Laub🍃

アイドルパロ設定→ｖ
本編ネタ注意




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




今日は初の握手会。
売り出して間もない俺達だが、メンバーがそれぞれ違う所から客を集めてるおかげか
結構な賑わいが会場を埋めている。そんな中、一際響く１つの明るい声。



「ありがとーｖ」

隣のブースからはサービス満載の声が飛んでくる。
リョウの可愛さを前面に押し出した声、完璧な笑顔、振る舞い。正にアイドル、接客業の鏡。

・・・ただその直後にリョウが手を拭いているのを見ると、なんとも言えねえ気持ちになる。




「・・・なぁ。なんでお前、握手した後手ー拭くんだよ？」

昼休み、休憩から戻るリョウと一緒になる。丁度いいと疑問を切り出す。
因みに俺の手はレイジがずっと独占してた。うぜえ。・・・嬉しくないわけじゃねーけど。

「ウブだなー、ロンロンは。」
「ロンロン言うな」

新人には分かんねえ暗黙のルールとかでもあんのか？
とでも思っているとリョウが続ける。

「だってさ、何握ってるかナニ握ってるか分かんないでしょ？」

パイナップルジュース噴いた。

「下品だなオイ！」
「だって事実だもん。あからさまそんな感じの人も居るし、次のお客さんにも悪いじゃない。」
「な、なるほど・・・」

リョウの目付きが変わり、商売人モードの顔になる。
・・・こいつのこういう所はすげえな本当。それ以外はアレだけど。
俺も・・・気を付けた方がいいのか？

「まぁロンにはレイジが居るからその心配はないかもだけどねー」
「・・・・・・・・・」

一番レイジが色々と危ない気がするが、・・・大丈夫だろう。多分。多分。


「それに素手でサービスしてあげてる分アイツよりはマシでしょ」
「・・・おう」

目線の先には鍵屋崎。
塩対応どころか目ん玉に塩を突っ込む勢いの鍵屋崎。
その手には手袋着用、机の下には使い捨て手袋の山。徹底的すぎんだろ。

「またの来場をお待ちしています」

どこのロボットだ、いや多分ロボットの方がぬくもりのある声をしていそうなほど冷たい声の鍵屋崎。どう見ても警戒モードだ。
それでも来てる客には恐れ入る。




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・報酬の内かなりを手袋に費やしそうな直ちゃん

・敬語・事務対応でないと素で「二度と来るなこの低能が」か「手を３０回洗ってから出直してこい」
　と言ってしまいそうなので対優モード直ちゃん


レ「安田さん俺反対なんだけど」
安「ファンだけではない、スポンサーからも根強い反発がある。握手会停止は不可能だ」
直「・・・・・・」

・板挟み安田さん(睡眠薬常備)

・直ちゃんの１人目は安心安定のイエロー。
　直ちゃんの手を思う存分もみしだきそして(略)安心安定のお箸無双

・パイナップルジュースは道了さんがいつのまにか置いていつのまにか帰っていた。
　何入ってるかナニ入ってるか分からないのに警戒心０で飲むロンロン。(今回は入ってない)