモリは止めたんですかね?

 

まあ、ココまでは、いわゆる定格での使用のようなもんで、次から各種電圧を下げてることにします。

その3、CPU Vcore下げ
何はともあれ、電圧下げといったらCPU Vcoreですので、定格クロック3.4GHz時にどこまで下げれるかを大雑把に調べてみます。

Vcore 
0.95V  BIOS:OK Windows起動せず
0.975V Windows起動OK Primeエラー
0.99V  PrimeOK(・・・ってもとりあえず2時間くらいですが)

というわけで、きり良く1.000Vくらいにしてみましょう。

Core i7 2600 3.4GHz Vcore:1.175V→1.00V 他電圧Normal
アイドル時    30W
BOINC(WCG)   72W
Prime95     86W

結構下がりましたね。とりあえず、コレを基準にいろいろ下げて比較検討します。

4-1.QPI/Vtt Voltage下げ

その3.の状態からQPI/Vtt Voltageを1.05V→0.94Vに下げてみます。
このときの消費電力
アイドル時    29W(-1)
BOINC(WCG)   71W(-1)
Prime95     85W(-1)
※カッコ内は3.の状態からどれくらい下がったか?以下同じ

まあ、下がったといえば下がった・・・のか、誤差の範囲なのか。
下げたところで問題ないのか?そもそも下げていいものなのかもよく分かりませんから、どーしてもというのであれば下げてもいいんじゃないでしょうか?くらいにとどめておいた方がいいかも。

4-2.DRAM Voltage下げ(1)

その3.の状態からDRAM Voltageを1.5V→1.3Vに下げてみます。
アイドル時    29W(-1)
BOINC(WCG)   71W(-1)
Prime95     83W(-3)

メモリに負荷がかかるPrimeでは若干下がったように見えます。
思ったよりは下がらないですね。

4-3.DRAM Voltage下げ(2)

今までの経験上、BOINC(WCG)ではメモリクロックはポイントにあまり影響しません。
ということで、メモリクロックを最低の800MHzにし、電圧も若干下げ1.26Vにしてみます。

アイドル時    29W(-1)
BOINC(WCG)   69W(-3)
Prime95     77W(-9)

まあ、先ほどよりは大幅に下がりました・・・が、BOINCだけしかやらせないのならともかく、他の作業もするとなると結構メモリクロックダウンというのは影響ありそうなところですので誰得な設定ではありますが・・・

4-4.各デバイスOff
その3.の状態からIEEE1394、オーディオ、USB3.0をBIOSでDisableにしてみます。

アイドル時    29W(-1)
BOINC(WCG)   71W(-1)
Prime95     86W(-1)

1W下がったかな・・・くらい。まあ、使わないのであればDisableにしといてもいいでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・

というわけで、Vcore下げ以外の項目が思いのほか効き目がなかったのがちょっと残念。
大雑把にまとめると、BOINC実行時には
DRAM下げで約1W
QPI下げで約1W
デバイスOffで約1W
といったところ。


で、実戦配備に向けて設定

CPU Core i7 2600
VCore:1.00V
QPI/Vtt:0.94V
DRAM:1.3V
CPUクーラー その辺に転がってたLGA1156用リテール
マザー GA-H67A-UD3H
メモリ DDR3 1333 2GBx2(Crucial-Micron)
SSD Intel X25-M 120GB
DVD なし
電源 EPG500AWT
OS Windows7 Pro 64bit
USB3.0、IEEE1394、オーディオ:Disable

光学ドライブは不要なので撤去

このとき
アイドル時    28W
BOINC(WCG)  69W
Prime95     80W

で、EPG500AWTは80PlusGOLD電源とはいえ低消費電力域はちょっと苦手な分野。
ということでこの領域が得意な絢風300に電源を付け替えると

アイドル時    22W
BOINC(WCG)  65W
Prime95     76W 

となります。
・・・WCG時に3.4GHzで120W切れたらいいなぁとかいってたのがバカみたいだ。
まあ、ケースに収めた場合、ココに排気ファンが1つないしは2つ付くでしょうから数W消費電力は上がるとしたって70W未満。
コレホントに3.4GHzで動いてるんだろうな?というか、3.4GHzで動いていたとしてもクロックあたりの処理能力が著しく低いんじゃないのか?とか、いろいろ疑いたくなるような値ではありますが・・・

・・・牛丼の並盛でたとえると、A社は280円、B社は270円、じゃあうちは・・・と必死に10円単位での攻防をしているところに
1杯100円で売る店が出てきてしまったようなもの

LynnfiledとPhenomじゃ到底太刀打ちできませんて。


さて、ココまでは比較的よいことを列挙しました。
残念ながらココからは悪い話、つまりはちょっとした不具合の話です。

文字数制限に引っかかってしまうので一旦終了。
不具合の話はまた次回に。





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最終更新日  2011.01.14 20:42:05
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