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長押 綴

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2014.02.09
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カテゴリ:🔗少プリ
3月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
眩暈になりそうなほど激しい桜吹雪
想い人は桜の下佇んでいた

「本当は 名が嫌いなんです」伏を撫でながら
君はそっとそうつぶやいた
あぁ、また同じなのか
追い込んでしまったのは赤に塗れた俺のこの手

バッと通った名刀が下衆の血を吸って鳴き叫ぶ
血飛沫の色、桜の香りと混ざり合ってむせ返った
嘘みたいな花影が「嘘ではない」と嗤っている
春の桜色、かき回すような風の音に全て眩んだ






目を覚ました早朝の鐘が鳴り響くベッドで
今は何時?
3月14日の午前6時過ぎ位を指す
やけに煩い風の声覚えていた

だがな、少し不安なんだ。
同じベッドでよく見る過去を語り出した
「もう僕は限界だ」人々の隙間
目の前の直はじっとそこを見詰め口を歪めていた

すっとかざした拳銃が君の手の中で震えてる
劈く罵声と直の声の音が人々の隙間で空廻り
ワザとらしい煉獄が「夢じゃないよ」って嗤ってる
眩む視界に君の横顔、笑っているような気がした








何度念仏唱えても地獄が嗤って奪い去る。
繰り返す三年前。もうとっくに気が付いていたろう。
救いのない話なら結末はきっと1つだけ。
繰り返した春の日の向こう。

バッと押しのけ飛び込んだ、瞬間下郎に振り下ろす
血飛沫の色、君の瞳と固まる体に歯を食いしばり
文句ありげな煉獄に「俺も逝くぞ」と唱えたら
空の見えない地の下のこと。 そんな何かがここで終わった。

目を見開いた3月14日の腕の中
少年はただ
「まだ駄目じゃない」と一人
少年を抱きかかえてた









ペア戦





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最終更新日  2014.07.03 22:38:00
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