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カテゴリ:🔗少プリ
(9章序) 塗る、紅く 華やか とび来る視線 の 醜さ (まだ)殺さない 午前二時 全てが 執着に堕ちる 血塗れの小刀が 焼けつくような胸元へ 全てがそう嘘なら 本当に よかったのにね 君の胸を貫く夢を見た 闇の溢れる昼下がり 君の細い唇が笑うのを 泣き出しそうな眼で見ていた 煉獄の釜にさ 飛び込んでみたい と思う 真っ紅な 光 包まれて奇麗 煉獄の釜にさ 飛び込んでみたら そしたら すべてが許されるような気がして (9章中) 蛇穴の向こう側 せわしなげに通ってくる音 薄く開いた戸が 暗がりに人影を落とす (8章序) 拡散する夕暮れ 泣き腫らしたような陽の赤 融けるように少しずつ 少しずつ死んでゆけばいい(貢が) (8章中・9章序) (貢)君の昔話を語った 戸惑いに揺れる瞳 乾いて切れた唇から 零れる言葉は泡のよう あの溶鉱炉にさ 道連れにする と思う 真っ直ぐな 瞳 照らされて綺麗 あの溶鉱炉にさ 飛び込んでみたら また昔みたいに 笑えるような そんな気がして 時計の秒針や 真夜中の乞う声 そこにいるけど 見えない誰かの 呻き声 飽和して反響する マイリナサイシズル 耳鳴りが消えない 止まない コロシナサイシズル 耳鳴りが消えない 止まない 姉さん以外消えてく夢を見た 暗い因縁の籠の扉開いて 手に手をとりあって 幸せに 息ができなくなる (あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!) あの溶鉱炉にさ 堕ちていく途中 想う 今度こそ姉さんに 会いにいけるんだ 僕のいない現世は 姉さんのいる彼岸は 今よりずっと 素晴らしくて 全ての因縁が燃え尽きた きっと そんな世界だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.07.03 22:36:04
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