さて、BIOSTARのB350ET2
前回までで一通り動かしてみましたが、
・現状、AM4マザー最安値のローエンドマザー
・メモリは2本だけ、M.2.スロットなし
・B350マザーなので、オーバークロックは「一応」できる。
・動作にこれといって問題はない
といったところ。
とりあえず、Ryzen乗っけて動かすだけであればいいかもしれませんね。
あと気になるところは消費電力というところなので、ちょっと調べてみることにします。
構成
CPU:AMD Ryzen 1700 3.0GHz
マザー:BIOSTAR B350ET2
メモリ:DDR4 2133 8GB×2枚
ビデオカード:RADEON R5 230
SSD:Plextor M5S 256GB
無線LAN:WLI-UC-GN
排気ファン:12cm×1
CPUファン:リテール
電源:玄人志向 KRPW-TI500W/94+
OS:Windows10 Pro
その他:無線キーボードとマウスのレシーバー1つ
この構成で、消費電力を調べますが…その前に2つ
・ファンについて
設定前のデフォルトの状態ですと、ファンの類が結構な速度で回ります。
ので、ファーっとかなりうるさいです。
一応BIOS上でファンコンの設定(「Quite」か「Manual」で個別設定)をすれば落ち着くのですが、ファンの制御があんまりうまくいってない感じです。
・BIOSバージョンについて
前回の通り、2回ほどBIOSの更新を行っています。
・B35BS210
・B35BS303
・B35BS309(β版)
各々の状態で測った結果を載せておきます。
1. 設定デフォルトの場合
消費電力(設定デフォルト)
BIOS Ver. B35BS210 B35BS303 B35BS309
アイドル時 39W 35W 38W (1.55GHz)
Prime95 110W 111W 111W (3.2GHz)
BOINC 110W 112W 112W (3.2GHz)
2.負荷時3GHz固定の場合
消費電力(クロック3GHz その他デフォルト)
BIOS Ver. B35BS210 B35BS303 B35BS309
アイドル時 39W 35W 38W
Prime95 98W 101W 101W
BOINC 95W 95W 97W
BIOSバージョンの違いにより微妙に差が出ますね。
特にアイドル時ですが、B35BS303だけが他より3~4W低いです。アイドル時で3~4W差は結構大きいです。
…なんでB35BS309で元に戻ってるんですかね?
あとですが、思いのほかアイドル時の消費電力が高いですね。
最初に買ったASUSのマザーとだいたい同じくらいです。
結構シンプルな構成ですからもっと低くなると思ってたのですが、何か設定を詰めれば変わるのかなぁと思いつつ、まあ、基本アイドル時が存在しないBOINC機用として使われることを考えるとアイドル時よりも負荷時が重要なわけで…ようするに詳しく調べる時間と手間がねぇ、ってことで。
ホントにスイマセン。
次に、負荷時の消費電力低減を目指していきますが、やること自体はASUSマザーのときと同様ですので、簡略化してご紹介。
・コア電圧下げ
前回の通り、BIOS上では今のところ1.05Vまでしか下げられないようですので、RyzenMasterを使って電圧を下げます。
調整の結果には、3GHz固定のときで(設定上)0.88750Vとしました。
・デバイスoff
LANとLEDをoffとしました。
・メモリ1枚抜き、1333駆動
メモリクロックの設定はBIOS上から比較的簡単に行えました。
・ビデオカード引っこ抜き
こちらはBIOS上では特に設定をすることもなく単純に引っこ抜いてリモートデスクトップ起動が可能でした。
ということで
消費電力(3GHz、いろいろ逸般的なことやった結果)
BIOS Ver. B35BS309
アイドル時 26W
Prime95 55W
BOINC 68W
結構下がりましたが結果としましてはASUSのマザーと大差ないですね。
もう少し下がるかと思ってたんですが。
BIOSの更新で電圧やクロックの設定がもう少ししやすくなってくれるといいですね。
ついでに消費電力も下がってくれるとなお嬉しいんですが。