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長押 綴

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2018.02.21
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カテゴリ:◎2次裏漫
お互いに尻をたたき合える仲だと思ってた女が腑抜けてしまったのは今からちょうど半年くらい前のこと。

弟を亡くしたからと意気消沈してる奴はいくら揶揄っても遊んでも押し倒しても全く反応せず、つまらなかった。
奴の一番の価値はそのご自慢の頭脳でも肉体でもなく、電光石火、烈火のようなその反応なのに。
仕方がないから反応を見られるまで続けた俺は悪くない。

人形みたいに揺すぶられていた奴は最後に一度だけぽろりと泣いたが、その後は全くもってふっつーに生活してやがった。

友達にそれを訴えるでもなく、俺から距離を取るでもなく。

だから俺はムキになって関係を続けた。
奴は一度も俺の目を見なかった。

そうして孕んだ子供は俺の子じゃなかった。

どうやら俺と同じようにムキになった馬鹿が居たらしい。
そいつはどいつだと問いただしたが、奴は奴にそっくりな子供を抱えたまままただんまり。

そうかよと踵を返すと、奴は一言だけ「ありがとう」と言った。

意味が分からないから、今度は俺が奴を無視してやった。





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最終更新日  2019.02.28 23:11:45
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