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カテゴリ:認知症 介護
テーブルの上に、おいしそうな煮物と豆腐とお肉の炒め物。
これ、ヘルパーさんが作ってん。 捨てよ思てんねん。 とまたまたこんなことを言うかあさん。 もう、ヘルパーさん断ろ思てんねん。 とも。 なんですと!? 夫も私も怒りが爆発した。 それでどうするねん! ご飯食べないと生きていかれへんで! 自分でご飯作ると言うかあさん。 なら、そうしたら! ヘルパーさん、全員やめてもらったらいいやん! すきにすれば! でも、買い物行ってもらわな困るねん。 と、かあさん。 勝手なこと言うな。 買い物も自分で行けよ。 まったく。 人の世話にならないと生きていけないの、なんでわからない? 夫も私も口々に怒鳴った。 耳の遠いかあさん、多分全然聞こえていない。 でも私たちが怒ってるのは、わかった模様。 いつも夫が怒ると、 なんや、偉そうに。 何もしてくれへんくせに。 と、かん高い声で言い返すかあさんだけど、私も一緒にカンカンに怒ってるさまには、ちょっと引いてしまったよう。 テレビの前に退散した。 まったく! かあさんのために色々考えて作ってくれたお料理、なんで簡単に捨てられる? なんて冷たい人なの? それに、かあさんの年代、食べ物を粗末にはしないと思ったけどな。 お料理作れるですって!? 今のかあさんが作ったなら、とんでもない物ができるに決まってる。 焦げてるか、味がおかしいか。 しかも不潔。 だって、かあさん、トースターのパンでさえ焦がすし、味覚は麻痺してるし、きったない雑巾みたいな布巾で皿拭こうとするし。 かあさん、白髪のヘルパーさんを腰の曲がったばあさんと言い、その人が作ったお料理を気持ちわる! って言ってたね。 それ、かあさん自身に対して言ってるようなもの。 かあさんが嫌う白髪の腰の曲がったばあさんって、かあさん、あなたそのものでしょ。 そんな自分自身を見つめることも受け入れることもできず、髪を染め、化粧して取り繕い、人を見下す嫌な冷たい人間になっちゃってる。 認知症のせいじゃないの、私たちは知ってる。 だって私たちは、ずっと前からかあさんを知ってるんだから。 お料理作れると言うなら作ればいい。 でも、かあさんのお料理見たら、私言っちゃうよ。 かあさんが言った言葉そのままお返しする。 白髪の腰の曲がったおばあさんが作ったんやで。 気持ちわる! かあさんのきらいなヘルパーさん にほんブログ村 認知症ブログがたくさん! 人気ブログランキングへ 認知症ランキング おばあちゃん日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.10.18 09:44:58
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